懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

公開レッスン

2023-10-07 01:12:25 | バレエ
ごく私的な話だけど、ちょっと知り合った人が、少しバレエに興味があるみたいで、ほんでもって、子供にバレエを習わせたいのだけど・・・、
というような話をされて。子供にバレエを見せたい、というのもあるみたいで。

そういう人に、ぱっと、これが今お勧めのバレエ公演!って、バシッと言えるのがなかった。
パリ・オペラ座来日公演の話と、新国立ならチケット代安い席がある話、その他でお茶を濁してしまった。

昔の話をしてもせん無いし。(昔なら、それならこれがお勧め!っていえるのがあったんだけど・・・)

で、手元にあった、白鳥の湖のブルレイ、(ザハロワ・ロジキンのボリショイ公演の全幕)、どうかなあ?と思って見直してみたけど、初めて見る相手にベストチョイスに思えず。(撮り方、演奏の速度っていうのか、監督変わって、遅くなった?とか、ちょっと気になる所があれこれ。ザハロワ姫は、やっぱり、ウヴァ様が王子の時がきれいだし・・・。

それに、「ボリショイ」で検索したら出てきた、「黄金時代」の最近の動画の方が、ボリショイ劇場の公演としては、全然よく見えた。撮り方も、もっとアップ気味だし。ダンサー名まで確認してないけど、ノリノリでいい感じ。)

そんな時に、あ、そういえば、と思ったのが、もう終わっちゃったんだけど、マリインスキーのマリア・ホーレワの「来日公開舞台レッスン」の企画。
(8月30日、新宿文化センター)
このコンサートの一部や事前の練習風景を編集した動画が、谷桃子バレエ団さんのかな、アップされていて。

娘にバレエ習わせたいとか、そういう人には、これは、これなら見てもらっても大丈夫そうな気がした。
まだファーストソリストで、白鳥とか、踊りだしてしまえば、そりゃ、昔のスタープリマ程練れた踊りではなくても、長い四肢の描くラインのきれいさは、これぞ本場のバレリーナ、というようなものが伝わりやすいかな、と思った。

マリインスキーに詳しいファン層には色々意見はあると思うけど、今の日本のバレエ公演状況の中で、この若いバレリーナを呼んでくれた人たち、GJ!

ワガノワ時代の同期の日本のバレリーナさんと交流しているときは素顔がのぞいて微笑ましい。
さすがにご意見は真面目な感じ。

日本には美しいダンサーが何人もいるような事を言っていて、日本のバレエがもっと発展するためにはどうしたらよいか?と質問されて、「国がもっとバレエを支援したらいいと思う」と言っていた。

彼女は見かけが良く見えるので、日本のバレエダンサーに美しい人がいる、っていうのは、ちょっと意外な気もしたけど。
日本人については、「バレエへの愛がすごい」と言っていた。

これは、ボリショイ総裁だった人の去年の発言と同じような意見。

マリア・ホーレワは、今持ってる清新な雰囲気がいつまであるかは分からないが、どこかでまた来日して、全幕の公演で踊ってくれる機会があったらいいなと思った。

パートナーを務めた日本人ダンサーのインタビュー内容も、なかなか普段聞かない舞台に立つ男性パートナーの専門的な話がちらっと出ていて、希少価値のある動画でもあった。

ロシアのスカートが張ったチュチュは、日本のと違うって話も出てたけど。(東京バレエ団のとかは、ロシアの人の衣装制作ノウハウを入れてそうな気はするけど。)この動画では。あの張った部分が、男性に当たる、とかって話もあって、ちょっとユーモラスだったり。
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親が子に、バレエを習わせたいとか、逆に「うちの子がバレエやりたいって言ってるけど、器質的なものにめぐまれてなくて、どう思う?」とかって質問があったりするんだけど。

親としては、色々思いまどうもんなんだろうなと思った。
才能とか、持って生まれた物って、残酷な時もある、というのを最も思い知らされる所が、ワガノワバレエ学校、というイメージがあるけれど。

散漫失敬。
ホーレワさんは、まだこれからの人みたいだけど、ばっとみで、魅力はあった。
(あれ?イーロン・マスクの話じゃないけど、今日はこの辺で。)

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