昨日は、母の四十九日だった。
同時に納骨も済ませた。
母名義のお墓を弟名義に変更し、位牌に魂入れもしていただいた。
これで、母は無事にあちらの国の住人になった。
墓碑に刻まれた母の名と戒名を見て、もう、どこへ行っても会えないのだと、改めて思う。
人が亡くなった時、行事や手続き、面倒なことがいろいろ続く。
残された家族は、そういうことを一つ一つこなしながら、その死を納得していくのかも知れない。
弟が母と父の遺影の小型版を作って渡してくれた。
母の遺影はカラーで、赤い花を持っていることもあって、華やかできれいだ。
32年前に亡くなった父の遺影は、白黒でぼやけている。
二つ並べると、時代を感じるとともに、ほんとうに長い時間を、母は一人で生きた来たのだと思う。
あの世では、父が、お前老けたな~なんて、意地悪なことを言っていなければ良いけれど。