駅まで通う15分ほどの農道を、勝手に「哲学の道」と称して粋がっておりましたが、このほど「いつもの道」と言い改めることに致しました。
梨畑が続く中を縫って森や林の自然いっぱいの道ですが昨年、 道の中ほどに資材置き場が出来ました。
今年になって、野武士のように毎年咲いていた桜の樹七本が、3月末開花を前に伐り倒されました。
すっかり蕾をもって、すぐにも咲きそうな桜の樹が無残にも根元からチェンソーで伐られ、枝ごと丸太になって転がっていました。
もう、この道は「哲学の道」に擬える風情は無くなり、ただの抜け道となり果てました。
大きな開発から見れば、針の先のような小さなものでしょうが、このような無情な開発は全国各地で進み、日本の自然が蝕まれ地球温暖化が忍び寄り、結果として大きな自然災害が増えてゆくことにつながっているのでしょう。