ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

川下り

2007年09月03日 | これも自分あれも自分
土曜日、八戸市内を流れる馬淵川(まべち川)に行きました。
水辺の学校というところで主催している、「いかだを作って川下り」というイベントに参加するためです。

夏休み、ニセコで川下りを体験してから、あの感覚が忘れられない私たち。
今日は、サーヤとパパでの参加です。

いかだを作るといっても、土台はすでに仕上がっていて、土台と黒いチューブを縄で縛り付けるという作業だけだったようですが、それでも見知らぬ人たちとの交流の中で一つのものを作り上げ、そして一緒に一時間もかけて川を下るという作業がとても楽しかった様子。

主催者の方の水に関するお話も、とてもよかった様子で、珍しくパパが熱く教えてくれました。
「地球の海と陸の比率って、いくらか知ってる?」
「7:3でしょ。」
「そう。じゃ、それをどう証明できるかわかる?」
「うーん、面積を足していって比較するしかないよね!?」
「もっと簡単な方法があるんだって。」
「なになに?」
「数人で輪になって、地球を描いたビーチボールを飛ばしてキャッチしていくんだ。すると、それぞれの左手に触れた部分を比較していくと、7:3になるんだって。
これは、キャッチボールをする人数が増えれば増えるほど、7:3に近づくらしいよ。」
「へえええ!!!そうなんだぁぁ。初めて知った!!」

最後に話された方の言葉印象的でした。
「今日みんなに渡したこのスポーツ飲料も、もしかした100年前に外国の人が使っていた水かもしれないんだよ。いや、もしかした牛のおしっこかもしれない。だから、私たちは、汚れた水を後の世に残してはいけないんだよ。未来の人たちが、その汚れた水を飲むことになるからね。水を大切に、川を汚さないようにしていかなければならないんだよ。」

よい経験させていただきました。

子どもって、どこまで甘えさせればいいの?

2007年09月03日 | 観劇・読書・感想記
久しぶりに、一気読みしました。
昨夜、子どもたちを寝かしつけながら読み始めたこの本。
「子どもって、どこまで甘えさせればいいの?」山崎雅保著 二見書房

この題名にあるとおり、わが子の要求、お願い、ダダに対して、いったいどこまで許したらいいのか分からず、毎日のことなのに、いつも「これでよかったのだろうか?」と疑問に思いながら接しています。

「ゲームしていい?」
「今日はいいよ。」
「わーい!!」

「ゲームしたーい!」
「今日はだめぇ。この前したばっかりじゃん。」
「ええええーーー!やりたい、やりたい!」
「だめぇ。残念でしたぁ。」

「ゲームしたいなぁ。ゲームさせてぇ。」
「今日はだめだよぉ。」
「ええ、なんで~?やりたいやりたい!」
「・・・まあいっか。一回だけだよ。」
「やったー!」

だいたいこの3パターン。
これがゲームではなく、お菓子だったり、本を欲しがったりと、物欲の対象が変わるだけで、親としての私の対応は、まあこんな感じです。
しかし、いろいろと情報が耳に入ると混乱します。
「親が毎回違う対応をすると、子どもが混乱するので、一貫した対応をした方がいい。」という意見と、
「子どもの気持ちを汲み取った上で、その時々で今日は許すとか、今日はなぜダメなのかとかを冷静に言い聞かせる方がいい。」という意見と、
「子どもの要求を可能な限り受け留めるのがいい。」という意見とが混在するために、私たち子育て初心者は、本当にどうしたらこの子のためになるのか、家族のためになるのか分からなくなってしまうのです。

この本の提唱は、3つ目の、子どもの要求には可能な限り応える、というものでした。「甘えさせる」ことと「甘やかす」こととの違いを丁寧に、漫画を入れながら分かりやすく説明してくれます。

「ゲームをやるのはもうだめだけど、退屈なんだったらテレビでも見てなさい。」
これは、「甘やかし」。
「ゲームはもうやめて、ママとトランプでもしない?」
これは、「甘えさせ」上手。
こんな例えが、子どもとの生活に登場する主な場面ごとに出て、「甘やかし」の対応と「甘えさせ」上手の対応とを比較しているのです。

なかなか参考になる本でした。
今朝から、早速実践してみました。
「サーヤ(長女)おはよう。眉毛ちゃん、おはよう。おめめちゃん、おはよう。朝だよー。お鼻ちゃん、おはよう。」
「まだ目が閉じてるよぉ。」とサーヤが言うので、
「あれ、でも鼻は開いてるよぉ。」
爆笑。
朝から笑いの中で起きることができたサーヤは、とってもご機嫌。

「早く起きないと、遅刻するよ!あんたはほんとにもう!!!!」って、言われながら起きるのと、どっちがいいですか?
そ、新婚さんの夫婦みたいに起こしあえたらいいよね。

3歳になった次女エリーは、いまだおっぱいを欲しがります。今までは、
「やだなぁ、おかしいなぁ。3歳なのにぃ。」と必ず否定しながら、結局おっぱいをあげていましたが、今日からは「おっぱい」とせがまれたら、
「はい、どうぞ。」と言ってあげることにしました。
これを続けていたら、自分の要求を何でも受け容れてくれるという確信がエリーの中で生まれた時に、自分からおっぱいをやめると言う時がくるのではないかと思うのです。
乞うご期待。

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