ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

こんな 肌に寒い日は。。。

2012年11月01日 | これも自分あれも自分
今日は、身震いが一瞬する寒さ。。。


外に出たら感じる、この「ザワザワっ」と波立つ肌の感じ・・・


小さいときから、苦手な感じ・・・


なんか、寂しくなってしまって、

小学生のときも

中学生のときも

ふっと、その夜の真っ黒の中に

取り残された感じがして

そして、ぎゅっと心を握られたまま動けなくなってしまっていました。


あああ、寂しいな。。


この秋の

この深秋の

寒さがキライ・・・


そして いつも 

思い出すのが

実母の光景なんですよね


きっと、こんな肌寒い日に、

帰らぬ母を

もしくは

家出をした母を

追った記憶が

あるのかもしれません


また 私は 

母の向こうにいる誰かに負けて

見えない誰かのほうへ 行く裏切りに

絶望と

空虚と

敗退とを

まだ やわらかい心に

刻み込まれたんだろうな


だから

こんなに

苦しいほどに

この寒さが キライなんだな


おーーーい

いつまで そうやって

過去に縛られるんだろう・・・


手放したと

思っても

体が

心が

まだ覚えてて


そこに 一気に 戻ってしまう


でも

ここから 学んだことは いっぱいある


子どもたちを 

自分の血の繋がった子どもたちだけでなく

子どもという人間たちを

無条件にまるごと受け止めて愛していく という決意とか

いろんな子どもたちの 笑顔の裏にある辛さを 思える豊かさとか


なによりも

生きている

ただ それだけで

完璧で

ただ それを持続させていることが ほんとうに奇跡なんだから

否定できるわけがない・・・

みんなみんな、愛すべき人間・・・と思えることとか。。。


幼い頃に培った 経験が

こんなにも

たくさんの「愛」を

教えてくれたのですから


手放さなくても

突然思い出しても

それは それで

完璧に受容できているのかもしれませんね。


過去に戻されると、嘆くより

過去に戻るから、今の自分を認められると考えたほうが

とってもいいことに 

書きながら、気がついた。


ありがとう、書かせてくれて。

ありがとう、読んでくれて。


みんなのこと、愛しているよ。




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