珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

「最高の人生の見つけ方」

2009年05月31日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

J・ニコルソンとM・フリーマンの「最高の人生の見つけ方」を観た。
余命六ヶ月と宣告された60代後半の二人の男性が、残された人生で、「本当はしたかったこと」をしようと旅に出る話だ。

60代後半の二人だが、M・フリーマン演じる自動車修理工はよき妻よき子供に恵まれているが、家庭のために夢を諦めた男。
J・ニコルソン演じる病院経営者は才能を遺憾なく発揮して大富豪になった男。だが家庭には恵まれない。

この二人が偶然同じ病室で出会い、「本当はしたかったこと」をする旅にでかけることとなる。

大富豪の自家用飛行機で飛び回り、次々と「本当はしたかったこと」を経験していくが、最後に、M・フリーマンは、家族のもとに戻り、J・ニコルソンは仲たがえして疎遠になっていた娘に会いに行く。

彼らの人生最後の冒険の旅は、一番大切なもの「家族」へ至る旅だったわけだ。

でもそこで俗物の私は、J・ニコルソンが大富豪だからこそできたこと、なんて思ってしまう。

たまたまというか、タイミングよくというか、これを書いているうちに「たかじんのそこまで言って委員会」の介護をテーマにした討論が始まった。

番組で紹介されていた、入所金700万円、月々40万円のホームに入っている老婦人が仰った、「私だって一生懸命お金を貯めたんですよ。努力しましたよ」という言葉が耳に痛い。

ろくな努力をしてこなかった私たちは、とうていそのホームには入れない。
今から頑張っても、入ってくるものが少ないのだから、焼け石に水だ。
それでもせめて、今あるものを減らさない努力はしよう。
これからは、預金を取り崩す生活が待っているのだから。

政府は内需内需と叫んでいるけど、老後不安が解消されない限り、老人及び老人予備軍にお金を使わせようとしても無理だろうな。

コメント
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