ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

講演を聴いて・・・

2007年09月09日 | 愛ある辛口
昨日は、杉山千佳さんの講演を頷きながら聴いて来ました。
「子育て支援の費用対効果」
「母親の(精神的な)自立支援」
「育児の方法(授乳のしかた、沐浴のしかた、遊び方等)の情報は溢れているが、子どもをどのような人間に育てていくか、子どもの人権を尊重する指針の学びの場や情報が不足している。ほんとは、これこそが大事なのに。」
「子育て家族の問題(ミクロ)から、地域(メゾ)へ、地域から行政・国の施策(マクロ)のことまでつなげて、広げて、考えられる親になるように。自分のこととつながっているのですから。」
等々、心を打つ内容はお見事でした。

講演を聴きながら、自分の活動の課題が見えてきて、その課題の解決策も同時に見えてきて、不思議な講演会でした。
そして、もっとマクロ(国やわが町、我が県の政策、施策、行動計画等)について勉強しなくてはいけないと思い改めました。

今、八戸ではどんな子育て支援をしていますか?その効果は?市民のニーズとは合っているのか?
今後の支援の方向性は?どんな支援を目指していますか?

私たち子育て世代の世代交代は早いです。今生まれた子どもでも、3年すれば幼稚園や保育園に入ろうと思えば入られます。
行政の方へ
その3年を過ぎ去るのを、指をくわえて待っていろと?
嵐のような子育て3年間を、今ある支援と自助努力で乗り越えろと?

子育て中の親へ
3年間指をくわえて待っている?
今ある支援を活用して、時が過ぎるのを待つ?
それとも自分で調べて、自分に何ができるか考えてみる?
「何かお手伝いします!」と言う一言が、社会への参加第一歩のような気がします。そこからあなたは変わるはず。あなた自身と、あなたの周りが変わってくるはず。

こんなことを書きながら、どれを選択するかは自由。
私の役目は、「お手伝いします!」と一声を挙げられる環境作りと、自ら学ぼうと思う風を流すこと。
ミクロからメゾへ、メゾからマクロへ。。。
では具体的にどのように動くかは、これからの課題ですが。

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