撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

三岐鉄道 東藤原(2024.8.11) 旧JR東海 211系 LL14編成 留置車

2024年08月12日 22時15分19秒 | 中小私鉄
昨日、三岐鉄道 東藤原駅で6月にJR東海から三岐鉄道に譲渡された211系5000番台を撮りました。
1枚目は、東藤原駅の北側の留置線に留置中の211系5000番台 LL14編成のクモハ211-5036です。
東藤原駅の西野尻駅寄りにある東藤原4号踏切から撮りました。



2枚目は、太平洋セメントの工場に向かう道端からクモハ211-5036を撮りました。



3枚目は、もう少し工場に近い場所からクハ210-5036を撮りました。
コンクリート枕木が積まれていて下半分隠れてしまいました。



以下の記事は過去に書いたブログの再掲になります。
211系は1985年の国鉄時代に登場した直流近郊形電車で、国鉄の分割、民営化後はJR東日本、JR東海、JR西日本でも増備されました。
1988年~以降にJR東海で登場した5000番台は4両編成 、3両編成で共に電動車が2両連結されていて、JR東日本の編成に比べて電動車比率の高い編成でした。
名古屋地区の211系は、国鉄民営化前年の1986年11月ダイヤ改正時にセミクロスシートの0番台の4両編成×2編成が初めて登場しました。
JR東海に発足後は名古屋地区に1988年~以降にロングシートでトイレが省略された5000番台が増備されました。
1989年~以降には、名古屋地区、静岡地区にロングシートでトイレが設置された5300番台、屋根の一部をわずかに切下げて狭小建築限界トンネル対策のパンタグラフC-PS24A形が装備した5600番台が登場しました。
1990年~以降には、静岡地区の増備車として1M仕様車である6000番台が登場しました。
長らくJR東海の主力として活躍しましたが、315系の登場により2022年から引退が始まっており、2025年度までに全車引退が予定されています。

静岡車両区所属の211系5600番代のうち、3/20未明にSS2、SS3編成、3/22未明にSS7、SS8、SS11編成の合計5編成が富田駅に回送されました。
さらに211系5000番台のうち、6/25未明にLL1、LL9、LL11編成、6/26未明にLL14、LL16編成の合計5編成が富田駅に回送されました。
7/1には三岐鉄道から既存電車21両の置き換え用にJR東海より211系の3両編成30両の譲渡を受け、うち営業用24両が 2024年度以降に運用に必要な改造工事が実施されて順次投入されるとの公式発表がありました。

1回目に譲渡された編成の内、6/13未明にSS7、SS8編成、6/14未明にSS3、SS11編成が東藤原駅構内に回送され、SS2編成は3/22未明に車両基地がある保々駅に回送されて構内に留置されていましたが、7月に入って保々車両区に入庫して改造工事が始まった模様です。
また、2回目に譲渡された編成の内、LL14編成が東藤原駅構内に回送され、今回紹介したように東藤原駅の北側の留置線に留置されました。
なおLL14編成は、6/20に東海道線島田駅で撮っており、このブログでも紹介していました。
偶然ですが、譲渡される直前のJR東海での最後の活躍を記録できていました。