少し前にも紹介しましたが、ホセ・クーラは1997年にヴェルディの傑作オペラ、オテロのタイトルロールにデビューして、今年でちょうど20周年を迎えました。
→ 「オテロのデビューから20年」
そして21年目に踏み出した円熟のオテロ、現在、ベルギーのリエージュのワロン王立歌劇場でリハーサル中です。
劇場のフェイスブックにリハーサルの写真がいくつか掲載されましたので紹介したいと思います。
6月16日に初日、全部で6公演です。
幸い、今回もライブ放送の予定がありますので、それについても紹介しています。
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<劇場FBの告知>
<劇場の公演概要紹介ページ>
Conductor : Paolo Arrivabeni
Director : Stefano Mazzonis di Pralafera
Choirmaster : Pierre Iodice
Otello: José CURA
Desdemona: Cinzia FORTE
Iago: Pierre-Yves PRUVOT
Cassio: Giulio PELLIGRA Emilia: Alexise YERNA Lodovico: Roger JOAKIM
Roderigo: Papuna TCHURADZE Montano: Patrick DELCOUR An Araldo: Marc TISSONS
Opéra Royal de Wallonie-Liège
2017/6/16,20,22,25,27,29
<リエージュの街の告知ポスター>
<オテロの紹介動画>
劇場がアップしているものですが、どうやら前回の公演(2011年)の舞台映像のようです。
Otello de Verdi - Opéra Royal de Wallonie-Liège - Teaser
<リハーサルの画像>
クーラのオテロと、イアーゴ役のPierre-Yves Pruvot。
何だか2人、よく似ていますね? ボサボサの髪に髭面、体形も、服装まで・・(笑)
これはたまたまなのか、それとも、イアーゴはオテロの光と闇、表と裏の一方の側という解釈から? ちょっと、うがちすぎですよね(笑) クーラは、ピーター・グライムズの時からの髪と髭を伸ばしたままで、このオテロもやるのでしょうか?
リラックスした雰囲気、クーラが話しているのは演出家?
大勢の子どもたちに囲まれたデズデモーナと。第2幕の第3場、オテロは左側に置かれた一段高い椅子に座っているようです。
舞台となった地中海に浮かぶ島、キプロスの南国風の雰囲気を出すためか、ヤシの木が植えられた舞台セット。
舞台セットは、かなりクラシカルな、オーソドックスなものに思われますが、演出はどうでしょうか。
指揮者のパオロ・アリヴァベーニとオーケストラのリハーサルの様子
<ライブ放送の予定>
インターネットによるライブ中継があるのは、2017年6月27日、現地時間20:00~です。
日本時間では、6月28日の午前3時から。
2月にモンテカルロのクーラ主演のタンホイザー仏語上演を放送してくれたCultureboxで放送されるようです。
詳細がわかりましたら、また紹介したいと思います。
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このプロダクションは再演で、2011年の初演の時は、昨年亡くなったダニエラ・デッシーとファビオ・アルミリアート夫妻が出演していたようです。当時の舞台写真が劇場のHPにありましたので、舞台の様子を知る材料として、いくつか紹介します。
最後に、今は亡きデッシーの美しい舞台姿を。
*画像はワロン王立歌劇場のHP、FBなどからお借りしました。