バンコクを南北に貫通しサムットプラカンからタイ湾に沿って東進、トラートでカンボジアの国境へ至るスクムビット通り、いわゆる国道3号線をバンパコーンで直進すると国道314号線となりチャチョェンサオでさらに直進すると国道304号線となり、ミンブリーを経由して再びバンコクに戻ってきます。
314号線と304号線の三叉路を過ぎたあたりに、かって建材のタイルや瓦の商売をしていた店跡があります。
タイの家屋やアパート、マンション等は床や壁にはタイルが用いられるのが一般的です。掃除が容易で座ればひんやりとするのが好まれるのでしょう。
よく売れて繁盛した時期もあったのでしょう。
いつ頃店を閉じたのか知りませんが、国道304号線に面した広大な敷地に商品見本も兼ねた種々なタイルの床と壁が残る廃墟になっています。
よく走行する道路で、かなり以前から崩れた壁に描画されているのは見て知っていたのですが、反対車線から見るだけで立ち止まる機会がありませんでした。
かっての沿線には、これと言った店もない通過するだけの道路でしたが、最近は全国チェーンの大型店舗が多数進出して、様相が変わってきました。
取り壊しや、崩壊する前に写真に納めようと侵入しました。
敷地の中ほどに建っているは事務所の跡でしょう。
祭壇が朽ち果てています。灯明は絶えなかった昔日が偲ばれます。
隣の看板は建築資材の「タイ・ワッサドゥ」、全国展開しているチェーン店です。その先には全国展開するホーム・センター「ホーム・プロ」があります。
タイル専門店が閉店に追い込まれた原因かもしれません。また、敷地から見て相当な在庫を持って商売していたようです。
奥の”R”は今年開店したロビンソン百貨店です。壁に書かれたピンクの文字は「ペーリュー」、チャチョェンサオ市街地区の俗称です。
ノック・クゥー、フクロウの意味です。
裏手にある居住部分です。
「ペーリゥー」(北柳)です。
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