昨晩、いつものようにわんこたちを引き連れ寝室へ。
そして寝る前のガムと歯磨きを終え、あとは寝るだけの至福タイム真っ只中のこと。
私は少し読みたい本があったので、そのまま座って本を広げておりました。
すると、ほとんどのわんこたちが横になり寝る体勢に入っている中、
へちまだけが、忙しそうに動き回っているではないですか。
でもその時は、
「あああいつものご機嫌ダンスだな。」とそう思いそのまま無視。
(ご機嫌ダンス→上機嫌の時にベッドのふちに顔をこすりつけて練り歩く行動。)
しかし、いつもなら数回で収まるそのダンスが、終わる気配がなく、
しかも息が「ハアハア」とかなり荒いため、気になって、
へちまを引き寄せ抱いてみたのですが、
どうにもこうにも、落ち着く様子がなく、息はどんどん荒くなり、
そのうち前足で顔をひっかくようなしぐさをしだしたと思ったら、
手足がぴんっと伸び、細かく震えだしました!
舌の色もかなり赤みが引いているじゃないか!
これはただ事ではない!
と、そう思ったので急いでへちまを抱きかかえ、家族のもとへ行き事情を説明し獣医さんへ連絡。
時間はすでに11時を回っておりましたが、
先生は「すぐ来てください。」とおっしゃってくださったので、
へちまをかかえて自転車で病院へ。
家から病院へは自転車で5分程度。
その間もへちまは息を荒げ悶え続けておりましたが、
あともう少しで病院というところで動きが止まり、「ハアハア」という荒い息だけが!
これはもう本当にヤバイ!
直感的にそう感じたので、病院に着いた時には大声で、
「先生お願いします!」
と叫んでおりました。
先生もその様子を見て、急いで容態を見てくださると開口一番。
「心拍がありません…」
え?!
そんな?!
いや、でもまだ、苦しそうとはいえ、へちまは動いているし?!
でも確かに舌の色がどんどん青くなっている!
私はもう頭の中がワヤクチャで、へちまの体をさすり、声をかけることしかできません。
すると先生が注射器を片手に、
「強心剤です。これが効いてくれれば…」
時間にしたら1分もなかったと思いますが、
やたら長く感じたその時間、へちまの名前を呼び続けていると、
次第に舌の色に赤みが戻り、突っぱねたていた手足がやや緩みました。
そこで聴診器を当てると、再び心臓が動き始めてくれたのを確認!
とはいえ、かなり早い鼓動のため、再度止まらないとも言えないので、
落ち着くまで安静にすべく、へちまを腕に抱き声をかけ続けました。
その状態でも意識はしっかりあるようで、
へちまは私の声に反応し、その都度私のほうに顔を向け、
「おるね?パパここにおるねんね?」
と、そう確認し、そしてまた顔を横に向け荒い息を繰り返しておりました。
ハァハァハァ… しんどいへち…
幸いへちまは次第に落ち着きはじめ、その後しばらくすると息も和らぎはじめ、
ふぅ~ へち…
するとその後、すぐ奥さんが到着すると、
それに気づいたへちまが嬉しそうなそぶりを見せたので、
そのままへちまを奥さんにバトンタッチ。
おかあさんが来てくれたへち…
そのおかげもああってか、呼吸も鼓動もかなり落ち着いてくれました。
そしてその後は、液滴を少し多めにしてもらい先生から説明を受けました。
(液滴はやや脱水気味だったのと、血液が詰まりにくくく流れやすくするため。)
いきなりの発作で現時点では今のところ不明ですが、
今後も起こりうる可能性が非常に高いので、
早急に検査をして原因を調べるのがよいとのこと。
また、強心剤の効果は長くて8~10時間なので、翌朝必ず再診すること。
その後は、幸いすっかり落ち着いた様子だったので、
へちまを抱いて奥さんと一緒に夜の散歩。
ひどいめにあったへち…
その後無事帰宅でき、いつものように、いつもの場所で、
そしていつものように、ぐっすり眠ることができました。
ああ、いつも通りのなんとありがたいことよ!
そして今朝。
台風の影響で雨の降りしきる中、再度へちまと獣医さんへ。
幸い心臓はきれいに動いており雑音もない状態で、
強心剤の効果が切れてこの状態ならば問題はないでしょうとのこと。
やれやれ… ほっと一安心。
ですが、発作の再発の恐れは常にあるので、
原因を調べる意味でも各種の検査を受けることに。
そして普段の生活では、水分補給を十分に心掛け、
激しい運動や、興奮するようなことは控えるようにとのこと。
はいわかりました!
と、そういったものの、
この子はちょいとむつかしいところがあるんですよね。
水はあまり飲まないし、フードも好き嫌いが激しいし。
だからこちらが気を付けて、注射器などで強制的に飲ませることも必要になりそうです。
もう治ったから、いらんへち!
いやいや、そうはいかんよ!
それと、興奮と激しい動き!
これも、この子は最近
「へち魔」になってケンカを売りまくるから、
それを抑えるのにも一苦労しそう。
実際昨晩の発作の最中も、苦しみながらも、
そばにいた
ある子に向かって威嚇するする!
だって、あの子は気に食わんへちもん!
その、あの子とは…
へ?ボク? by
ポコ
というわけで、しばらくは、ポコとヘチマの同室時には、
今まで以上に気をつける必要がありそうです。
でもまあ、何はともあれ、一安心していいですよね?
あ~、ほんま危機一髪やった~!