懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

芸術と浄化

2012-05-12 23:59:46 | バレエ
※【インフォメーション】
5月12日、新国立劇場バレエ団公演、『白鳥の湖』行ってきました。眠いので、感想は明日か明後日以降。でも。私には珍しく公演後半に行き、この公演、明日13日(日)で終了なのです。

今更ですが、12日、川村さんの日、良かったです。
主役違いますが、13日は、米沢唯さん(当方未見ですが、シルビアも出演決まって、団期待の次代の星?)&菅野英男さんキャスト。

今日の公演は良かったので、もし、迷ってる人居たら、良かったらお運びくださいませ。

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心を澄ませて向き合いたい世界がある、それが、バレエ『白鳥の湖』、そう思っていた。

でも。

前日の世俗の汚濁。今日は、心が汚れてる気がして、劇場に向かう道すがら、都会っ子の私には頼もしい新宿の空を車窓から見上げながら、この風景が、浄化してくれることを期待した。

しかし、ネガティブなエナジーって、ポジより強い。そう思った。前日の不快な番組の、人を憎む思い、貶めるエネルギーは、見た私の心にも負のエネルギーを送ってくる。いつもは頼もしい、猥雑な新宿の街も、今日は私の心を変えるに至らない。

到着。
初台、新国立劇場、オペラパレス。
いつもながら、水辺のある劇場が美しい。

今日は公演最終日1日前、
すでに劇場では、たぶんベテラン格の、新国立のクラシックバレエのスペシャリスト、川村真樹さんの1日だけの主演。パートナーは、悪魔と日替わりでの出演の、貝川鐡夫さん。

とても感動した。こんな気持ちで来ていいのか、白鳥の湖をみる気分になってないと思ったのに。

浮世離れした幻想美ではなく、若者が抱く夢、理想、そして、愛。
ここには、それが全てあった。女性の裏切りも、男性の裏切りさえも。

上手だったけど、名だたるスターの日でなく、この団で、よく宣伝されてるプリマの日でもないから、主観的な感想で、他の人にも是非行ったら良かった、とまでは、いえないけど。

私的には、じんじん熱く感動したし、青年と乙女が現世で幸せになるラスト、そしてカーテンコールで、客席からの盛大な拍手。2月のボリショイに比べ(ルンキナ&チュージン)、物語もバレエの幻想美も含めて、お客さんに良く伝わっている感じ。これは、おそらく姫と王子の、パートナーシップの差。)

(『白鳥の湖』総体としては、勿論ボリショイの方が、コールド、脇役の水準とか、全体に当然レベルは高いです。あちらは、物語のリアリティよりも、それで観客に大うけして大成功だった。)

観客の多くが、めでたく幸せをつかんだ二人を見て、幸福感に浸っているような手ごたえを、私も客席で感じることができた。

プリマの川村さんは、堂々とした白鳥の女王。長い四肢に恵まれ、舞台栄えがする。
黒鳥から乗ってきて、最終幕の白鳥の演技との演じわけも。油断してると既婚女性の色香(?)を不意打ちのように見せるのが、私的ツボ。

もちろん、ドミキャラ王子の貝川さん、コールド、道化の八幡さん(ノリノリの芝居、ますます増幅!ハイ・ジャンプ、やはり軽い。足音あまりしなかった気が)或いは初見の悪魔さんの舞台姿と踊りのキレとか、美容姿&衣装で押す、新しいタイプのルースカヤ:本島さんに見とれたとかetc.

あ、そうだ、今日の立役者の一人、人気者:奥村さんの王子の友人。
(彼のヴァリで、女性の高音のブラボーと熱め拍手。その人気で1幕を引っ張った。)
王子の友人の女性二人も、今まで見たのより上手かったし。。。

とか、私的には随所、楽しんで見られましたです。

何より、改めて『白鳥の湖』って良くできてる、と思った。
チャイコフスキーの白鳥って、やっぱり、何度聴いても、イイ。

オペラパレス、残響数秒って、やっぱり音楽がぐわぐわ来て、いいですね~~。
DVDじゃ、これは体感できないから。

んで、心を洗われるような、力強いハッピーエンドストーリーに、酔い、
気が付いたら、心を、舞台によって、浄化されていました。

白鳥の湖、静謐だけど、観ようによっては、結構熱い人間ドラマ。(感想詳細は他日に。)そして、移ろいやすい現世に生きる私たちに、改めて理想を信じる力を与えてくれる。
(って、私だけの感想かもしれないけど。今日は雑念があったから。)

バレエ団のみなさま、今日は、すてきな舞台を、ありがとう!


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【金スマ】公共の電波は、もっとましな内容を扱ってくれないと迷惑。

2012-05-12 00:31:32 | Weblog
(明日は、わしはゲージュツタイムで、心を澄ませなければいけないってのに!)

いや~、金スマ、酷かったですね~、みなさま。(笑)
番組を見なくても、新聞のTV欄に女の怨念発言とかが、長々と書いてあって。

中居はさすがにバランス感覚で中和も見せたけど、後の人々は、明日から見る目が変わるわ。(仮屋崎の生け花はすごいと思ったけど、芸能界って大変ね、あんなアホな話でヨイショ。)

出演してた料理研究家とか言う知らない女性(34歳)が、もし、相手の男性と本当に一瞬でもつきあっていたならば、

普通のまともな女性なら、つきあった男の悪口を言うこと自体が、寂しいこと。
それだけなら、かわいそうな女性だな~、で終わりだけど。
この人は親とかに資金余力があるのか、何か知らないけど、どうもそういう普通の女性ではないですね。

「私が男を変えたかった」という傲慢な一言。
まともな恋愛では、ないですね。

*園山さんと言う人への見方が、「金スマ」さんのおかげで、180度変わりました。(笑)
あんなに幼稚な個人攻撃、やめろよ!金スマ!あ~、思い出すと胸焼け。
なんで、どいつもこいつも、一方的に誰かを叩くのがこんなに好きな世の中になったのだろう。ムカムカ。

もう少し緩和型表現なら、TVの女性は、気の毒な位、虚勢を張って、何もそこまで虚勢で自分を守らなくっても、と思うだけだったけど。

私には全く無名の人で、TVに出てる料理も、なんだか、食べたいと思わなかったし、こんな言い方になってしまうけど、私だけでなく多くの人から見て名を売るっぽくみえたと思うから・・・。

沈黙は金、と言うけれど。(っって私も書いてるが。)私には、この人がこうしてしゃべるより、黙ってる方が、よく見えた。ただ、これをやれば、名も本も売れるでしょうからね。
もし相手に金銭を与えたなら、それを惜しいと思うなら、その程度の関係だったということ。真実の愛を得るほどのものが、自分になかった、或いは決定的な事実として、真実の愛を得られなかった、というのは、何を言っても、やっぱり人生上の一種の敗北であり、相手を悪し様にけなしているうちは、その事実を直視できてないの。だから、糧にもならない。と言うのが、私の恋愛論になるけど。必死で守らなければいけない自分があって、それがどうしても必要なら仕方ない人もいるでしょうけど、身近な友人に吐き出しておわればいいだけのことを。

(園山さんという人、最初に「彼」に会った時から、「ばかな男だと思ったけど」と自己防御してるから、そうしないと守れない自分があるほど、園山さんて、子供なのか、とは思うけど。
状況から見て、客観的には面食いなのか何なのか知らないけど、そういうばかな男に惚れたばかな自分がいるわけで。)

どう見ても自分を飾ってるのが透けて見える話し方で、片腹痛かった。もっと自然に素直に、愚かさも含めて自分を愛せないと、大変だと思うけどね。愚かだから、恋愛や恋は面白いのに。でも、彼女のあれが、商売上の都合もあるのなら、?。

あれをヨイショする芸能人軍団が、不気味。ロボットの集団か?そこまで自分を捨てて長いものに巻かれる存在も、きもい。)

やっぱり、売名?って思っちゃう。番組がいけないんだよね、園山さんの事務所の売り込みの力もあるのかしら?とは思うけど、何も金曜のゴールデンタイムに、こんな不快番組流さなくても。

ご本人が、出演して話しているのだから。マスコミが書くのとは異質。
何もわざわざ、自ら自分への見方を下げるような、良識の無いことをしなければ良かったのに。こんな人とは思ってなかったので、公共電波の使い方、もっと考えてほしいですね、TV局の人。

ところで、今回の件では女性週刊誌3誌が、なかなか健闘。今回の金スマとは、食い違う話が色々。

今回、男って大変だな~、と思いました。
男に生まれてきたら、こういう近づくとやばい女性にも、うかつに関わって、気が付いたら、蛇ににらまれた蛙状態、ってのもあるのね。

私自身、男に裏切られたことは無いけど、20代の頃、女の裏側を見て、うわべだけでは男女関係はわからないと思い知らされました。女性によっては、男性に酷いことをする人もいるんだなって。うわべだけ見てる人はおめでたいけど。今回の女性は、そこまで酷い人ではないかもしれないけど、TVでこんなことを話すのって、何かルール違反と売名行為と思われても、仕方ない気がします。

金スマも、いったいどうしたんでしょうか。こんな内容、放送して!
もう少し、良識を持ってほしい。完全に個人攻撃ですよね。気分悪かったです。

★・・・こういう人に関わってしまった、身から出たさびとはいえ、塩谷も大変ね。
蜷川演出で、彩の国埼玉芸術劇場に8月に出るなら、行こうかな。

蜷川、最近観てないし。あの劇場も行った事ないからちょっと観たくて。(私、劇場オタクだから)
しかし、塩谷もそこまで持つか、ちょっと未知数だけど。こんなにここまで叩かれると、相当ふてぶてしい人じゃないと、厳しそうだけど。

明日は雑念捨てないと!

★それと、一時期、このブログ、訪問者数が増えてて、おそらくフィギュアスケート関連だと思うので、こういう雑念話じゃなく、次週あたり、その辺の余話も書こうかと。
フィギュアスケート興味での訪問者の方おられたら、こんな内容で本当にすみません。

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