今日29日、安倍首相直属の教育再生会議で、「いじめに関する緊急提言」がまとめられた。緊急というだけあって、対症療法であることは否めないが、もっと根本的なところに「いじめ」の因子のある事を追及して、現代社会の子供達を守り救いの道を開かなければならない。
多くの専門家を動員して「いじめ」について、深く掘り下げ徹底解明し、現代の社会病理として位置づけ対応すべきと思う。
社会学、児童心理学ほか、その筋の専門の先生方の学際的な連携により、学校や家庭、保護者だけの問題以外にも、因果関係のあることを究明され、こたびの緊急提言にもあるとおり、「いじめ問題」を一過性の対応で終わらせてはならない。
このまま行けば、日本発の国際語「IJIME]になりかねない。
思うに、浅薄な知識しか持ち合わせない素人の考えだが、現代の子供にかかる過重なストレスによるものではないか。
そのもとは、少子化であろう。
かっては6人から8人の兄弟姉妹が共に育って大きくなった。
ストレスも分散され、外敵(ガキ大将)にも兄弟力合わせて対応し、親の圧力も撥ね退けるほど丈夫(?)な子供達はストレスもその場で発散じめじめ持ち越すことはなかったのではと思う。
ところがいまは、少子化で家庭の中には一人か二人、親の愛を一身に受けてとは、表向き。
実はかまい過ぎ、あれこれ口うるさく勉強だ塾だ、お受験だ、おまけに習い事。子供本来の、伸び伸びと育つ時間や、空間はどこにもない。スポーツとて一流選手めざしての英才教育。
全体重が、ハイヒールのかがとにかかるように、一人の子供にかかるストレスは相当なもの。
この絶大なストレスの吐け口は、「いじめ」に集中してもおかしくない。
これは、自民党議員へ復党された政治家のストレスの比ではあるまい。
今日の自由研究のお題
<厚顔と紅顔の違いを辞書で調べてみよう。>