住職の独り言

~ご縁に触れて~

心でみる

2009年06月11日 | Weblog
アメリカのバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した
全盲のピアニスト:辻井伸行さん(20)が帰国会見の中で、

「もし目が見えるとしたら?」との質問に、
「両親の顔を見たい。海とか花火とかも見てみたい。でも、今は心の目で見られるので十分満足しています。」
と答えられた。

「心の目で見る…」チョット感動の言葉だ!

仏説観無量寿経に
「憶想」(おくそう)→「心に想い描く」と説かれる。

仏を想い描くことは、仏を見ることである。
仏のおすがたを想い描くことは、仏の心を見ることである。
仏の心とは大慈悲と説かれる。

伸行さんの想い描く両親の顔は、
伸行さんを思いやる心で一杯なのでしょうね。
コメント
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