撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

銚子電鉄 木挽踏切(2018.8.26) 2001編成 銚子行き 金太郎ホーム号 大正ロマン電車

2018年09月06日 23時43分21秒 | 地方鉄道
8/26に、銚子電鉄海鹿島駅~君ヶ浜間の木挽踏切で6月から金太郎ホーム号 大正ロマン電車として運行されている2001編成を撮りました。
2000形は、元をただせば1959年に当時の京王帝都電鉄で登場した2010系になります。
ライトグリーンの塗装で湘南形の前面2枚窓の前面は、一時期の京王を代表するスタイルだったと思います。
1977年から引退が始まり、1984年には京王から引退しました。

伊予鉄道には1984年~85年に2010系、2500系の一部車両が譲渡されています。
当初はモハ810形+サハ850形+モハ820形の3両編成×6編成で使用されていました。
運用の効率化のため、1985年~87年に中間車サハ850に京王5000系を模した運転台が設置されてクハ850形に改造されています。
2009年~10年に伊予鉄道でも引退となりました。

さらに、2009年にモハ820形、クハ850形の各2両が銚子電鉄に再譲渡されました。
銚子電鉄では2010年からデハ2000形+クハ2500形の2両編成×2編成で活躍しています。
デハ2000形は非貫通型の湘南形、クハ2500形は貫通型3枚窓で前後の表情が異なっています。

2001編成は、ライトグリーンの京王時代の塗装が復活していました。
しかし、クハ2501は2017年10~12月の重要部検査の際に塗装が変更され、編成美は乱れています。
そして、クハ2501は木目調の床材、真鍮色の手すりなど大正ロマンをモチーフした内装に改装され、今年の6月に登場しました。
改装費用は(株)金太郎ホームとの間で締結された車両ネーミングライツに係る契約金より賄われており、金太郎ホーム号として運転されています。

1枚目は、君ヶ浜駅から木挽踏切に向かうデハ2001の銚子行きです。
塗装は京王のライトグリーンが継続してますが、金太郎ホームのヘッドマークが掲出されています。



2枚目は後追いで、木挽踏切から海鹿島駅に向かうクハ2501です。
塗装は青系濃淡の塗装に変更され、大正ロマン電車のヘッドマークが掲出されています。



3枚目は、写真を撮った木挽踏切です。
踏切警標だけで警報機も遮断機も無い、第4種踏切道です。