長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

愛されて25年・信頼と実績のサウンド BUCK-TICK『くちづけ』 昼の部

2010年12月26日 21時24分52秒 | アニメらへん
 どうもこんばんは! そうだいです。いや~、なんだかんだでクリスマスも終わりまして。
 みなさん、クリスマスは楽しく過ごされましたか?
 私は……まあ、それなりに……おいしいものを食べたりとか、新しいブーツを買ったりとか……そうそう、この新入りのブーツっていうのがまたとんだじゃじゃ馬で、ははは……

 すみません、なんか、しめっぽくなっちゃいましたね! あぁ、クリスマス楽しかった。

 さて、いよいよ日本は年末らしくなってまいりました。日中はいい天気が続いているんですが、さすが真冬。夜になったらもう、完全に寒いよ!
 今日はちょっと、仕事が終わったあと時間があったので、CD屋さんに行って前々から買いたいと思っていたCDシングルを買ってきました。2010年ももうおしまいですからね。未練の残らないようにしないと!
 そうとう久しぶりにタワーレコードで買い物をしましたね。とんでもないことに、私の住んでいる町には、中古をあつかっているお店はあるんだけど、新品のCDを売っているところはないんですよ。
 それで結局、ひと駅離れたところにあるタワーレコードに行ったわけなんですが。思えば新品のCDを買うのも久しぶりだったなぁ。
 最近は1000円はらってCDシングルとか、3000円はらってCDアルバムなんて、そうとう気に入ったアーティストのそうとう期待できる新作じゃなきゃ買いませんでしたからね。ちょっと待ってたら半額くらいの値段で中古屋で買えるようになるし、聴くだけだったらパソコンで検索して済んじゃうご時世ですから。
 なかなか10~20年前のようにCDがバカスカ売れる時代ではなくなっているようなんですが、こうなった時こそ大事になるのがアーティストの底力だし、それに相応するお金を払ってくれるファンとの信頼関係なんでしょう。

 ところで私、考え方が古いのかも知れませんが、「特典DVDつき」という売り方にはどうもついていけません。歌手ならあくまで歌声で勝負していただきたい!と思っちゃうんですね。
 先月にあれだけ「アイドル! アイドル!」と言っていた私と、態度が矛盾しているように見えるかも知れないんですが、たとえ容姿がいちばん大事なポイントとなってくるアイドルだったとしても、いや、容姿ぬきでは語れないアイドルだからこそ!楽曲CDというフィールドでは「歌声」だけで勝負していただきたいんですね。そっちのほうがかっこいいじゃないですか、剛毅じゃないですか! 容姿に頼る必要のない別の武器がちゃんとあるアイドル! う~ん、ほれちゃうなぁ。

 もちろん、振り付けをおぼえたりファッションや映像のセンスを楽しむという人もいて当然だとは思うんですが、どうも私には蛇足な気がして、そんなことはないんでしょうが歌声イッポンで売り出すことにに自信がないように見えちゃうんですねぇ。
 でも、さっきも言ったようにCDがなかなか売れない時代ですからねぇ! いろいろとおいしい特典をつけて売らなきゃいけないのはしょうがないことなのか。
 むろん、「イベントの握手券つき」なんていうのは問題外! 私はああいう商法にひっかかるような感覚チャンネルと財力を持ちあわせていなかったことを本当に幸せなことだなと思っています。
 そして、握手券だけ抜き取られたあとに早々に中古店に売っぱらわれてしまう大量のCDシングルたちを本当にあわれに思います。CDシングルのつくも神のたたりにあうぞ!
 私、この話を聞くだに、私が小学生だった時に横行していた「ビックリマン」のシールだけとってウエハースチョコを捨てる現象を思い出すんだよなぁ。あのウエハースチョコもおいしいのにねぇ。
 ほんと、「おごるナントカも久しからず」ですよ。まぁ、かくいう私もSDN48の小原春香さんは応援してるんですけどね。

 話を元に戻しまして、そんな私が今日買ってきたCDシングルは、これ。

 BUCK-TICKの29thシングル『くちづけ』。

 はい~。BUCK-TICKですよぉ、ばくちくですよぉ。1985年以来、メンバーチェンジなしで日本のロックシーンをひた走りに走り続けてきた群馬出身の伝説の5人組ですよ!
 すごいですねぇ。25年も続けているロックバンド! もう「日本の匠(たくみ)」の域に達してますよね。
 あれですよ。「友禅染」とか「有田焼」とか「赤べこ」をつくる職人達にまざって、NHKの早朝でやってそうな15分番組で紹介されてもいいころあいなんじゃないですか、そろそろ。
「BUCK-TICKの朝は、早い。」
 みたいな静かなナレーションが入ったりして。

 とまぁ、さんざんなことを言ってるんですが、実は私、今年に入るまでまともにBUCK-TICKの楽曲を聴いたこともないというていたらくだったんです。
 当然のように名前は聞いたことがあったし、なんとなく昔の音楽番組の映像を見て「うおぉ、トンガってる感じだなぁ。」と思ったりはしていたんですが、まさかシングルを買ってしまうほどに好きになってしまうとは。

 きっかけは、この『くちづけ』がフジテレビの有名な木曜深夜アニメ枠「ノイタミナ」で今年の夏から放送された『屍鬼』(しき 原作・小野不由美)のオープニングテーマになっていたことでした。

 いやぁ、『屍鬼』ねぇ。最終回までちゃんと観たかった……第1回から欠かさず毎週観ていたんですが、はじまって2ヶ月後に我が家のTVが天に召されてしまい……
 今週の木曜日で終了するんですよね? くぅぅ~、無念!
 アニメの直接の原作になった『屍鬼』は、正確に言うと小野不由美の小説『屍鬼』を漫画化した藤崎竜の作品です。 
 小野不由美の小説が発表された時、私は大学生だったんですが、ずいぶんすごい吸血鬼小説が日本に生まれたもんだなぁと驚きましたし、前々から小野不由美のファンだった人たちもやっぱり小野不由美はいい!と熱狂していたのをよくおぼえています。

 日本のなんの変哲もない村で、吸血鬼のしわざとしか解釈しようのない原因不明の連続怪死事件が巻き起こるというこの長編小説は、「吸血鬼」になってしまう人々の描写がありきたりなモンスターではなく、「いやおうなく吸血鬼のような体質になってしまった人間」として解釈されていたという点で、それまでにあった吸血鬼もののホラー小説とは一線を画した大傑作でした。確か私の記憶では、発表当時にスティーヴン=キングの『呪われた町』が『屍鬼』のモチーフとなったといううわさが流れていたのでそっちも読んでみたのですが、私は『屍鬼』のほうが数段おもしろいと感じました。
 要するに、「吸血鬼になった人たちのきもち」が克明に描かれているというところだけででも、『屍鬼』は他の諸先輩がたの作品とのあいだに、スーパーファミコンとファミコンほどの密度のちがいがあると思うんですね。

 また、「吸血鬼たち」がつい最近まで村で普通に暮らしていた人たちである、ということもあって、『屍鬼』のクライマックスは本当に哀しかった……

 さぁ、そんな『屍鬼』を独自の美学にもとづいて漫画化した藤崎竜の作品をさらにアニメ化! いったいどんな仕上がりになったのか!?
 それが……今週に最終回になるんですよねぇ。観たいね~。

 まぁ、いいや。来年に新しいパソコンを買ったときにDVDになったやつを観ることにしよう。

 それはさておき、今回いいたいのは、そのアニメ版『屍鬼』の前期オープニングをかざった主題歌『くちづけ』のすばらしさなんですよ!
 私は超おくればせながら、そのたった1曲でBUCK-TICKのファンになってしまいました。

 とにかくいい曲ですね。どういうふうにいいのかは……字数がかさんできたので、また次回!
 どらどらきゅっきゅっ、どらきゅら~(これは別の曲です)。

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