昨日は天気予報に反し、すごく暖かい日差しだったので、
ピーコを連れて公園まで出かけました。
無論カートでのお出かけですが、昨日は特別。

「さ、行こか♪」
「うん♪」
実はぽち君とデートだったのです。
ピーコは昔からぽちのことが大好きで、いつもより添い、
というよりは、半ばストーカーのように付きまとっておりました。
でも病気になってからはその元気もなくなって、
またぽちの方も気を使うのか、ほとんどチョッカイをかけないでいました。
だから久しぶりの暖かいお天気なのでこの日は二人きりでのデート。
(ただし私たち夫婦の付き添いがありますが。)

「寒くないか?」
「うん、湯たんぽあるから大丈夫♪」

「あ!少しやけど梅が咲いてるで。」

「ほんまや!ちゃんと匂う。」

「へへ、落ちてたお花つけてもらった♪」

つんつん♪

「や~め~て~よ~♪」

「はっ!あの音は!」

「やっぱり鳥やった!」

「ポチきゅぅ~ん♪」
「………」
実は、この日の朝の検診で獣医さんが、
「内蔵の状態などから見て、もってあと10日程。食べれているのが驚きです。」
とおっしゃいました。
実際、毎日夜中に痛みで震えているし、絶対につらい状態だとは思うのです。
しかし、この日は落ち着いた状態だったので、
無理を承知でこうして公園まで出かけたのです。
でもそうしてよかった。
身体にあたる風を感じ、その匂いをかぎ。
鳥の鳴き声や羽ばたく音に耳を傾け、その姿を目で追い。
そしてなにより、常にぽちや私たちの姿をずっと目で追いかけ。
そうしているピーコの目には、しっかりと力がこもっており、
その視線にあの子の意思を感じることができましたから。
たとえ言葉は交わせなくとも、こういう部分で通じるものがあるのです。
また、このお出かけが良い刺激になったのか、
その前の晩から何も食べようとしなかったピーコが、
帰宅後なんと私たちのお昼ごはん用のハンバーガーのパティを半分ぺろりと食べました。
とはいえ、実際状況はそう変わっていないので、
ピーコに残された時間は本当に残り少ないというのは事実として感じています。
ですが、ピーコのその命の火は、
今もまだしっかりと燃え続けております。
無論以前のように力強い炎ではないですが、
それはとても暖かで、そして優しくほんのりと明るいのです。
ですので、無理を承知でも、
もう少しだけ、この子と穏やかな時間を過ごしたいと願ってやまないのです。

ピーコを連れて公園まで出かけました。
無論カートでのお出かけですが、昨日は特別。

「さ、行こか♪」
「うん♪」
実はぽち君とデートだったのです。
ピーコは昔からぽちのことが大好きで、いつもより添い、
というよりは、半ばストーカーのように付きまとっておりました。
でも病気になってからはその元気もなくなって、
またぽちの方も気を使うのか、ほとんどチョッカイをかけないでいました。
だから久しぶりの暖かいお天気なのでこの日は二人きりでのデート。
(ただし私たち夫婦の付き添いがありますが。)

「寒くないか?」
「うん、湯たんぽあるから大丈夫♪」

「あ!少しやけど梅が咲いてるで。」

「ほんまや!ちゃんと匂う。」

「へへ、落ちてたお花つけてもらった♪」

つんつん♪

「や~め~て~よ~♪」

「はっ!あの音は!」

「やっぱり鳥やった!」

「ポチきゅぅ~ん♪」
「………」
実は、この日の朝の検診で獣医さんが、
「内蔵の状態などから見て、もってあと10日程。食べれているのが驚きです。」
とおっしゃいました。
実際、毎日夜中に痛みで震えているし、絶対につらい状態だとは思うのです。
しかし、この日は落ち着いた状態だったので、
無理を承知でこうして公園まで出かけたのです。
でもそうしてよかった。
身体にあたる風を感じ、その匂いをかぎ。
鳥の鳴き声や羽ばたく音に耳を傾け、その姿を目で追い。
そしてなにより、常にぽちや私たちの姿をずっと目で追いかけ。
そうしているピーコの目には、しっかりと力がこもっており、
その視線にあの子の意思を感じることができましたから。
たとえ言葉は交わせなくとも、こういう部分で通じるものがあるのです。
また、このお出かけが良い刺激になったのか、
その前の晩から何も食べようとしなかったピーコが、
帰宅後なんと私たちのお昼ごはん用のハンバーガーのパティを半分ぺろりと食べました。
とはいえ、実際状況はそう変わっていないので、
ピーコに残された時間は本当に残り少ないというのは事実として感じています。
ですが、ピーコのその命の火は、
今もまだしっかりと燃え続けております。
無論以前のように力強い炎ではないですが、
それはとても暖かで、そして優しくほんのりと明るいのです。
ですので、無理を承知でも、
もう少しだけ、この子と穏やかな時間を過ごしたいと願ってやまないのです。
