まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 98

2013年10月01日 | Weblog

たかじんさんが基板の頒布もされている「0db HyCAA」ヘッドホンアンプの電源を

トランス電源にしたところ、試作中に不思議な現象にでくわしました

原典はこちら。

http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/09/0db-hycaa-ad1a.html#more

13Vのツェナーダイオードなど手持ちにないので、部品箱を探すと3種類ありました。

とりあえず、6.2Vと5.6Vを直列にしたところ、何故か7Vくらいしか電圧が出ません。

てっきりツェナーダイオードを逆接続したのかと思って確認したのですが、間違いはなく

それぞれの電圧を測定すると、5.6Vが単なるダイオードに近い電圧になっていました。

てっきり故障品かと思い、別の物に交換したのですが、電圧が若干違うだけで同じ結果になって

しまいました。

 流す電流が足りないのかと、抵抗を交換してみたのですが大差なく、いったいどうなっているのだろうかと

手持ちの物を総動員させることにしました。

 さすがに1個ずつ半田付けできないので、わに口クリップを付けて、応急として試す事しました。

 

写真の左端のは、直列にしても全く問題ありませんでした。(ただ、少し電圧が高すぎました)

直列のもうひとつが6.2Vだからでしょうか?

しかし、右の二つは同様に0.7V程度にしかなりません。

6.2+5.6では問題なのでしょうか。

 

そして最後の1個は試作基板上に取り付けてしまいました。左端と同じで電圧が違う物のようでした。

これでとりあえず動作する物になりましたが、ツェナーダイオードによって直列で問題が出るのでは

安心して使う事ができませんし、どの部品がうまく動作するのか、店頭で一々確認できないので

これまた困ることになります。

 もっとも、13Vのツェナーダイオードを購入すると解決することなので、楽観していますが、さて

田舎の店に在庫があるかどうか。(これが最大の問題かもしれません)


次なるヘッドホンアンプ 97

2013年10月01日 | Weblog

たかじんさんが基板の頒布もされている「0db HyCAA」ヘッドホンアンプの電源を

秋月のDCアダプターから変更することにしました、どうも思った物ができませんでした。

原典はこちら。

http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/09/0db-hycaa-ad1a.html#more

 

何が悪いのか、あれこれ相談させていただいたところ、トランジスタのベースからツェナーダイオードなどの

部品の距離を極力短くということで、試作基板をみたところ、けっこう長い距離ということに気づきました。

3種類の回路をテストしたので、2SC1815を外したあとをジャンパーで引いたのが間違いだったのかも

しれないので、極力短くしてみることにしました。

無負荷(LEDを点灯しているので厳密には無負荷ではありません)で12.68Vで0db HyCAAにつなぐと

12.44Vとなりました。

ツェナーダイオードを使った電源なので、360mAも流れると電圧降下はしかたないのかもしれません。

なにせ、フィードバックも掛かっていない回路なので、ここらがいいところなのかもしれません。

 

さて、音出しを。

1時間ほど鳴らした後で、秋月12VDCアダプターと今回のトランス電源、そしてヘッドホン、イヤホン合わせて3種類を

とっかえひっかえしてみました。

思わぬ時間が空いたので、さっさと家に戻って気になった点を変更してみました。

 

2SC3421のベースに付けた電解コンデンサは、かなり古いものだったので、それも気になりましたが、同じ容量の

物がないので、とりあえず100μFを付けてみました。。

秋月12VDCアダプターの方が、高域が延びているように聞こえてしまいます。(これでは昨日より悪化しているような)

ただ、低域から中域にかけては、トランス電源の方がしっかりとした音がしています。(昨日組んだ同じ回路と同様です)

 やはりかという事で、減らした電解コンデンサは元の容量に戻しました。(これでは昨日と同様です)

こうなると、音楽ソースと音の好みの差というしかないのかもしれません。

ある意味、うるさくないBGM的に使うのであれば「トランス電源」の方がいいのかもしれません。

曲によっては高域が耳に刺さる場合がありますし、「サ行」が流れにくいので、これも大事かもしれません。

 

あとは、昨日作ったリプルフィルター回路も組み込んで、スイッチを箱につけて切り替えるのも方法かもしれません。

その場合、確実に切り替えるため、6ピントグルスイッチでAC出力側で切り替えるのが一番ですが、

この2種類の電源の出力はというとどうしましょうか。

いっそのこと、2接点リレーを付けて、切り替えるのが簡単かもしれません。

 

 

ということで、これでいいのではないか、という事になりました。

ただ、テスト中、不思議な現象にでくわしたので、これはまた次回にでも。

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何故か書きかけの物がアップされていて、後から変更した物になっていませんでしたので、

先ほど、再度手直しをしました。


次なるヘッドホンアンプ 96

2013年10月01日 | Weblog

たかじんさんが基板の頒布もされている「0db HyCAA」ヘッドホンアンプの電源を

秋月のDCアダプターから変更することにしました

http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/09/0db-hycaa-ad1a.html#more

原典ではツェナーダイオードが使われていて、ダーリントントランジスタで構成されていました。

ところが、昨日朝おきてブログを見て、寝ぼけたままなのか、安定化電源とリプルフィルターが

混在してしまいまして、ここからしておかしな事となりました。

 

 実は、3端子レギュレータが手元になかったときに、手持ちの部品でツェナーダイオードとトランジスタで

安定化電源(たしか5Vだったような)を組んだ事があります。ずいぶん昔でしたが。

5.6Vのツェナーダイオードで、無負荷で5.3V近くでておかしいなと思いました。

負荷をかけて(たしか数十mAほど)みて、5Vさえ維持できないのに驚きました。

LEDが3個付いて点滅する物でしたが、電流が変化すると電圧が0.5Vちかく変動する有様で

これは非安定化電源ではないかと思ったほどでした。

つまり3端子レギュレータは、凄い性能なんですね。

 

どうも、これがトラウマになっていまして、何が悪かったのかが払拭できないまま今に至っています。

 

そしてツェナーダイオードとトランジスタ1石を使った電源?を作ってみると、やはりトランジスタのベース電流が

足りるはずがありませんので、ツェナーダイオードとベース電流含めて10mAほど流す事にしました。

トランスが12V-1Aで、出力のところで実測16.8V程度でした。

 

この電源回路を通すと、ほぼ12.1Vくらいになりました。

0db HyCAAで聞いてみると、秋月小型DC12Vアダプターと差し替えると、確かに音が違って聞こえます。

まだできたばかりなので、エージングも何もありませんが、音がすっきりというか、抜けがよくなり、高域もよく

鳴る感じが受けました。

 でも、やはり原典が気になります。それなりに回路を知り尽くして実力があり、実際に納得する物を製作して

基板まで頒布されている方が正しいはずですし、私の耳などあてになりません。

その日々の体調によって、簡単に音が左右されてしまうのですから、私の方が正しくないはずなので

原典どおり製作してみました。

 鳴りはじめから、なにかおかしい、というかDCアダプターとの差を感じることができません。

そのとき思いました。花粉症の影響が耳に来てしまったのだと。そうでなければ正しいはずの回路で

良く思わないのは、そうに違いないと。

 丸1日エージングしました。翌日、朝、もう一度、いつもの音源でいつもの3種類のヘッドホン、イヤホンで

かわるがわる聞いてみました。30分聞いて、電源を換えて、また聞いて。

 

おかしいです。耳がおかしいようです。

 

 回路に手を加えたくなかったのですが、試してみなければ分かりませんので(いつもの消去法です。全部試してみて

どれが良いか悪いか判断するしかありません)、リプルフィルターに変更することにしました。

 トランジスタを1石にして、ツェナーダイオードを単なる抵抗にしました。(最初15KΩでしたが22KΩに)

出力電圧は、無負荷(LEDが入っていますが)で、15.6Vもありますが、0db HyCAAをつなぐと12.1Vまで低下します。

そして電流は360mAほどで曲によってかなり変動するようですし、電圧は12.4Vくらいまで上がりました。

 

 これがどうしてか、すっきりとした音がします。ノイズっぽくもなく、高域も中域も抜けがよく、凄くよい感じがします。

どうしたことでしょうか。

ということで、今日は花粉症を抱えて困っている上に(聞く間だけは薬が切れた時間です)、電源でこんなにも

頭をかかえる事になろうとは。

 

 

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電流値を間違っていました。

360mAです。訂正いたしました。