ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

わたしのイバショ

2007年04月19日 | 子ども
県が出している、子育て啓発情報誌の編集スタッフとしてお手伝いすることになった。
今日はその第1回編集会議の日。
特急列車に揺られながら、1年ぶりの仕事(?)に少し億劫になっている自分と、堕落生活に浸っている自分にできるのかという不安とが交錯していた。大丈夫かな?やれるかな?
1年という時間は、今思えば思ったよりも長いように感じる。
「まだまだ、エリーに手がかかって・・。」とか
「何もしないうちに一日が終わってしまって・・。」
怠惰な1年を過ごしていながら、
「この1年は情報収集に明け暮れていたのだ・・。」
なんて言い訳は、いくらでも出てくる。

初めての顔合わせではあったのだが、子育て支援に関わる子育て現役のママたちとの会話には、なんともいえない心地よさを感じた。
私の思いを分かってくれる人がいる、
私の知らない世界を知っている人がいて、いろいろと教えてくれる、
地域ではちょっと浮いている、いやかなり(?)浮いている私であるが、ここでは浮いていない気がする・・・。
私の落ち着く居場所。

今までにないことをしようとする時、大きなパワーが必要になる。
行動力だけではなく、それを裏付ける精神力が何よりもキーポイントだ。
そして、その発想を受け容れてくれる応援隊がいるかいないかで、持続力が変わってくる。
私は、今ある子育て支援サービスだけでは物足りない。
「わざわざ作らなくても、あそこのサロンに行ったらいいじゃないのぉ、いいわよーあそこ。」と言われ続けて1年が過ぎた。
物足りないというのは、サービスなのではなく、私が私として生きている価値の感じられる場がほしいのだ。
母親である自分が、「私」として生きている実感の沸くような場を作りたいのだ。
誰のためでもなく、一番は自分のため。
この自分のためが、他の誰かのためになれればいいな・・・。
きっと、ただそれだけのような気がしてくる。
ただそれだけなのだけど、きっと同じ思いの人はいるはず!!

母親である自分、家の中の仕事をするのがキライだったり、夫に「家事育児は母親の仕事」と言われて疑問を感じていたり、子どもがいてできる何かをしたい!と考えていたりするのは、決してあなたが母親失格なのではなく、母親に向かないのではないのだ。母親業の他にも、何かの役目を担える人なのだ。
母親だけではない自分の役割があって、それを求めている人がいることに気づいてほしい。そして、そんな自分を応援してくれる仲間に早く出会えますように、祈ります。

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