※【インフォメーション】
5月12日、新国立劇場バレエ団公演、『白鳥の湖』行ってきました。眠いので、感想は明日か明後日以降。でも。私には珍しく公演後半に行き、この公演、明日13日(日)で終了なのです。
今更ですが、12日、川村さんの日、良かったです。
主役違いますが、13日は、米沢唯さん(当方未見ですが、シルビアも出演決まって、団期待の次代の星?)&菅野英男さんキャスト。
今日の公演は良かったので、もし、迷ってる人居たら、良かったらお運びくださいませ。
*************************************
心を澄ませて向き合いたい世界がある、それが、バレエ『白鳥の湖』、そう思っていた。
でも。
前日の世俗の汚濁。今日は、心が汚れてる気がして、劇場に向かう道すがら、都会っ子の私には頼もしい新宿の空を車窓から見上げながら、この風景が、浄化してくれることを期待した。
しかし、ネガティブなエナジーって、ポジより強い。そう思った。前日の不快な番組の、人を憎む思い、貶めるエネルギーは、見た私の心にも負のエネルギーを送ってくる。いつもは頼もしい、猥雑な新宿の街も、今日は私の心を変えるに至らない。
到着。
初台、新国立劇場、オペラパレス。
いつもながら、水辺のある劇場が美しい。
今日は公演最終日1日前、
すでに劇場では、たぶんベテラン格の、新国立のクラシックバレエのスペシャリスト、川村真樹さんの1日だけの主演。パートナーは、悪魔と日替わりでの出演の、貝川鐡夫さん。
とても感動した。こんな気持ちで来ていいのか、白鳥の湖をみる気分になってないと思ったのに。
浮世離れした幻想美ではなく、若者が抱く夢、理想、そして、愛。
ここには、それが全てあった。女性の裏切りも、男性の裏切りさえも。
上手だったけど、名だたるスターの日でなく、この団で、よく宣伝されてるプリマの日でもないから、主観的な感想で、他の人にも是非行ったら良かった、とまでは、いえないけど。
私的には、じんじん熱く感動したし、青年と乙女が現世で幸せになるラスト、そしてカーテンコールで、客席からの盛大な拍手。2月のボリショイに比べ(ルンキナ&チュージン)、物語もバレエの幻想美も含めて、お客さんに良く伝わっている感じ。これは、おそらく姫と王子の、パートナーシップの差。)
(『白鳥の湖』総体としては、勿論ボリショイの方が、コールド、脇役の水準とか、全体に当然レベルは高いです。あちらは、物語のリアリティよりも、それで観客に大うけして大成功だった。)
観客の多くが、めでたく幸せをつかんだ二人を見て、幸福感に浸っているような手ごたえを、私も客席で感じることができた。
プリマの川村さんは、堂々とした白鳥の女王。長い四肢に恵まれ、舞台栄えがする。
黒鳥から乗ってきて、最終幕の白鳥の演技との演じわけも。油断してると既婚女性の色香(?)を不意打ちのように見せるのが、私的ツボ。
もちろん、ドミキャラ王子の貝川さん、コールド、道化の八幡さん(ノリノリの芝居、ますます増幅!ハイ・ジャンプ、やはり軽い。足音あまりしなかった気が)或いは初見の悪魔さんの舞台姿と踊りのキレとか、美容姿&衣装で押す、新しいタイプのルースカヤ:本島さんに見とれたとかetc.
あ、そうだ、今日の立役者の一人、人気者:奥村さんの王子の友人。
(彼のヴァリで、女性の高音のブラボーと熱め拍手。その人気で1幕を引っ張った。)
王子の友人の女性二人も、今まで見たのより上手かったし。。。
とか、私的には随所、楽しんで見られましたです。
何より、改めて『白鳥の湖』って良くできてる、と思った。
チャイコフスキーの白鳥って、やっぱり、何度聴いても、イイ。
オペラパレス、残響数秒って、やっぱり音楽がぐわぐわ来て、いいですね~~。
DVDじゃ、これは体感できないから。
んで、心を洗われるような、力強いハッピーエンドストーリーに、酔い、
気が付いたら、心を、舞台によって、浄化されていました。
白鳥の湖、静謐だけど、観ようによっては、結構熱い人間ドラマ。(感想詳細は他日に。)そして、移ろいやすい現世に生きる私たちに、改めて理想を信じる力を与えてくれる。
(って、私だけの感想かもしれないけど。今日は雑念があったから。)
バレエ団のみなさま、今日は、すてきな舞台を、ありがとう!
5月12日、新国立劇場バレエ団公演、『白鳥の湖』行ってきました。眠いので、感想は明日か明後日以降。でも。私には珍しく公演後半に行き、この公演、明日13日(日)で終了なのです。
今更ですが、12日、川村さんの日、良かったです。
主役違いますが、13日は、米沢唯さん(当方未見ですが、シルビアも出演決まって、団期待の次代の星?)&菅野英男さんキャスト。
今日の公演は良かったので、もし、迷ってる人居たら、良かったらお運びくださいませ。
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心を澄ませて向き合いたい世界がある、それが、バレエ『白鳥の湖』、そう思っていた。
でも。
前日の世俗の汚濁。今日は、心が汚れてる気がして、劇場に向かう道すがら、都会っ子の私には頼もしい新宿の空を車窓から見上げながら、この風景が、浄化してくれることを期待した。
しかし、ネガティブなエナジーって、ポジより強い。そう思った。前日の不快な番組の、人を憎む思い、貶めるエネルギーは、見た私の心にも負のエネルギーを送ってくる。いつもは頼もしい、猥雑な新宿の街も、今日は私の心を変えるに至らない。
到着。
初台、新国立劇場、オペラパレス。
いつもながら、水辺のある劇場が美しい。
今日は公演最終日1日前、
すでに劇場では、たぶんベテラン格の、新国立のクラシックバレエのスペシャリスト、川村真樹さんの1日だけの主演。パートナーは、悪魔と日替わりでの出演の、貝川鐡夫さん。
とても感動した。こんな気持ちで来ていいのか、白鳥の湖をみる気分になってないと思ったのに。
浮世離れした幻想美ではなく、若者が抱く夢、理想、そして、愛。
ここには、それが全てあった。女性の裏切りも、男性の裏切りさえも。
上手だったけど、名だたるスターの日でなく、この団で、よく宣伝されてるプリマの日でもないから、主観的な感想で、他の人にも是非行ったら良かった、とまでは、いえないけど。
私的には、じんじん熱く感動したし、青年と乙女が現世で幸せになるラスト、そしてカーテンコールで、客席からの盛大な拍手。2月のボリショイに比べ(ルンキナ&チュージン)、物語もバレエの幻想美も含めて、お客さんに良く伝わっている感じ。これは、おそらく姫と王子の、パートナーシップの差。)
(『白鳥の湖』総体としては、勿論ボリショイの方が、コールド、脇役の水準とか、全体に当然レベルは高いです。あちらは、物語のリアリティよりも、それで観客に大うけして大成功だった。)
観客の多くが、めでたく幸せをつかんだ二人を見て、幸福感に浸っているような手ごたえを、私も客席で感じることができた。
プリマの川村さんは、堂々とした白鳥の女王。長い四肢に恵まれ、舞台栄えがする。
黒鳥から乗ってきて、最終幕の白鳥の演技との演じわけも。油断してると既婚女性の色香(?)を不意打ちのように見せるのが、私的ツボ。
もちろん、ドミキャラ王子の貝川さん、コールド、道化の八幡さん(ノリノリの芝居、ますます増幅!ハイ・ジャンプ、やはり軽い。足音あまりしなかった気が)或いは初見の悪魔さんの舞台姿と踊りのキレとか、美容姿&衣装で押す、新しいタイプのルースカヤ:本島さんに見とれたとかetc.
あ、そうだ、今日の立役者の一人、人気者:奥村さんの王子の友人。
(彼のヴァリで、女性の高音のブラボーと熱め拍手。その人気で1幕を引っ張った。)
王子の友人の女性二人も、今まで見たのより上手かったし。。。
とか、私的には随所、楽しんで見られましたです。
何より、改めて『白鳥の湖』って良くできてる、と思った。
チャイコフスキーの白鳥って、やっぱり、何度聴いても、イイ。
オペラパレス、残響数秒って、やっぱり音楽がぐわぐわ来て、いいですね~~。
DVDじゃ、これは体感できないから。
んで、心を洗われるような、力強いハッピーエンドストーリーに、酔い、
気が付いたら、心を、舞台によって、浄化されていました。
白鳥の湖、静謐だけど、観ようによっては、結構熱い人間ドラマ。(感想詳細は他日に。)そして、移ろいやすい現世に生きる私たちに、改めて理想を信じる力を与えてくれる。
(って、私だけの感想かもしれないけど。今日は雑念があったから。)
バレエ団のみなさま、今日は、すてきな舞台を、ありがとう!