もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

100円がいっぱい!

2020-10-26 09:22:47 | ぷ♂の日記
ところで皆さんは100円札を知っておられますか?
というか、使った経験はおありですか?

というのも、実は先日ジムで500円札の話になり、
ジムの若い子たちは「なんですかそれ?」となったので、
じゃあ、「100円札は?」と、いうことになったのですが、
その存在を記憶していたのが私より上の世代の方だけであったのです。

で、なるほど、私世代が最後の100円札世代かと、
ちょうど横にいた同い年の女性に、
「Mさんは使った記憶あるよね?」
とたずねると、
「え~!?100円札なんて見たことないですよ。そんなのあったんですか?!」
って!
だから、今度は私の方が驚いて、
「え?同い年でしょう?じゃ、稲の100円鳳凰の100円は?」
「え~?100円って今と同じ桜のんしか知しりませんよ?」
「いや、それも含めて同時期に4種類の100円が流通してましたよ。
「うっそ~!」

聞けば彼女は、小さいときお小遣いをもらわず、欲しいものは買ってもらっていたそうで、
現金を手にすることがほとんどなかったのだとか。
一方私は、小さいときから良くお使いで買い物に出ていたから、
何かと現金を手にする機会があったので、そういう経験の差でしょうか?

さて、それはさておき…

先ほどの話のように、私が子供の頃は以下の様な4種類の100円が流通していたのです。

100円札100円札r
①100円紙幣 1953年(昭和28年)発行  1974年(昭和49年)支払停止

わりと小ぶりに赤っぽい紙幣で、お年玉ポチ袋が膨らんでいたらこれが入っていて、
膨らんでいなければ、青っぽい500円札が1枚入っていると見当をつけていました。
(まあ、普通はこの100円札でした。)

100円鳳凰
②鳳凰デザインの100円銀貨 1957年(昭和32年)発行

現行の100円玉より一回り大きく立派でかっこいい!
ですが、2年間しか発行されなかったためレアもので、たまに手にすると嬉しかった。

100円稲
③稲穂デザインの100円銀貨 1959年(昭和34年)発行

②と同サイズですが、デザインがしょぼく、「ハズレの100円や!」とそう感じていました。
自販機ではほとんど使えず、
「この100円は使えません!」
と、この稲穂の絵に大きくバッテンをつけられたシールが貼ってあったのをよく見たので、
一層「ハズレ」の様な気がしていたのかも…


100円桜
④桜の花デザインの100円白銅貨 1967年(昭和42年)発行

お馴染み現行の100円玉。
見た目は銀色でも銀は含んでおりません。

紙幣→硬貨の変更は、インフレなどで貨幣価値に変化が生じたのも含め当然といえば当然ですが、
硬貨の変更は、①②の発行時、世界的に銀の需要が高まり銀を含まない④へ変更。
ただ、②から③の変更の理由が、なんかいまいち釈然としない。
一応50円硬貨のデザイン変更に合わせたという話が有力ですが、そんなことで?
ただ、私の記憶では、お店で②(鳳凰100円)を出した際、
「この100円玉は偽物が出たから使われへんねん。」
と言われた記憶から、偽造事件があったためデザイン変更になったと思っておりました。


私の子ども時代である昭和30年代後半から40年代前半は、
これら発行時期の異なる100円の流通機関が重なっていたために、
ごちゃ混ぜになって使用されていたのです。
ですので、子供用のパスケース(コイン入れ)などを使うにも、
100円玉のところは④の桜サイズになっており、②③は大きすぎて入らないなんてこともよくあり、
「小さい100円と変えて~!」
と、祖母にお願いしたものでした。

もっとも、当時の100円は非常に高価な金額であったため、
パスケースに何枚も入れることなどまずありませんでしたがね。
(ちなみに、この頃のお小遣いは、一日10円で、銭湯は子供で8円でした)

あの頃は普通だと思っていたけれど、
今思うと、やはりなんともおかしな状況だったのですね。

*ちなみに、穴の開いていない5円玉(国会議事堂デザイン)も流通しておりましたが、
これが今の5円玉のように穴が開いたいきさつは、
戦後直後のインフレの影響から、素材使用量削減などを目的に、
穴をあけ、軽量化させたのだとか。



さて、そんな100円事情ですが、昭和40年代に入り自動販売機が普及し始め、
その多くが最も新しい桜デザインの100円白銅貨にしか対応しなかったため、
やがて、100円札はもちろんのこと、古い大きめの100円銀貨は流通しなくなり、
やがて桜以外は見かけることがなくなりました。

とはいえ!

実はその後も100円札はしぶとく生き残り、
水商売のお店のおつり用に新札が重宝がられたりしたという話はよく聞きますし、
うちの近所の「万代百貨店」(という名のスーパー)では、
1980年代に入っても、たまに流通しているのを見かけました。
多分、お年寄りの顧客が多かったので、家にある100円札を使い切ろうとしたんでしょうね。

実は平成に入ってからも、私のお店で使われたお客さんがおられるのです。
その方曰く、「家にあってもしゃあないから使い切るねん。」

まあ、なるほどな…


でもなんか、こういう昔のお金って使うに忍びなく感じるのです。
無論置いていたって値打ちが上がることもなく、
それどころか、むしろ貨幣価値が下がり目減りするとは重々わかっていながらもね。

てなわけで、私の場合はこうして額に入れガレージの壁に飾っております。

DSCN1752.jpg

こうすると、さすが紙幣!
100円と言えどもやはり威厳がありかっこよい!
ヽ(^∀^)ノ







コメント (2)
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