エミール・ガボリオ ライブラリ

名探偵ルコックを生んだ19世紀フランスの作家ガボリオの(主に)未邦訳作品をフランス語から翻訳。

「巴里の奴隷たち 第二部 シャンドース家の秘密 その2」発売

2016-09-18 09:41:01 | 巴里の奴隷たち

「シャンドース家の秘密その2」はブログで割愛した部分を収め、完全版として


本日、アマゾンより発売。


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12 コメント

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Unknown (むの)
2024-09-21 18:12:44
>弾十六 さんへ
>完成しました!... への返信

おめでとうございます。
誠実なお人柄が表れた良い作品だと思います。

数日家を離れていたので、お返事が遅くなり申し訳ありません。
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完成しました! (弾十六)
2024-09-19 15:45:30
https://danjuurock.hateblo.jp/entry/2024/09/19/150922
牟野さまの励ましがなかったら挫けていたかも… 次に繋がります!
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Unknown (Unknown)
2024-09-09 10:37:47
>弾十六 さんへ
>一応ブログのアドレスを置いておきます... への返信

拝見しました。面白い!
緊迫した雰囲気がよく伝わってきます。

私思うのですが、原著者との相性というのはとても大事ですね。文体とか、ちょっとした言葉の選び方とか、社会的な事象への態度とか、そういったものでhit offするところがないと、続けて行けないように思います。

翻訳なんてシチ面倒くさいこと、よくやるね、とは私もよく言われました。でも外国語と日本語との間を行ったり来たり、行きつ戻りつする楽しさを知らない人には分かんねんだろうな~と……。

素晴らしい出来です!これからも続けてください。
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一応ブログのアドレスを置いておきます (弾十六)
2024-09-08 20:20:26
励まされて勇気百倍です!
途中で止まっていますが、短篇です。
https://danjuurock.hateblo.jp/entry/2024/04/08/092514
https://danjuurock.hateblo.jp/entry/2024/04/16/233823
第三弾(解決篇)は近々…
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Unknown (むの)
2024-09-08 13:37:23
>弾十六 さんへ
>悩ませて申し訳ありませんでした... への返信

こちらこそ、お返事ありがとうございました。
そうですか、弾十六様も翻訳を・・・。
ずっと、この方は「タダモノではない」と感じていました。言葉探しの旅は楽しいですよね!良い作品が出来上がると確信しています。陰ながらエールを送らせていただきます。
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悩ませて申し訳ありませんでした (弾十六)
2024-09-08 08:17:24
丁寧なご返事ありがとうございました。
ルコックもので全訳されていないのは『ルコック探偵』のみですが、誰も試みそうもなさそうなので、あわよくば、とお願いしちゃいましたが、本当に残念です。
でも牟野さまのお気持ちが最優先なので、これ以上無理はもうしません。
『地獄の生活』完成を楽しみにしております♪
私も退職を気に最近翻訳の真似事を始めました。牟野さまのように継続するのがいかに大変か、を実感しております…
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Unknown (Unknown)
2024-09-07 17:44:22
>弾十六 さんへ
>やっぱり『ルコック探偵』全訳で読みたい!... への返信

有難いリクエスト、とても嬉しく思いました。
お返事が遅れたのは、ずうっと迷っていたからですが……。
「最悪第二部だけでも」と具体的に提案していただいたので、これは実現可能なプランか?と一瞬思ったのですが、ムッチャクチャ長いじゃないですか~。「第一部」の二倍近いって、ちょっと~。もうちょっとどないかなりまへんか? 「第二部」の最初の3章だけとか? と言ってもダメでしょうねぇ……

こんな風に言って頂くとは有り難さの極みなのですが、こちらはもういつ死んでもおかしくない老人です。もっと若い方に……としか申し上げられません。ごめんなさい。🙏
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やっぱり『ルコック探偵』全訳で読みたい! (弾十六)
2024-09-04 14:35:11
お元気そうで何よりです。
我が家は父親のボケが進んでます… でも私は元気です。
最近、みっちょんさまとも連絡がやっと取れたのですが『ルコック探偵』がかなりホームズ第一作『緋色の研究』に影響を与えてるらしいです。邦訳は長い長い第二部がかなりカットされてるらしいので、そういうところが得意な牟野様に(最悪第二部の完訳だけでも)お願いしたいなあ、と再びお願いにあがった次第です。日本のホームズ研究のためにもぜひ。
なおみっちょんさまのガボリオとドイル比較研究は近日公開される(はず) 現在はシャーロッキアン機関誌12月号に発表される予定のようです。
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Re:人物相関表 (牟野 素人)
2022-06-05 08:41:41
心優しきガンマニア、danjuurockさん、ご丁寧に痛み入ります。長編小説の魅力の一つは細部の描写にあると思うのですが、150年も前のことでも視覚的に捉えることが出来るとまるでその中で生きているかのように入っていくことができますね。銃のことは全く無知な私ですが、少し見えてきた気がします。本当にありがとうございます。
さて、松村 喜雄訳の「ルコック探偵」、1979年出版と聞けば誰しも全訳だと思いますよね。440ページとありますが、それでも抄訳なんですね。トトが出てくるとなると、私も読みたくなってきました。でも翻訳はあまり読みたくないし……。私の若い頃はホントに酷い翻訳が一杯出回ってましてね。それで時間はかかるけど原文で、という習慣がついたようなわけですが、う~む。
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人物相関表 (弾十六)
2022-06-04 09:34:08
流麗な翻訳の重箱の隅をつつく行為で申し訳ありません。銃器関係で、珍しい武器が出ていることをお知らせしたくて… でも貴訳が誤っているとは思っていません。銃身が四つに重なった構造なんだから合っています。

久しぶりにガボリオ世界にたっぷり浸って、次は何を読もうかな、と思って、先にご紹介したガボリオのビブリオグラフィーrraymond.narod.ru/rf-gaboriau-bib-fru.htmを見たら、先頭に「ルコックと仲間たち」(Lecoq & Cie)という表があって、ファン・クロペンは『ファイルナンバー113』に出ていた(そこで言及されるのは一回だけだが)、『オルシバル』のジェニー・ファンシーは、『巴里の奴隷』にも登場してるとか(言及は二回のみ)とか、いろいろな登場人物の繋がりがピックアップされていました。
マスカロは『地獄の生活』にも出てくるらしく、トト・シュパンなどは『ルコック探偵』、『地獄の生活』、『他人の金』にも顔を出してるようです。ガボリオはバルザックばりに何度も同じ登場人物を使って架空世界に拡がりを持たせたかったんでしょうね。
出版順では次作は『ルコック探偵』(1868)なので、抄訳ですが松村氏の翻訳が電子版で手に入れやすいので、ガボリオ作品はそれを読んでから『地獄の生活』(1869)、『他人の金』(1873)に進もうと思います…
実際は、真っ先にフリーマン『ボルトン言行録』を読んじゃうと思いますが…

今後とも、面白いけれど古すぎて埋もれている作品をぜひご紹介ください。
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Re:読了しました (牟野 素人)
2022-06-03 14:32:35
弾十六様、
読むのが早いですね!ご指摘、どうもありがとうございました。
当時は、こんなクッソ長いもん、誰が読むねん、と思いながら、それでもそのときどきの面白さに引かれて毎日細々と訳していましたが、こんな風にちゃんと読んでくださる方が、少なくともお二人、いたとは。しかも、ご指摘まで頂けるとは、本当に望外の喜びです。
早速に訂正いたしますが、アマゾンも最近だんだん口うるさくなり、やることが細かくなってきているので、大分待たされるかもしれません。
ガボリオは小悪党を描くのが上手いですね。現在進行中の長編も佳境に差し掛かりつつあり、フォルチュナなる男がどのように絡んでくるのか、一読者として楽しみながら続けたいと思っています。
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読了しました! (弾十六)
2022-06-02 21:40:21
期待に違わぬ大ロマンでした。ああ、面白かった、と言う感想です。
ガンマニアとして一言。
第二部第16章に、「四重構造の銃身を持つピストル(Le quadruple canon du revolver)」が出てきますが、「四銃身回転式拳銃」という方が銃マニアには通りやすいかも知れません。4本の銃身があり、それを手動で回転させて四連発が可能なピストルです。写真はA four barreled flintlock pistol Salar Jung Museum, Hyderabadで検索すると見られます。
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