今回はワインは関係しません★ 旅とドイツの歴史です。
ドイツの歴史で記憶に残っている方もいらっしゃるでしょうか。
1989年11月9日 ベルリンの壁崩壊
すでに半月も経ってしまいましたが、今年2014年の11月9日は25年目の記念日でした。
ベルリン・フィルの記念コンサートのチケットが取れたので久しぶりにベルリンを訪れたのですが、
市内では記念イベントが行われており、単なる音楽旅行で終わらず、歴史体験の旅となりました。
東西分断されていたドイツ
その間、東ドイツに位置していたベルリンは米・英・仏の占領地域である西ベルリンとソ連の占領地域である東ベルリンに分かれていました。
その東西ベルリンの境界に1961年につくられたベルリンの壁。
1989年の11月9日にこの壁の国境ゲートが解放され、翌日10日には建設から28年経って、崩壊しました。
今回この25周年のタイミングでベルリンを訪れたことで、
『 実はまだ「たった」の25年 』
歴史の授業やテレビのドキュメンタリーで「歴史」として聞いてきた、壁崩壊ですが、
まだまだ「現在の一部」なんだ、と感じられました。
25周年の記念イベントは、壁を再認識することができ、かつ希望を感じられるものでした。
ベルリンの壁があった場所に15kmにわたって8000個もの光の風船がおかれ、光の壁が出現!
上:ブランデンブルグ門に向けて並ぶ風船の壁
下:Potsdamer Platzはお祭り騒ぎ
上左:実際壁の高さ 並んで写真を撮る人を多く見ました
上右:Potsdamer Platzに集まる人々は年齢も様々
下:光の壁が出現
これを19時からの式典でブランデンブルク門から順に空に放していくのです。
光の壁が空に放たれていくのは壁崩壊の過去とこれからの希望が上っていくよう!
せっかくこのタイミングでベルリンに来たのだからと、翌日は壁跡地を辿ってみました。
中心から北に位置するMauerparkからGedennkstätte Berliner MauerにのびるBernauer Straße
実際に壁があった場所に実際の幅・高さで壁を再現
今は普通に行き来しているところが、当時は分断されていたのですね。
年代ごとに写真と説明がされています
近くの幼稚園のクラスでしょうか。先生がしっかりとこの場所の歴史を説明していました。
「壁」での記念写真。昔は立ち入ることが許されなかった場所です。
壁の見張り塔
今も一部残されていて、実際に壁の高さ、その隙間から見る「隣の国」までの距離を覗くことができます。
この日は学生たちも多く訪れていて、その隙間には祈りの花がいっぱい。
この壁崩壊の翌年、1990年の10月3日に東西ドイツが統一して今のドイツがはじまりました。
来年やっと25歳を迎えるドイツ
ちょっと歴史を感じた2日間でした。
ハマっ子
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