朝のうちに、前庭の草をぬいてさっぱりした。
無心になって端から丁寧に草を取る。
やってるうちに、ふと、はるか遠い夏を感じて、思い出と言うほど確かなものではない。
吹き抜けるほんの僅かな風のせいかも知れない。
夏は年の数だけ過ごしてきたので、何時頃の夏なんだろう。
遠い夏の匂いなんだ。
朝のうちに、前庭の草をぬいてさっぱりした。
無心になって端から丁寧に草を取る。
やってるうちに、ふと、はるか遠い夏を感じて、思い出と言うほど確かなものではない。
吹き抜けるほんの僅かな風のせいかも知れない。
夏は年の数だけ過ごしてきたので、何時頃の夏なんだろう。
遠い夏の匂いなんだ。