昔、『白鳥の湖』の結末がハッピーエンドなのは、間違いで、ほんとうは、ラストは悲劇なのだ、という言い方があった。
そして、ソ連がなくなって、ボリショイバレエ来日公演の「白鳥の湖」は、悲劇に戻ったのだが。
興味深いことに、
こうなると逆に、「ラストはハッピーエンドの方が良かった」との趣旨の観客感想を、近年、まま聞く。
時代の変化の風雪に耐えて、作品は息づく。
何が本当の価値か。
現象的な事でなく、本質的には、この件での一つの正解は、バランシンの言った
「白鳥の湖は、悲劇でも喜劇でも、どちらでも良いのだ。」というものだと思う。
ただ、グリゴローヴィチ版「白鳥」のラストについては、演出家の構想、明快な意味がある。
ので、あれはあれで、一つの形。
以下次号。短くてすまん。また、そのうち。
そして、ソ連がなくなって、ボリショイバレエ来日公演の「白鳥の湖」は、悲劇に戻ったのだが。
興味深いことに、
こうなると逆に、「ラストはハッピーエンドの方が良かった」との趣旨の観客感想を、近年、まま聞く。
時代の変化の風雪に耐えて、作品は息づく。
何が本当の価値か。
現象的な事でなく、本質的には、この件での一つの正解は、バランシンの言った
「白鳥の湖は、悲劇でも喜劇でも、どちらでも良いのだ。」というものだと思う。
ただ、グリゴローヴィチ版「白鳥」のラストについては、演出家の構想、明快な意味がある。
ので、あれはあれで、一つの形。
以下次号。短くてすまん。また、そのうち。