五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

やさしいため息/青山七恵

2008-07-19 15:18:25 | 
やさしいため息
青山七恵
河出書房新社

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ひとり暮らしをする主人公のもとに、行方不明になっていた弟が突然転がりこんでくる。
今日一日どんな事があったかをまどかに尋ねては 、それを日記に綴る弟。

会社と家を往復するだけの毎日、うまく溶け込めないでいる同僚との関係。ひとたび文字として置き換えられた途端、空虚な毎日として浮かび上がってくる。

そこでまどかは、弟に語る自分の毎日を少しずつ創作していく。

ブログをやっている人間は大なり小なりこんな感覚に襲われるのではないだろうか。
自分の毎日をドラマチックに仕立てる事に躍起になっている。
どうということのない毎日なのに、過剰に演出している自分がいる。

そういった心は、何かしら自分の中で変化を起こしたいという気持ちの表れのようにも思う。

なぜ県議に合否報告?

2008-07-19 11:36:48 | 雑記
昨今毎日のようにニュースでやっている大分県の教員採用試験、
非常に下世話というか、野次馬根性というか、
政治問題なんかよりもずっと興味がある。

ああ、なぜもっと逮捕者が出てこないんだろう。
頑張れ!大分県警
ま、ま、まさか、県警の採用試験も口利きがあり、
捜査に及び腰なんてことはないよね。

最近のニュースでは、あちこちの県で教育委員会が県議に教員採用の合否を事前に報告していたらしいが、なぜ、県議が人様のご子息の合否を知りたいのだろう。

自分が何がしの働きかけをしたのなら気になるところだが、
支持者や知人のご子息がいわば就職先の採用の内定を事前に知ったところで何のメリットがあるのか?

いち早くお祝いを持って駆けつけたいため?
政治家がお祝いをやるのは選挙違反だよね、確か。

発表前に知って、自分の力を誇示し見せつける為というのが妥当なところか?

やはり私にはうかがい知れない裏事情があるのだろうかと勘ぐってしまう。

普通、当事者でないと高校入試の発表がいつか、センター試験がいつか、
ましてや、教員採用試験の発表がいつかなんて気にも留めないことだもの。

政治家も細かいところに気を配らなくちゃ勤まらないのですね。
ある意味尊敬してしまう。