2018年のブログです
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池内紀さんが編集した『ちいさな桃源郷-山の雑誌アルプ傑作選』(2018・中公文庫)を読みました。
本の帯に、山河と人と生きものを小声で語りつづけた伝説の山の雑誌「アルプ」、とあります。
雑誌「アルプ」は登山家でエッセイストの串田孫一さんが中心となって出されていたちょっとおしゃれな山の雑誌で、解説によれば、1958年(昭和33年)から1983年(昭和58年)までの25年間に300号が発刊されています。
じーじがまだ子どもの頃から若い頃のことで、じーじにはめずらしく勉強一筋の時期であり(?)、ライブで読んだことはなかったのですが、なぜかその後、古書店や文学資料館、郷土資料館などで何回か見た記憶があります。
本書にも、深田久弥さんや上田哲農さん、更科源蔵さん、宮本常一さん、畦地梅太郎さん、尾崎喜八さんなど、すばらしい登山家、歴史家、詩人さんなどの文章が選ばれています。
編者の池内さんは、優秀なドイツ文学者で、すばらしい翻訳が数多くありますが、東大の先生らしからぬ、軽妙なエッセイや紀行文で知られ、最近はご存じのように、おしゃれなじーじの本の著者として有名な人です。
ということで、とても気持ちよく、楽しく、読むことができました。
じーじが特に気に入ったのは、やはりどさんこの更科源蔵さんや文章が美しく、大好きな深田久弥さん、そして、今回、初めて読んだのですが、北海道東部のヤウシュベツ川のことを書いている吉田元さんという作家さんでした。
吉田さんの文章はとても美しくて興味深いもので、こういう出会いがあるので読書はやめられません。
久しぶりに山や川に行ってみたくなりました。 (2018.10 記)
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2023年夏の追記です
今日のあるブログでご紹介がありましたが、北海道知床に北のアルプ美術館があります。雑誌アルプがたくさん展示されているという、小とても贅沢な美術館です。
じーじはこの美術館の前を車で通ったことはあるのですが、いずれも時間がなくて立ち寄れませんでした。
来年こそは、雑誌アルプの世界にゆうたりと浸りたいなあ、と思います。 (2023.8 記)
田舎の爺のつたないブログですが
よろしくお願いいたします。
どさんこなので、北海道の写真を見たり、記事を読むのが楽しみです。
電子媒体に書き綴ることは初めてで、戸惑いもありますが、老化防止にボチボチとあげていければと思っていますので、よろしくお願いします。
「アルプ」=「小さな桃源郷」良いですね。辻まことも好きでありました。
いずれ買いたいと思っている本で、とても参考になりました。
今年の夏あたり、東川のモンベルで買うことになりそうです(?)。