「リリィちゃんお加減いかが??」
カラフルな尻尾でお出迎えしてくれたのは、病院の看板犬のロイ君
一昨日昨日今日、世間ではシルバーウイークの連休。
ですので当然病院も連休なのですが、ただ今先生はりりぃのため毎日点滴を打ってくれております。
おかげで当初よりかなり状態はよくなり、昨日の朝は一時自分で立ち上がりむんちを!
しかしさすがに経てたのはその時だけ。
とはいえ、当初は左を下に横たわるしかできなかったのに、今はこの様に半身を起こせるほどに。
とはいえ、やはり神経のダメージが大きいため頭大きく傾いたまま。
眼球が激しく振動するいわゆる「眼振」も見られるため、常にめまいなどにも苦しんでいるはず。
ですから、次第に姿勢を崩しこのように横になった状態へ。
さて、そんな感じで、何とかここまで回復してきてくれましたが、上記のような感じで、今は基本寝たきり状態。
とはいえ、当初と違い、口に水など入れれば飲み込んでくれるので、まずは一安心。
ですから、今後はこちらの対応もその状態を想定したものにしなければなりません。
そこで取り出したのがこの寝たきりセット。
給餌道具と体重分散マット
寝たきりになったとき最初に気をつけねばならないのは床擦れ。
ですから、理想的には数時間おきに体の向きを変えるなどし、、体重が一か所にかかり過ぎないようすべきなのですが、
加圧を分散できる特殊なマットを敷くことである程度緩和できます。
特に、この子の様に、左や右など決まった方向しか下にさせない場合は特に有効。
また、ねたきりになると顔を上げることが難しくなり水を飲んだり食べたりが自分ではできなくなりますの。
そのような場合は次のような道具がとても有効です。
ドレッシングボトルとシリンジ
水や液状のものはドレッシングボトルに、粘り気のある流動食はシリンジを利用。
どちらも次のように、口のわきに差し込み少しずつ送り込むようにしてた与えます。
差し込む場所は唇(パッキン部分)と歯茎の間。
適量なら自分で舌を使いきちんと飲み込みます。
のど(口中)に直接送ると、気管に入る可能性があり大変危険ですから、絶対せぬように。
流動食も同様ですが、一気に入れるとあふれ出ますから、少しずつ。
またこのような食生活になるとうんちが緩くなりますから、
オムツをしていても、その下にペットシーツを敷いておく方が無難です。
そういうわけで、ただ今りりぃはこういう生活。
でも、先ほどの様に少しの時間ならば身を起こすこともできるようになってきたので、ほっと一安心。
これからぼちぼち、無理せず過ごさせていこうと思います。