2020年5月の日記です
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夕方のニュースを見ていたら、別れた親子の面会交流がコロナのせいで、回数が減っている、という話題が出てきた。
別れた親子の面会交流は、なかなか実現が難しいし、実現しても、月に1回とか、2か月に1回とかが多いが、最近、コロナを口実にその実施が減らされている、というものであった。
離婚後の父母の関係が悪いままだと、面会交流は、たとえなんとか決められても、様々な理由をつけられて、実施されなく傾向がある。
今回のコロナは、監護親にとっては、面会交流を断わるかっこうの理由になってしまっているらしい。
もともと、面会交流を嫌う監護親は、不安の高さから面会交流に消極的なことが多いが、それにコロナが不安を煽ってしまっているのだろうと思う。
しかし、可哀そうなのは、子どもたちである。
こういう不安の高い時こそ、子どもたちには、監護親だけなく、別居親からも、見守られているんだ、という体験が必要であろう。
どんな状況の時であり、お父さんとお母さんが別れたにせよ、自分たちを見守っていてくれる、という、そういう安心感が、子どもたちには大切だと思う。
コロナに負けずに、双方の親が「おとな」の行動をしてほしい、と切に願う。 (2020.5 記)