今年になって初の占いをしてもらった。
僕をよく知っている人なら、僕が占いを単なる当たるも八卦…とはとらえていないことはご存じだと思う。
僕を知らない人なら、占い?ばっかじゃない、と思うかもしれない。
でも、「ばっか」なことじゃないんですよ、これが。
そういう態度はちょうど古代の人が海をずっと進んでいくと崖になっていて、そこから落ちてしまうと云う事を信じていたのと、本質的には同じことである。
まぁ、それはいいとして、今回占いをしてもらったのはある不安がいくつかあったから。
今日見てもらった人は、僕が過去に占ってもらった人の中では「新宿の母」として知られているあの有名な方と、まぁ、同じぐらいの実力、あるいはそれ以上のだと感じた。
手相と、四柱推命、さいごにちょっとタロットで見てもらった。
まず、比較的いい手相だといった。
僕の手は中央の部分がへこんでいる。こういう人は苦労をしてきていますね、といった。
お顔を見ると平穏無事な人生を生きてきた方に見えますが、実際は苦労してきてますね、といった。
つぎに、愛情が深いですねといった。それとこれは四柱推命で出ているそうだが、頭のいい人ですね、といわれた。
つぎに、優柔不断でしょう、といわれた。(ただ頭を垂れるのみ)四柱推命のほうでは、僕は女性に多いものを持っていて、女々しいところがあるとまで言われた。(ひたすら頭を垂れるのみ)
今まで何度か挫折して、でも辞めずに続けてきたものがありますね、とも言われた。
僕の懸案の一つである、将来もくいっぱぐれずに生きていけるかと聞いたところ、お金はたまりませんね、入ってきてもすぐに出ていきます…でも、食べていくことはできます、あなたには人、物、金だったかな、の運はついていますからといった。
困っても周りの人に助けられる運を持っているといわれた。
これは前別の人に占ってもらった時も同じことを言われた。だが…あまりその実感はないのだが。
ぼくにはコミュニケーションの能力があるといわれたが、これがいわゆる口を使ったコミュニケーションだったら全く僕にはそんな能力はない。
口下手もいいところだからだ。ただ、もし文字を使ったコミュニケーションのことを言っているのだったら、少しは当たっていなくもないかもしれない。
ある種の世界観を持っていて、かなり頑固で、職人気質です、だから会社勤めは向いてないですね、とも指摘された。これはめちゃくちゃ的中している。
今回は指摘されなかったが、以前鎌倉で占ってもらった時は芸術面の才能が有りますといわれたことを思い出した。
それと今日初めて言われたのは、晩成型だということ、それと若いころ結婚するとダメな手相ですとも言われた。これをきいたときも、あまりにも正鵠を射ている(晩成型のほうはどうかわからないけど)ので、この時点ではもう彼女の力に敬服し始めていた。
相当できる占い師であることは間違いないと感じた。普通はここまで具体的に言ってしまうと外れるものも多く、実力のない占い師だとそれを恐れてもっとあいまいにある程度の解釈の幅を持たせた言い方をするものだ。だが、今日の占い師はかなり具体的な指摘をしてきた。
最後に、最後の懸案事項をタロットで見てもらった。
その時でてきたのが上の写真のカード、「隠者」である。
この占い師にも指摘されたのだが、これはいいカードだということ。
あまりことを急がずに、当面はじっと静観するのがいいと云う事だった。
このカードの解釈である、
『正位置の「隠者」のタロットカードは、何かを追及する思慮深さを意味しています。そして、その人の考えを徐々に真実に引き寄せていくでしょう。心が内側に向かっていくことを表すカードでもあり、それによって孤独をもたらすこともあるのです。しかし、それをも何かを解決し、物事の核心に近づいていくための手段とさせてしまうでしょう。』
というのは、まさに僕が内心考えて来たこととぴったり重なった内容であり、ほんとうに心から驚いたことを告白したい。
あらためて、人間の悟性を超えた神秘世界の実在を感じさせてくれた今日の占いだった。