住職の独り言

~ご縁に触れて~

傷跡

2009年06月20日 | Weblog
産経新聞の一面に「朝の詩」というコーナーがある。
募集要項は一行10字以内で14行以内との形式があるので、
チョットと訂正し投稿してみたけど…
採用されたら嬉しいけどなァ…

『傷跡』

私の手を見ていると
小さな傷跡がいっぱいある
それも右手より左手の方が多い

そうか…私は右利きだから
右手にナイフや金槌を持って
誤って左手を
傷つけてきたんだろう

それなのに
左手は何の不平不満も言わず
私を助けてくれている

何と勿体ないことか…南無阿弥陀仏
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講師を囲む会

2009年06月19日 | Weblog
今日は法事も何もない。
お盆の相談とか法事の相談の来客があったくらい。

明日は常例法座日なので、その準備…

夕方からは津田沼で、この度の講師F師(大阪)を囲んで、
千葉組定例線寺院住職と共に歓迎懇親会です。

チョットその前にスポーツクラブへ行って汗を流すとしましょう。
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西方浄土

2009年06月18日 | Weblog
阿弥陀経には「これより西方に十万億の仏土を過ぎて世界あり…」
お浄土は西方にあるという。

私達の住む地球は有限なる世界であります。
よって東西南北という方向を決めているが、
宇宙に出たら西も東もない訳であります。

阿弥陀様の世界は、時間・空間を超えた無限なる世界。

「西方浄土」と示されるのは、
私達にイメージしやすいように示された方向であり、
シンボル(象徴)として西方浄土でありましょう。

…西方浄土もまた有り難し…南無阿彌陀佛

「阿弥陀仏、ここを去ること遠からず」
「光明てらして朗らかに、いたらぬところはさらになし」
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うわさ話

2009年06月17日 | Weblog
伝言ゲームというのがある。
一つの言葉を次の人に伝え、次々と伝えていくゲームであります。
言葉は一人歩きするからねェ…

白いご飯だったものが、次の人の口に合わせて塩が入り、
次に人の口に合わせて醤油が入り、ソースが入り・マヨネーズが入り…
伝わるうちにグチャグチャ状態…最初は何だったのか?

うわさ話がそうであります。
いい話ならまだしも…悪口というのは…
聞いた話というのは十分注意して正確に伝えないとねェ…
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迷信俗信

2009年06月16日 | Weblog
この世には「上り坂・下り坂・まさか」という坂があるという。
「まさか」は突然やってくる。
病気・大切な人との別れ…何でこうなるの?なぜ?なぜ?

そして人は、理解出来ないことの原因を、
浅はかな人間お知恵を以て理由付けし納得しようとする。
そこに迷信俗信がはびこる。

日のよしあし(結婚式・葬式・手術・家を建てる…)、方角の吉凶、姓名のよしあし(名前の字画…)、印相、墓相、家相、手相、人相、占いまじない、厄払い・語呂合わせ(4・9、49日)…数え上げればキリがありませんが、すべて迷信俗信のたぐいです。

親鸞聖人は、こうした迷信俗信に惑わされている人々を悲しまれ、

~悲歎述懐和讃~

 悲しきかなや道俗の
 良時・吉日えらばしめ
 天神地祇をあがめつつ
 卜占祭祀つとめとす

(意訳)悲しいことに、今の僧侶や民衆は、何をするにも日の良し悪しを気にし、天の神、地の神を崇拝し、占いやまじないなどの迷信にかかり果てている。

~歎異抄~
念仏者は無碍の一道なり。そのいはれいかんとならば、信心の行者には天神・地祇も敬伏し、魔界・外道も障碍することなし。

(意訳)阿弥陀仏の本願を信じて念仏する人は、何ものにも碍えられることなく、生と死を超える唯一の大道を往くものです。
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悪口

2009年06月15日 | Weblog
仏の目はパッチリとしたお目々のお姿は見受けない。
仏さまほっそりとした目で半眼と言われる。
「半分は自身のさとりをみて、半分は衆生をみる」と聞いた。

凡夫はこうはいかない!
何しろ自身の内に「さとり」はなく虚仮不実の目で、
自身を見ると共に他を見る訳だ!

口もしかり半口?(…こんな言葉あるのかなァ…)

酒のつまみで一番美味しいつまみいは人の悪口と聞いたことがある。

話というのは一人歩きする。
自身で見た話でも良くないのに、
まして人から聞いた話になると始末に悪い。

心得たいものであります。
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連研

2009年06月14日 | Weblog
ハ・ヒ・フ・ヘ・ホットしました。

今日は私の所が会所で千葉組北ブロックの連研開催日された。

連続研修会(連研)近隣の各寺よりご門徒が集まって、
浄土真宗のみ教えについて、
話し合い・学び会う研修会みたいなものです。

講師は組内北ブロックのお寺さんで構成されている。
今回は私が担当で「世間の常識と門徒」というテーマでした。

何とか勤め終わり…ホットしています。

「バンザイ!」終わったぞ~!

今日は安心して美味しいお酒が飲めそう…
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宗教心意識調査

2009年06月13日 | Weblog
NHK放送文化研究所による日本人の宗教心の意識調査があった。

お守り・お札・おみくじ・占いなどの現世利益中心の宗教的行動は、
徐々に増えてきているという。(例えば、おみくじ19%→25%)

祈り・礼拝・布教や聖書・お経に触れる自己修養的行動は減少傾向!
(例えば、聖書・経典11%→5%)

宗教を信仰している人は全体の35%で、60歳以上が半数以上で16~29歳は2割以下と、世代により大きな開きがある。

信仰する宗教では仏教34%、神道3%、キリスト教その他が1%、信仰しないは49%だった。

10年前と比べると仏教信仰者は4%増えた。

信仰に関係なく親しみを感じる宗教は仏教65%(10年前より16%増加)、神道21%、キリスト教13%…

親しみを感じる宗教がない人は29%で10年前の40%から大きく減った。

宗教の役割について
「心の安らぎや幸福感が得られる」
「困難や悲しみを癒す」と思う人が、ほぼ半数を占める。

奇跡を信じる若者層が、この10年で増加傾向。

現世享楽的傾向から「心の時代」へと移行し、心の支えを求める傾向にある。
仏教に親しみを感じる人が増加傾向にあるのがその表れ…
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川の流れのように

2009年06月12日 | Weblog
美空ひばりさんお歌に、
「川の流れのように」という歌がある。

知らず知らず 歩いてきた
細く長い この道
振り返れば 遥か遠く
故郷(ふるさと)が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生
ああ 川の流れのように ゆるやかに
いくつも 時代は過ぎて
ああ 川の流れのように とめどなく
空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ…

この歌を聴いていると、
川に浮かぶ木の葉が流れに身を任せ
海へと流れるさまを思い浮かべる。

親鸞聖人は「海」を、
阿弥陀如来の本願を教えや徳を海に喩えて、
一乗海とか功徳宝海…阿弥陀如来のおさとりの世界に喩えられる。

まさに阿弥陀如来のご本願に乗託し、
川の流れのように、おさとりの世界へと導かれ、
「臨終一念の夕、大般涅槃を超証す」
と示される。自然のはたらきを想う。

…でも、自身の身も心も阿弥陀さまに乗託(おまかせ)することの
何と難しいことか…

~教行信証(二種深信)~
「疑いなく慮りなく、かの願力に乗じて、さだめて往生を得と信ず。」
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心でみる

2009年06月11日 | Weblog
アメリカのバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した
全盲のピアニスト:辻井伸行さん(20)が帰国会見の中で、

「もし目が見えるとしたら?」との質問に、
「両親の顔を見たい。海とか花火とかも見てみたい。でも、今は心の目で見られるので十分満足しています。」
と答えられた。

「心の目で見る…」チョット感動の言葉だ!

仏説観無量寿経に
「憶想」(おくそう)→「心に想い描く」と説かれる。

仏を想い描くことは、仏を見ることである。
仏のおすがたを想い描くことは、仏の心を見ることである。
仏の心とは大慈悲と説かれる。

伸行さんの想い描く両親の顔は、
伸行さんを思いやる心で一杯なのでしょうね。
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