ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

保育園主催の子育て支援

2006年11月18日 | これも自分あれも自分
今日、八戸に来てお初の、子育てサークル酸化、いやいや参加してきました。
八戸には、きっと一般の方がされている子育てサークルというものがあると思うのですが、なかなか見つけられず、とうとう情報収集するのにくたびれてしまって、仕方なく(?)苦手なところである保育者主催のものに行くことにしたのです。

何故に苦手かというと・・・
万事、与えられる事柄をこなすことを楽しむよりも、自ら動き、自ら作り出し、手の足りないところに手を差し伸べることが好きな性格なのである。
だからどうしても、与えられたゲームや手作りやお菓子などにほくほくと喜んだフリをしている自分がいて、そのフリが自分の中でとても不自然な動作であるために、どんどん苦しくなっていくのだ。

今日も、やはり・・・
どうしたって、2人いる保育士さんのお遊びの時、手作りの時、準備の時等々、手伝ったほうがいいかな?とか、利用者さんにこう促した方がいいかな?とか考えながら参加していた。そして、最後にはとうとう片づけを少し手伝っている自分がいた。許されるなら、掃除機までかけて帰りたかったし、コップを洗うくらい、代わってあげたっていいのに・・、なんて思いながら、でもあつかましいかな?とか誰もしていないのに、いきなり初参加でここまでするのは嫌味かな?とか思って、そこまでするのは止めた。
保育士さん2人だけでの準備。2歳未満児と2歳以上児を、それぞれ月に2回づつの会だ。「下準備も大変でしょう。」と声をかけると、「そうですねぇ。」と苦笑いする正直な先生。思わず「手伝いましょうか?」って言っちゃうよぉ。いやいや、でも今日は抑えて抑えて。

プログラムは、まず“手遊び”。そしてリズムに合わせて簡単な体操。そして、手形を取って、落ち葉と一緒にスクラッブしてくれた。牛乳パックを使った手品風おもちゃを作って遊んで、おやつタイム。最後に読み聞かせでおしまい。
エリーは、それはもう楽しんで!!同じくらいの子どもたち。みんなやんちゃで、エリーも負けずにママの言うことは聞かず、細長い空の棚に入ったまま戻ってこなかったり、走り回っていたり。楽しそうで、とりあえずそれだけで私は幸せだった。10組以上の親子を一度に見たのは久しぶりで、いろんな方たちがいて、気になる方や、いっぱいいっぱいの方や、きちんとしたい方や、奔放な方が混在していて楽しかった。そう、こうでなくっちゃね!みんな違う色で、みんな違った環境で、みんな違う生い立ちを持っているオトナたち。そして、そのコドモたち。こうでなくっちゃ、日本は元気にはなりません。
そして、なんだかんだ言っても、私が一番元気になっていたかも。人は人と交わって、自分の殻を柔らかくする。再実感。これが長く続くといいけど。

次回は、少し保育士さんのお手伝いをしつつ、そんな雰囲気を他の方たちに自然と伝染してくれたらいいのにな、と思う。
なぜ、そこまでしなくちゃならないか?参加するだけでいいのでは?
私は、参加した会が終了後、余韻なく帰る親子やあいさつもなくさっさと帰る親子を見てきた。でも、それが普通のことなんだよね。でも、私はいつも「?」と思っていた。
舞台を見終わった後、オーケストラを聴いた後、よい講演を聴いた後など、いつまでもその余韻に浸っていたくて、その濃い空気の中に身を置いていたい感覚がある。そして、それらを提供してくださった方々や、支えてくださったスタッフの方々に、称賛の一言を伝えたくなってしまうのだ。
それと同様に、いろんな会やサークルに参加した後には必ず、一声かけたくなるのだ。「お疲れ様でした。」と。「大変ですね、でも楽しかった。ありがとう。」と。その感謝の気持ちを、後片付けを手伝ったり、ごみを拾ったりという行動で示したりする。変なのか?私だからか?
でも、冷静に考えると、その気持ちを他の人たちに強制するいわれはどこにもなく、私の押し付けになってしまうのだろうなぁ。やめとくか?
今ふと思い出した。
そういえば小学生の時からそうだった、私。そして決まって、「あいつはいい子ぶってる。」「先生に媚を売ってる。」って言われていた。そうだった、そうだった。その言われている雰囲気を読むたびに、「いい子ぶってるんじゃなくて、気づいたから行動しているまで!」「悔しいんだったら、あんたがやってみたらいいじゃん!」って、心の中で「あっかんべ~」をしてた。私のしていることに、間違いはないと確信していたもの。社会のルールだと、当たり前のことだと、思っていたもの。私の資質、なんですねきっと。あしからず。
この道で、私は行きます。生まれてからも、これからも、「強い私」は変わらない。たまには、「強いふりの私」もあるけど。

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