懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

2つの「白鳥の湖」その2~公演行って宣伝チラシを見ると・・

2024-02-12 02:17:52 | バレエ
来日公演中の、パリ・オペラ座バレエ団、ヌレエフ版「白鳥の湖」、10日ソワレ見てきました。
(オデット/オディール :オニール八菜 ジークフリート:ジェルマン・ルーヴェ 、ロットバルト :トマ・ドギールの回)

(満員御礼出てて、女子トイレ混み過ぎ。幕間の休憩25分もあったのに、自分は時間いっぱい使ってトイレに並ぶ羽目に。終演後、クローク預けのコートを回収しようとしたら、かなり並んでて、人がなかなかはけず、まだ並んでる中、ホールの管理の方が、「まもなく閉館になります」、ってアナウンスしてたりとか・・・)

(NBS公演は、当日前に主催者がHPでキャスト予告出すし、タイムテーブルも出てたかな?と思うので、こちらにはアップしませんでした)

王子のルーヴェが、この役として必要十分条件を備えてる印象で、娯楽性だけではない、主張のあるヌレエフ版を、演奏が主旨に沿って盛り上げてくれて、ごく私的には、指揮・演奏がこの作品をよく掴んで伝えていて、好印象。なんとなく、ティンパニに目が行った。

パリオペラ座の昔を知ってるパリ・オペラ座ファンたちから、厳しいご意見もあるようですが。
そりゃ、ギエム、パトリック・デュポン、とか、その後のエトワールたち、、華々しく活躍した黄金期のスターたちの時代に比べれば・・・。

古参パリ・オペラ座ファンの、「純クラシックの水準が落ちた」という見方は、確かにフラットに見ると、そうなんだろうけど、私的ごく主観的には感動もあったり。ただ、あの演奏の力と、王子役のルーヴェが居なかったら感想違ったと思う。(私が凄くルーヴェを気に入ったとかじゃなく、心を込めて作品、役に入り込んで全身全霊で踊ってたと思う。)

その辺が頑張ってたことと、逆に、主役の姫役と、白鳥コールドは、これはこれで良しとして見たが、終わって時間がたつと、「白鳥見た~!」という満足感からは遠くって、

その分、どちらか一つだけ行こうと思ってた、もう一つの「白鳥の湖」、4月の東京バレエ団ブルメイステル版の公演に、行きたくなってしまった。

キッカケは、改めて見た、その公演チラシ。
宣伝も、大事ですねぇ~。
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端的な感想は、自分はやっぱり、「白鳥の湖」が好きなんだな~、と思った。
のと、
一昨年冬の「スーパースターガラ2022」での来日の際の、マニュエル・ルグリへのダンマガ・インタビュー、
ルグリが、今のパリ・オペラ座がコンテが多くなってクラシックが弱くなってる事などを批判してたと思うけど、
読んだ時は、批判してるのを意外に思っただけだった、のが、

この公演見て、ルグリの言ってたことは、順当な正論に思えた。
ただ、世界的にも、純クラシックの全幕上演、グランドバレエの興行は厳しい環境になってきているような気がするので。

あと、この公演見てから、去年のワディム・ムンタギロフが王子役で出てた、牧バレエ団「眠り」全幕を見に行かなかったのは、大失敗だった!と思い知らされた。

少し辛いこと書いたけど、でも、昨今の日本のバレエ公演シーンにおいては、総体として良質な公演で、主催者がしっかりしてる事、手間かけて良質な観客層を育ててきたことも、(よそが客層が悪かったこともあって)とてもほっとできた公演でもあった。

公演感想は、後日書けたら。
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あ、出待ちはしなかったけど、出待ちの仕切りする係員の方が、大変丁重に出待ちの人々に待つ場所その他の説明をしていて、とても感じが良くて感心した。ちょっと親切すぎるくらい。

ついでに、上野の街が、円安による外国人観光客目当ての、価格帯高めのお店が出てたりして、公演改札口近くの駅構内飲食店も、以前に比べてやや高級志向で、価格帯高めになってた気がした。そして、駅員さんが凄く親切で感じ良かった。(やっぱり、外人観光客に、大いに期待してる街になってるんだと実感した)

以上、全然、役に立たない感想ですが。

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