ああ、もうダメだ、めんどくさい。
夫が、グルテンが体に悪いという記事を読んで、
朝はパンをやめてご飯にしようと言い出したのは2週間くらい前だ。
実は私もその記事を読んでいた。
それによると、原因不明の体調不良はグルテンアレルギーの可能性があるとかで、
食材をグルテンフリーにすると、驚くほど改善されるというものだ。
でも、今時グルテンフリーなんて無理。
パンはもちろん、蕎麦、うどん、味噌、醤油、ケーキ、お菓子、数え上げたらきりがないほど
あらゆる食材に使われていて、小麦製品は食卓に根を張っている。
そんな食生活で、朝のパン1枚やめたからといって何になる、というのが私の見解だ。
それでも、夫の意見を尊重して一応やってみることにした。
さっそく翌日から、朝はご飯に変更だ。
夫が勤務していた頃は、毎朝ご飯だったのだから、別にどうってことないわ。
でも、そう甘く見たのが間違いだった。
まあ、面倒くさいことこの上ない。
前日の夕食に作ったお味噌汁、おかずの残りもの、納豆、お漬物、ワサビ漬けやら
のりの佃煮やらですませば、そう面倒ではないはず。
ところがどっこい、そうはいかないのよ。
無精者の私は、午後出かけるとつい夕飯用にお弁当を買ってしまう。
夫も、デパートのお弁当は嫌いじゃないのだ。
すると、おかずは朝まで残らない。お味噌汁もない。
それ以前に、夜ご飯を炊いていないからご飯もない。
冷凍ご飯があればよいけれど、無い時は無いのよ。
最後のお助けキャラ、冷凍焼きおにぎり出動だ。
冷凍おにぎりに、具のないインスタント味噌汁、侘しい。
そうそう、それに食器が汚れる。
洗うのは食洗器だけれど、中に並べれ、洗い終わって仕舞うのは私。
ああ、面倒くさい!
一度楽をした体は簡単に元へはもどれないのよ。
だいたい2週間たって、体調に何の変化もない。
蕎麦アレルギー、ピーナツアレルギー同様、敏感な人もいれば、そうでない人もいる。
私たちはグルテンアレルギーとは無縁のようだ。
もう、朝にご飯はやめる。
明日からパンに戻すわ。
さあ、パン買いに行こう!