つづれ日記

不定期更新です。日常の日記だったり、悩みだったりを綴ったりしています。内容は特に統一性はありません。

★1日1学★ 7:高額療養費 -2-

2012-02-08 | ★1日1学★
早速ですが本題に入りましょう。

まず、この制度を使ううえで必ず確認しておくこと…
それは、「患者自身の年齢」です。
ある年齢を境に、制度の申請手続きが変わるからです。

その、ある年齢というのが、70歳。

さて、では実際の内容や手続きについて…話をしたかったんですが、
すみません、ちょっと今日は力尽きました。
内容が無い記事なので、更新しないことも考えましたが、
それだとサボリ癖がつくかもしれない、とおもい、これだけ更新します。
紛らわしいことをしてすみません;;

★1日1学★ 7:高額療養費 -1-

2012-02-07 | ★1日1学★
久しぶりに新しいテーマ行きますよー。

今回からは「高額療養費」です。

医療費って、なんだかんだ、かさみますよね。
入院なんてしようもんなら、「えらいこっちゃー\(◎o◎;)/」な人もいると思います。
そーんなことにならないように、国の方で援助をしよう、というのが、
この「高額療養費制度」というものになります。

簡単にいえば、
「国で収入ごとに医療費の限度額を定め、外来通院・入院で医療費が高額となり、国の限度額を超えてしまった人に対し、国から限度額を超えてしまった分を支給します」
というもの。

年齢ごとに申請先や手続きが違ったり、収入によって限度額が違ったりと、
これまたシリーズでやってかなきゃ終わらない内容なんですが…
まぁ、気長にやっていきましょう。
コレ、MSWやってく上でまじで大事…というか、基本なので、
出来る限り手を抜かず、しかし自身の生活を圧迫しない程度で頑張っていこうと思います!

★1日1学★ 6:生活保護制度 -9-

2012-02-06 | ★1日1学★
今回で、生活保護シリーズは一旦終了するよ。

今日のテーマは、「生活保護受給者の引っ越し」について。

生活保護は、各市区町村の福祉事務所が運営しています。
そのため、引っ越して所属する市区町村が変わると、
もともといた市区町村からの保護は受けられなくなりますし、
基準が各市区町村で異なるので、引っ越した先で保護を受けられるとは限らないんですね。

そんなわけで、だまって引っ越ししてもいいことはないので、
手続きをして引っ越しをすることが大事。

手続きの段取りとしては、
①もともとの地域における保護を廃止する
②新しい居住地で生活保護の再申請をする
となります。

ちなみに、生活保護受給者の引っ越しにおいては、正当な理由が求められます。
「なんか気に入らない」なんて理由はもちろん認められないし、
地区によってはやたら規定が厳しい所もあるらしい。
また、引っ越し費用については、
もともとの家屋よりも家賃が安い住居であれば、規定範囲内で費用を負担してもらえるらしいです。
この「規定」ってやつも、各地域ごとで異なるので…
まあとにかく、保護受給されてる人で引っ越しの希望がある人は、
まず福祉事務所に相談した方が、なにかとスムーズ、ってことでしょうね。


…さて…
全9回にも及んでしまった生活保護シリーズ、いい加減終了します。
いずれまた復活するかもwww
明日からは何にしようかな…。

★1日1学★ 6:生活保護制度 -8-

2012-02-04 | MSW(医療相談員)日記
ぼちぼち、生活保護の話題から離れたい…。けど、もうしばらく復習期間っ;;

生活保護は、原則世帯単位で考えます。
世帯メンバーの人数、年齢、収入、障害の有無等、様々な事項を検討し、保護を決定するのです。
そのため、例えば父母子の3人世帯だとして、父母だけ生活保護受給、ということは基本的にはありません。

ただ、それを実行できる制度もあります。
「世帯分離」というやつです。

※「世帯分離」と「別世帯」
 「世帯分離」:同一世帯家族の一部を保護すること。
 「別世帯」 :違う家に住んでいて生計が別になっている場合。



どんな状況であれば世帯分離出来るのか、というのは、色々なサイトで紹介されてるので、そっちで見るとして。
ポイントとしては、
世帯分離をしたい(世帯からはずしたい)人自身が、困窮してる状況が多い、というところと、
そうそう簡単に認められるものではない、ってことかな。

生活保護って、なんだかんだいっても、結局は国の資産…ひいては税金で生活しているわけだから、
厳しいんだよね。規定がね。
一度だけ生活保護申請のための面談に同席したことあるけど、
どこで生まれてどこの小学校行ってどういう生活をして…っていうのを、
こまごまと話をしてた。
こんだけ話さないと、悪用する人もいるってことだし。
なかなか、厳しい世界だわ。

行き場がないっ…!

2012-02-03 | MSW(医療相談員)日記
今、介入している患者さんなんですが。
まだ60代と若いんですけど、体が動かなくて、要介護5。
ご主人と二人暮らし。
自宅に帰りたいという希望が強くて、ご主人も連れて帰りたいという希望はあるんですけど、
介護量がすごいから連れて帰るのはちょっと無理そうという、病院スタッフの意見があって。

カンファレンスを開いて、話し合った結果、
入所できる施設を探しつつ、転院先を探す、ということになって。
もう結構な期間入院しているから、リハビリ可能な期間がそろそろ切れる;
とにかく早急に、次の居場所を探さなきゃいけないんだけど…
転院先が見つからないの;;;
もともと近場にあんまり病院が無いんだけど、さらにこの時期は入院患者増えるみたいで。
もう4件は断られてる。
3件保留状態なんだけど、おそらく、難しいだろうな…。
施設の方はというと、やっぱ空きはなさそう。
というかそれ以前に、ご主人が申し込みに行ってくれない;;
仕事があるのはわかるけど、家族が動いてくれないとそこ進まないから…!

どうしよう、もうリハビリあと数日しか出来ないよ。
行き場…!どこかありませんか……!!

看護師さんとかリハビリさんとかから、無言のジェスチャーで
「腕の見せ所だよ」ってされるけどさぁ…
これ腕の問題か?!そうなのか?!


とりあえず…
今まで検討していなかった老健の方も、検討しなきゃかなぁと思う。
今まで老健の存在失念してたんだよね。
いかんいかん。いろんな可能性を一気に考えられるようにならなきゃっ




それにしても今日は雪がすごかった。
明日は山の方に患者さんの家を見に行かなきゃいけないんだけど…
雪、溶けてるかなあぁ…。とけてなさそうだなぁ。

★1日1学★ 6:生活保護制度 -7-

2012-02-02 | ★1日1学★
各扶助の内容を押さえたらちょっと話題を引っ張り過ぎる気がしたので、
生活保護受給者の介護保険サービスの利用に関する部分を押さえとこうと思います。

介護保険については、いずれ改めて記事を書くと思うけど、
一応ここでサラっと対象者について触れておきます。

~介護保険 サービス利用対象者~
⇒第1号被保険者:65歳以上の高齢者。
 第2号被保険者:40~64歳で特定疾病を有し、医療保険に加入している人。
 ※40~64歳で特定疾病があっても、医療保険に加入していなければ、介護保険対象外です。

まず、第1号被保険者&第2号被保険者の場合は、
介護保険の保険料を、生活扶助における現金給付として支給されます。
で、サービスを使う場合は、自己負担(1割負担)分を介護扶助として支給されます。

次に、上記※で示した人の場合は、
介護保険と同様のサービスを、現物給付として支給されます。

なぜこういう違いが出るのかというと。

「使える法律は使う」という、
「保護の補足性の原理」がここにも適用されるからでしょうね。
じゃないと国の負担金額、半端ないでしょうし。


ということで、以上、介護保険と生活保護の関わりでしたー。
この内容、社会福祉士の国家試験勉強でも苦戦しました(笑)

★1日1学★ 6:生活保護制度 -6-

2012-02-01 | ★1日1学★
前回ので「医療扶助」に触れたので、今回は扶助の種類をざっくり紹介。

まず、扶助は7種類。よく一生のステージを思い浮かべるといい、と言われるので、それに沿って紹介。

①何はともあれまずは生まれることから。ということで、
 「出産扶助」(金銭給付)

②生きる上では住みかが無いとやってけないですよね。ってことで
 「住宅扶助」(金銭給付)

③住むところがあっても生活用品購入できなきゃどうしようもない。ってことで
 「生活扶助」(金銭給付)
 (扶助の内容はかなり広範だけど、覚える際は↑で覚えました。)

④一生健康!なんてそうそう出来ることではないですよね。ってことで
 「医療扶助」(現物給付)

⑤生活の基盤が出来たところで、そろそろ学校に通いたい。ってことで
 「教育扶助」(金銭給付)

⑥学校を卒業したら次は仕事ですよね。ってことで
 「生業扶助」(金銭給付)

⑦定年まで働いて、ぼちぼち介護が必要な年代にもなってきました。ってことで
 「介護扶助」(現物給付)

⑧さて…あとはまあ、人間行きつく先は皆同じ、ってね。ってことで
 「葬祭扶助」(金銭給付)
そして修了。

医療扶助や生活扶助の順番が入れ替わってたりすることもあるけど、
大筋こんな感じ。


扶助明の横にかいた「金銭給付」や「現物給付」とは何かというと。
「金銭給付」…お金を支給することで保護を行うもの
「現物給付」…医療や介護そのものを支給することで保護を行うもの
      (要するに、医療費を窓口で支払うことなく診察を受けられる。)
ということ。


さて、次回からは各扶助の内容をさらっと…いこうか、別の話題にしようか、
さぁどっちがいいだろうね。