先日の日曜日、「楽しい人物画」講座がありましたが、今回は「朗読家」でもあり、「フリーのアナウンサー」でもある「瀬川嘉さん」を招いての講座になりました。
絵を描く前に、「民話」の朗読をしてもらいましたが、心にしみるような声で語りが入り、皆さんじっくりと聞いていたようです。
ただの語りだけでなく、体の動きによって語りに変化をつけていて、聞くほうのことを考えながらいろいろな体勢で読んでくれました。
人は感覚を通じて、その人が感じたものを「表現」と言うもので伝えることができますが、「見る」だけでなく、「聞く」という行為を通じて幅広い感覚が見につくのではないかと思っています。
「五感」をフルに使って、表現することがとてもわかりやすく、また人には伝わりやすいものだと思っています。
鉛筆で描いたこのデッサンも、「読書」をしている人の視点を通じて、「本を読むものの空間」をとてもよく表していると思います。
木炭によるこれらの「クロッキー」からも、どこか「朗読家」の雰囲気をとてもよくつかんでいるように見えます。
もちろんこの方は、長年こうした「クロッキー」を続けている人ですが、それだけにその雰囲気が伝わってくるように思えます。
パステルで描いている西兼さんの最初の段階のパステル画ですが、もうこの段階で完成を予想させるようなものが見られます。
また、「本」というイメージの世界を暗示させるものがあります。
音楽やダンスそれにこうした「朗読」という文化人から発散されるものを、どのように描いていくかがとても興味深いものがあります。
絵画とは何かを感じてそれをその人なりに表現することですが、それが絵画の中に出てくるのを考えると、この「感覚」の世界の奥深さに驚嘆せざるを得ません。
こうした会を続けていって、その人なりの「表現」を見つけて言って欲しいと思っています。
a href="http://art.blogmura.com/pastel/">
にほんブログ村 src="http://travel.blogmura.com/sekaiisshu/img/sekaiisshu88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ" />
にほんブログ村