KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

お正月さん

2014-01-01 | KOFUKU日記




お正月さんがいらしたぞ
サトウ ハチロー


お正月さんが お正月さんが
おいでになったぞ いらしたぞ

おともに羽子板 絵だこに こまと
いろはのかるたも つれて来た
   
お正月さんが  お正月さんが
おいでになったぞ いらしたぞ
おもちにかまぼこ 黒いまめ
みかんにきんとん つれて来た

お正月さんが いらしたぞ
     





2014年の美しい春の到来です
おかげさまで無事に新しき年を迎えられました事
新春一番の幸福です(*´∀`*)

昨年は大変お世話になりました。
会えても会えなくても
皆様から頂いた有形無形の贈り物は私の心に深くしみております。
今年もどうか仲良くしてくださいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。

2014年
皆さまのお心がそれぞれの望む幸せの形で満たされる日々でありますように。







2014 美しい春に思ふ 
時に闇に有り、激しい雨風にさらされながらも
光の中、すっくと大地に立つ木々のようでありたい
画・米澤観児







谷川 俊太郎



また朝が来てぼくは生きていた

夜の間の夢をすっかり忘れてぼくは見た

柿の木の裸の枝が風にゆれ

首輪のない犬が日だまりに寝そべっているのを

 

百年前ぼくはここにいなかった

百年後ぼくはここにいないだろう

あたり前なところのようでいて

地上はきっと思いがけない場所なんだ

 

いつだったか子宮の中で

ぼくは小さな小さな卵だった

それから小さな小さな魚になって

それから小さな小さな鳥になって

 

それからやっとぼくは人間になった

十ヶ月を何千億年もかかって生きて

そんなこともぼくら復習しなきゃ

今まで予習ばっかりしすぎたから

 

今朝一滴の水のすきとおった冷たさが

ぼくに人間とは何かを教える

魚たちと鳥たちとそして

ぼくを殺すかもしれぬけものとすら

その水をわかちあいたい