ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

子育てで現れる自分の問題

2013年03月18日 | 子ども
私たちは日々、全力で生きていますね。
いや、そうでもないですよ、と一瞬思っても、
「そうでもない」過ごし方が、その日の全力だったということだと感じます。

子育てをしていると、時々、びっくりすることがあります。
それは、自分の子ども時代と同じ感情が出てきたとき、
子ども時代に親に言われて嫌だったことを、同じようにわが子に吐いたとき、
あんなに嫌だった体罰を、いま、わが子にしてしまったとき・・・

自分の育った環境や
自分の周りでしてきたこと
自分の家のルールや規範、しつけなど、

意外とショックだった事柄が、ふと思い出されて、
自己嫌悪に陥ることがあります。

私も、そうでした。

今、上の子が中学一年生、下の子が小学二年生。

いまだに、自分が受けた言葉の暴力を、子どもたちに浴びせることがあります。

こんなに、カウンセリングのこと、人の話を聴くこと、心のことの学びをしても、です。
あ~あ、またやってしまった・・・と、後悔することが、時々あります。

学んできたおかげで、これ位で済んでいるのかもしれませんが、
それでも、どこか申し訳ない気持ちになるものです。

そういうときの私は、感情的になりすぎて、しつけというより、注意喚起というより、
単なるはけ口、傷つける言い方をぶつけるのみ、ですから。。。

親も人間です。
親も学びの途中です。

だから、こうして、感情的になるのは当然なんです。

でも、どこかで自分を見つめなおすことをしないと、大人の私たちに成長の機会を見逃すことに繋がると思うのです。

なぜか。

感情的になるときの、そのときの自分の置かれた状況、発した言葉、イライラの度合い、発狂のしかた・・・

もしかしたら、あなたが受けてきた傷を引きずっているのかもしれません。

その傷は、あなた自身を苦しめているかもしれません。

知らず知らずのうちに・・・です。

子育てにおいて現れる、自分の心の動揺や、心の激動は、実は、
インナーチャイルドからの叫びかもしれないのです。

それは、自分自身を見つめなおすチャンスです。

今まで、ふたをしてきた感情がありませんか?
今まで、誰にも言えず苦しんでいたことがありませんか?

時が来たら、そのことを解放し、手放すチャンスです。
過去の辛かった出来事は、やはり自分で向き合って、クリアにしていかないと、
一生着いてくる問題であることが多いです。

子育ては、自分を見つめるチャンスです。

苦しむだけでなく、後悔するだけでなく、

自分を生まれ変わらせることができるチャンスなんだ、

自分の傷を癒すチャンスなんだと捉えて、

おとなの人も、学びをしてほしいと、願います。

一生、学びです!







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