国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

JJ予知夢の「華南共和国」と、中国分裂を巡る日本の対中大戦略:日本は中国をどの様に分裂させるか?

2007年12月09日 | JJ予知夢
日本政府は恐らく、首都北京以外の大都市への日本企業進出を促すことでそれらの都市を発展させ、北京に対してそれらの都市が独立を目指すことで中国分裂の核となることを目指して対中大戦略を実行してきたのだと想像する。この私の想像を前提にすると、中国は大連を核とする東北三省、北京を核とする河北省、青島を核とする山東省、上海を核とする 江蘇省・浙江省、台湾の強い影響を受け廈門を中心とする福建省、香港を核とする広東省・広西壮族自治区・海南省の六つの先進地域が分離独立し、内陸部の貧困地域と対立する状況が想像される。これはブログ『依存症の独り言』の2005年8月26日付けの記事『中国は崩壊後どうなる?』で示された先進四地域+四川省の五分裂と比較的類似したシナリオである。 一方、JJ予知夢によると広東省の国=華南共和国は福建省から上海までを領土に含んでいる。つまり、華南共和国は香港・上海の二大都市が連合して首都北京から独立するものであると考えられる。また、JJ予知夢では「西に大きく分かれている」と中国内陸部が別の国になっていることを示唆している。この場合、北京政府は渤海を取り巻く河北省・北京・天津+山東省+東北三省だけを支配していることになるだろう。 ただ、非北京語圏同盟としての上海・香港連合は上海語と広東語の相違により分解する運命にあると思われる。また、北京政府には大連や青島を支配し続ける政治的資源はなく、両地域の独立を阻止することはできないだろう。JJ予知夢の描く華南共和国や北京中心の中共は中国分裂の過渡的体制に過ぎず、将来的には大連・北京・青島・上海・廈門・香港の六大都市を首都とする先進六カ国+複数の内陸国家に分裂していくシナリオを日本政府は描いているのではないかと私は想像する。 . . . 本文を読む
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