先日の10月13日は「サツマイモの日」だったそうです。
我が家でもこの日に合わせて、というか、たまたま同じ日にサツマイモを少し掘ってみました。
今年の夏は高温、少雨で乾燥していたからなのでしょうか、畝の土が固くなっていたことから芋が付いていませんでした。
除草と乾燥防止のためにマルチを張っていたのですが、その効果は除草のみでした。
昨年までは大きなサツマイモが収穫できたのですが、自然相手の農業は素人には難しいものですね。
「サツマイモの日」
ところで10月13日が何故「サツマイモの日」なのか、調べてみることにしました。
この記念日が出来たのは埼玉県川越市で、その経緯は、さつまいもを「十三里」と呼ぶことから、1987年(昭和62年)に川越市の「川越いも友の会」が、旬にあたる10月13日を「さつまいもの日」と定めたことでした。
・1株に1個~3個ほどしか生っておらず、数株掘ってもこれだけの収量でした。
「サツマイモの日」の由来は解ったものの「十三里」が何故サツマイモなのでしょうか?
「八里半はサツマイモ」
これも調べていくと、元々は「八里半」がサツマイモの異名なのだそうです。
その由来は、
江戸時代・宝永年間(1704年~10年)の頃、京都に焼き芋屋さんが登場しました。
その焼き芋屋さんの看板には、「八里半」の文字が書かれていました。
当時、サツマイモは蒸し芋で食されていたようなのですが、焼いたサツマイモが栗の味に似ていたことから 「栗(九里)にはやや及びませんが」という洒落で「八里半」と名付けた、ということです。
「江戸では十三里」
それから90年ほど後の江戸時代・寛政年間(1789年~1799年)の頃に、焼き芋は江戸にも伝わり、京都と同じように焼き芋屋さんは「八里半」の看板を掲げたそうですが、洒落好きの江戸・小石川の焼き芋屋さんが、「十三里」と名付けたところ江戸っ子にウケて評判を呼び大ヒット商品となりました。
その十三里とは、「栗(九里)より(四里)うまい十三里」という洒落で、(九里)+(四里)という洒落から(十三里)となり、ここから「さつまいも=十三里」となったようです。
他にも「十三里」の由来には、当時美味しいサツマイモの産地として知られていた川越が、江戸から十三里(約52km)のところにあるため「十三里」と呼ばれるようになった、という説もあります。
更に、秋真っ只中の焼き芋は、とても美味しいことから「十三里」より美味しいという意味で「十三里半」と呼ぶ、という説もあるそうです。
浪速も江戸も、昔から洒落が好きだったようですね。