『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

MIST

2007年11月03日 03時49分23秒 | 歌と私と私の祭り
行って参りました~っ!さださんのコンサート

例によってⅠと一緒に。
フェスティバルホールで一緒に聴くのは予定では取りあえずこれが最後かな
彼が16歳の時からだからもう8年。
何があっても、これだけは欠かさなかったなぁ・・・と、ちょいとしんみり。

うわっはっはっさださん、いつにも増して声の伸びがスゲッ!!
地声の迫力もファルセットの響きも素敵でありました。
いつも思うのだけれど、アルバムで聴く氏の歌声はメロディラインのせいもあるけれど
どことなく儚げで優しいイメージの方が強い様な気がするでしょう?
特に物まねされると、瀕死の状態と言うか何と言うか・・・
けどねぇ、生の声はかなり迫力がございますんですよ。
優しい声よりも、唸りと叫びの中間色のその声の方が私は好きかもしれない。

しかし、何と言う選曲・・・。

歌は世につれ、世は歌につれ・・・って名文句があったけど、
誰にでも、その時代時代に寄り添って来た「歌」は数々あると思うのですがね、
その中でも特に思い入れの強い「歌」はあるでしょう?そうでしょう?

予期せぬのに、その「歌」を生で聴いてしまったらどうします?
私はその場で時の旅人に変化いたします。・・・ヤバイって・・・
さださんのコンサートでは、時に過去へ弾き飛ばされる経験をさせられるのですよ。
もう何年前になるだろう・・・?
アンコール曲で「掌」を歌われちゃって、私はコンサート終わってからも
しばらく立ち上がれなくってねぇ
Ⅰは大学に入ったばかりだったかなぁ。
息子と一緒だという事をあれ程恨めしく思った事はなかったかもしれない。

と言う話はさておき・・・
つい一週間ほど前「五里霧中」というタイトルでエントリーしかけて止めたのだけど
(あはは・・・書きかけでUPしないままの記事いくつかあるのです)

昨夜のMCに同じ言葉が出てきてっちょっと嬉しいびっくり
そっか、新しいアルバムのタイトル「MIST」だものね。
今歩いているこの道の先にあるものが見えない不安。
おびえて振り返った時に歩んで来た道さえ見えない更なる不安。
みんな同じなのかしらね・・・。
その道は生きている人達そぞれの数だけあるのだろうけど、
誰しもお日様の下を歩いているなんて事は有りえないのよね。

しかしまぁ、霧の中では目に見えない不安も大きいけれど、
実態はさほど美しくない物も美しく魅せてしまう魔空間でもある訳だから
霧の中にいる事はさほど悪い事ではないのかもしれないなぁ。
その中で「本当」を見つけられるって事が幸せなのかしらね。

・・・なんて事を思い巡らせてしまいました。
あぁ、昨夜のコンサートはⅡに聴かせてやりたかったなぁ。(彼は時間的に無理だった)

余談でありますが、会場を出る時に、さださんのお父上らしき方が目の前を横切られてね。
とても仕立ての良いスーツを着て、大腿骨を折られたとかで杖をついておられたけれど
後ろにおられたのは母上かしら?(係りの若者が前後でサポートしてたからそうかな?)
50歳を過ぎた息子を夫婦で見守れると言うのは素敵だわぁ
こんな形で親孝行出来るさださん、いいなぁ



ところで、私は一昨日からくしゃみと咳が止まらず、頭痛まで・・・。
「あかんやん!あかんやん!!」と風邪薬と咳止めを飲んでのど飴片手で根性で出向き、
コンサートの間は大丈夫だったのだけど(あの場で咳き込む事だけは避けたいもの)

しか~し、しか~し・・・
風邪薬って眠くなるんだっけ!?

んまぁ睡魔がただ事ではなく、帰り道、地下鉄乗ってる最中もガクッと膝は折れそうだし
「さださん、ええ具合に頑固じじいになりつつあるなぁ。」というⅠの会話が遠くで聴こえ・・・。
「頑固じじい予備軍は家に帰れば目の前におるやん。」と言いかけながら
そのままぐらりと倒れそうで・・・それこそ本気で「あかんやん!!」

しかしながら、今は咳が残っているだけで頭痛も取れ、
今朝もはよから、ちゃんと姪っ子に元気で「行って来いよ~!!」と叫び

心の風邪薬、しっかりいただきました~っ










コメント (7)
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