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ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が新潟市で公園カウンセリングなどを相談、研究しています

田中千穂子さん・プレイセラピー(遊戯療法)・親子同席セラピー-じーじのカウンセリング日記

2024年11月19日 | 子どもの臨床に学ぶ

 2019年の日記です

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 田中千穂子さんのプレイセラピー(遊戯療法)の本を読んでいると、母子同席セラピー(別に父子同席でもいいんだけれど)のお話がよく出てくる。

 子どもさんを遊ばせながら、お母さんの悩みごとの相談をされている田中さんは、とてもていねいでこまやかな面接をされていて、感心させられる。

 そんな時に、不思議と子どもがいろいろな出来事をしでかしてくれて、お母さんはふと子どものお母さんに戻って、安心させられる場面が出てくる。

 母子同席のいいところだと思う。

 これが逆に、子どもがギャンギャン泣いているのに、ほったらかしで、自分の悩みに没入しているような時は、ちょっと心配。

 治療者が子どもに声掛けをしたりして、お母さんの現実感覚を少し揺さぶったりするだろう。

 親子同席面接の醍醐味はここにある。

 じーじのカウンセリングで、親子一緒を拒否しないのも同じ理由だ。

 親ごさんがどんなに悩んでいても、子どもと一緒の時は親ごさんになる。そのことはとても大切だろうと思う。

 悩みながらも親ごさんらしく、そんな親ごさんと一緒に問題を考えていきたいと思う。         (2019.12 記)

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介

 経歴 

 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。

 1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。 

 1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通う。 

 1977年、家庭裁判所調査官補採用試験に合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事する。

 1995年頃、調査官でも落ちこぼれ、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。 

 2014年、定年間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)を修了。 

 2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。

 仕事 個人開業で、心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを相談、研究しています。

 所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

 mail  yuwa0421family@gmail.com  

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あだち充『H2』(全34巻)2000・小学館-こちらも青春真っただ中のお話ですよ!

2024年11月19日 | 小説を読む

 2024年11月のブログです

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 能登半島地震で崩れたじーじの部屋の本の山の積み直し作業は今も継続中。

 先週は、なんと、あだち充さんの『H2』を発見してしまった。

 なつかしい!

 20年ぶり!

 さっそく、読んでしまう。

 これが名作!

 野球マンガといえば、『タッチ』を連想するが、さらに深化している感じ。

 『タッチ』は三者関係(?)のマンガだったが、こちらは四者関係(?)、と人間関係も成熟を示している(?)。

 ハラハラ、ドキドキ、で年寄りのじーじの心臓にも悪い(?)。

 まさに、青春真っただ中!だ。

 しかも、今回は、脇役への目配りも丁寧で、あだちさんもおとなになったようだ(あだちさん、ごめんなさい)。

 34巻が必要だった理由もわかる。

 主人公の幼なじみのお母さんが亡くなる場面では、じーじは久しぶりに号泣をしてしまった。

 あだちさんのマンガにおなじみの、ユーモアだけではない、生と死、喪失と再生のテーマは健在だ。

 へたな小説より奥が深い世界が展開する。

 こちらも名作として残るのではないだろうか。

 素敵な野球マンガを楽しめて、ごきげんな1週間だった。        (2024.11 記)

 

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