珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

天使と悪魔

2009年05月30日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

映画「天使と悪魔」を観てきた。
「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウンの原作の映画化で、主役は同じトム・ハンクスのラングトン教授。
時間的には「天使と悪魔」のほうが先の話だけれど、映画では、「ダ・ヴィンチ・コード」の後の話ということになっている。
別にストーリーには関係ないから、どちらが先でもいいけどね。

事件は殆どローマとバチカンで起きる。
15年ほど前に家族で行った教会や広場が恐ろしい○○事件の舞台になって現われる。
あ、ここ行った、とか、あれ観たっけ、とか、心の中で歓声をあげながら観ていた。
特に天使のお城「サンタンジェロ」は私のお気に入りだった。
美形の天使たちを一人ひとり見上げながら渡った橋、雨の中屋上まで上ったのに巨大な翼しか見えなかったミカエルさま、場内のカフェでお茶を飲んだことなど思い出しながら、とても楽しめた。

ああ、やっぱりもう一度ローマに行かなくっちゃ。
トレビの泉に硬貨もちゃんと投げてきたしね。

ところでこの映画、私はだいぶ前に本を読んでいて、真犯人もわかって観ていたから、ハラハラ、ドキドキ、最後にビックリというわけには行かなかったけれど、もともとのストーリーがおもしろいし、映像も、神々しさとおどろおどろしさが紙一重で、とてもよくできていたと思う。

でも、真犯人があのような恐ろしい犯行にいたる動機の、重要な要素の一つが、スパーンと削られてしまっていたのには、驚いた。
そのために、本を読んだ後で感じたような、「痛ましさ」は薄れていたと思う。
残念な気がしたけれど、時間の限られた映画にするには仕方がないのかもね。

どちらかというと、映画の後で本を読んだほうが、「ああそうだったのか、それでね」と納得できていいんじゃないかと思う。




コメント
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