住職の独り言

~ご縁に触れて~

おまかせ

2009年06月10日 | Weblog
曹洞宗の道元禅師は正法眼蔵(身心学道)に

大聖(仏陀)は生死を心にまかす
生死を身にまかす
生死をみちにまかす
生死を生死にまかす

と言われる。

浄土真宗もしかりで、
「仏願に託する」「弥陀の本願に帰託す」と示され、

我がはからいを全て捨てて阿弥陀様に
罪も、さわりも、生も、死も、すべておまかせする。
これを一心といわれる。

でも、まかせたつもりでいても、
我が心に内に、我心が残っていては、
おまかせしたことにはなりません。
それは疑心があるからであります。
二心(ふたごころ)であり、一心ではありません。
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