顔を洗うこと 心を洗うこと今野 華都子サンマーク出版このアイテムの詳細を見る |
エステティシャン世界大会で、見事一位を獲得したというエステティシャン、今野華都子さんが、八戸に来た。
「ハッピー洗顔教室」という題名のチラシを見ただけでは、たぶん行くことはなかっただろう。
洗顔は毎日しているし、特別だめな洗顔方法でもないだろうという気持ちが、誰しもあるだろう。
念入りに、お化粧が残らぬように気をつけていると自負しているから。
私もその1人だった。が、気功の男性Tさんが、会うたびに薦める。
この人の話は、何か特別なものがある・・・
講話の中に
そして直接手に施してもらえる洗顔方法の手のやさしさに
そして、私の顔と、今野先生の顔がどことなく似ている。。。という言葉も何度も言う。
そっかぁ~。
男性がそこまで言うのなら、
Tさんがそんなにおっしゃるなら、
きっと後悔はしないに違いない・・・と思い、参加の予約を取った。
行った。
聴いた。
泣いた。
洗顔方法は、今まで当然と思っていた方法とは打って変わっていた。
泡立てる。 これはまあ分かる。
その後、息を吐きながらまるで赤ちゃんのおなかをさするように優しくふんわりと、泡でマッサージするように手を動かす。
エステの要領で、顔の箇所を順番に。
こんなに丁寧に洗ったことは、生まれてこのかた一度だってない!
こんなに丁寧に、自分の心と向き合って、自分の顔に感謝して洗ったことなど!
今野先生は言う。
「ご自分の顔、こんなに丁寧に洗ったことないでしょ。
顔の洗い方は、あなたの生活態度そのものです。
さささっと洗っていませんか?
顔に時間をかけるなんて、面倒だと思っていませんか?
それは、自分に対しても、
人へ対しても粗雑に扱っているかもしれないですよ。
そんなこと、思ったこともないでしょう?
毎日、仕事や家事を終えて、顔を洗うとき
洗面台に写る自分の顔に向かって、今日もありがとう、ご苦労様と思いながら汚れを落としてあげる。
朝、起きたら、今日一日、またよろしくねと、励ましながら洗ってあげる。
これを毎日続けてみたら、
ご自分の中が清らかになって、
態度も考え方も、人への接し方も、物腰も変わっていきます。
丁寧に自分に接することで、自分が変わり、周りが変わります。
私たち人間は、30億年前に微生物として誕生してから、人間という形になるまで進化を続けてきました。
そのつないできた命に感謝をして、この自分の体に感謝をする。
その心をなくして、なんでも人のせいにしていては、人に幸せはきません。
ここに来る方々は、キレイになりたい!と思って来られていると思いますが、
キレイになるのはなんのため?
どうしてキレイになりたいの?
キレイになると、自分に自信が持てるようになるわよね。
自信が持てるようになると、行動的になるね。
行動できるようになったら、自分のためだけに奉仕しても、本当の幸せはないのよね。
物欲は、買っても買っても満足しないでしょ?
欲はね、満たしても満たしても、満足なんてしないでしょ?
じゃぁね、本当の幸せって、何だと思う?
それはね、人のためになることをするということだと思うのよ。
人の喜ぶことをする
人の助けになることをする
そうすれば、自分の心も喜び、満たされるんだよね。
自分が活かされているという喜びだよね。
自分が活かされていると実感するということが、
幸せということなんじゃないかな。
きれいになったら、そうやって自分の心と体とを活かして生きてほしい。」
時折見せる鋭い目つき
静かに 厳かに 話す口調
祈りのような 優しいお顔
それはまるで、観世音菩薩様のような風貌でした。
洗顔の仕方を教えている立ち姿は、ほんとうに菩薩様。
こんな方になりたいなぁ、と思いました。
優しく 厳しく 深い愛を持った女性に。
今野先生の書籍を購入するとサインがいただけるのですが、
そのサインに記す言葉は、その人によってすべて違うものだそうです。
先生は、本を差し出した人の顔を数秒見つめ、
筆をさらさらと動かします。
私は、椅子に座る先生を見下ろすことが恐れ多くて、
「座ってもいいですか?」と了解を得てから、テーブルの前にひざまずいていました。
先生と目と目が合って、
先生のお優しい目が私の目の奥にふっと入りました。
さらさらと大きく動かした筆は、
慈愛
とありました。
その言葉を改めて見つめたら、涙が出てきてしまったのです。
ありがとうございました。
私の目指しているところです。
慈悲深い 愛の深い 人に なりたいです
今野先生が社長を勤めることになった「タラサ志摩リゾート」
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