撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

阪急 坪井踏切(2014.8.3) 5308F 準急 梅田行き

2024年08月06日 22時32分22秒 | 阪急
10年前に阪急京都線 摂津市~正雀駅間の坪井踏切で5300系を撮りました。
1枚目は、坪井踏切に向かう5308の準急 梅田行きです。
現在は7両編成で運用されている5308Fですが、この当時は8両編成で運用されていました。



2枚目は後追いですが、正雀駅に向かう5409です。



1972~84年に登場した5300系は、神宝線、京都線共通規格車5100系相当の機器と、大阪市交通局堺筋線乗り入れ対応の3300系の車体寸法を採用した京都線専用車両で、105両が登場しています。
行先表示器は3300系と同様に前面には手動式小型方向幕が設置され、側面には電光式列車種別表示装置が設置されていました。
方向幕は堺筋線直通列車の運用時にのみに使用されて、阪急線内運用では運行標識板が掲出されていました。
1989~2001年に更新工事が実施され、先頭車は前面窓上にあった標識灯は通過標識灯と尾灯とが別々となって窓下に移設され、前面手動式方向幕は電動式に変更されて種別表示器と行先表示器は左右別々に振り分けられ、現在の前面の表情になっています。
1995年~以降に更新を施工した編成は、前面方向幕が大型化されています。
この頃は8両編成が非リニューアルの7編成、7両編成が2002~03年にリニューアル工事が実施された5300F、5302Fの2編成と非リニューアルの5編成が活躍していました。

5308F、5309Fはそれぞれ4両編成で1974年に登場しています。
この内、京都寄りの制御車の5408、5409は運転室を車体本体と別工程で製造し、完成時にボルトで結合するユニット運転台が試作されていました。
1999年の更新工事の際に、この2両はユニット運転台の境目が埋め込まれて一体化構造となっています。
2020年には8両編成で運用されていた5308Fの中間電動車2両が脱車されて、旧5321Fの中間電動車が電装解除されて付随車として組み込まれて7両編成化されて現在も活躍しています。