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《あんまり観たことはないけど……海外のホラー系オムニバス or 1話完結形式ドラマシリーズあれこれ》
『ヒッチコック劇場』(1955~65年 アメリカ CBSテレビ・NBCテレビ 各話30~60分10シーズン全361話 モノクロ)
・アメリカで制作された1話完結形式のミステリードラマシリーズ。
・言わずと知れた「スリラー映画の神様」アルフレッド=ヒッチコック(1899~1980年)がストーリーテラーと一部エピソードの演出をつとめた。
・シリーズは1955~62年に『 ALFRED HITCHCOCK PRESENTS(ヒッチコック劇場)』というタイトルの30分番組で放送され(7シーズン全268話)、1962~65年は1時間枠の『 THE ALFRED HITCHCOCK HOUR(ヒッチコック・サスペンス)』(3シーズン全93話)に拡大された。
・レイ=ブラッドベリやロバート=ブロックといった有名な作家の小説も数多く映像化された。
・有名なテーマ曲はフランスのクラシック作曲家シャルル=グノー(1818~93年)の『マリオネットの葬送行進曲』(1872年)。
・ヒッチコック没後の1985~89年にリメイクシリーズ『新・ヒッチコック劇場』が制作され(各話30分4シーズン全80話)、ヒッチコックの出演部分は旧シリーズの映像をカラー処理して再利用された。
・シリーズは日本でも、シーズンごとに日本テレビ、フジテレビ、TBS 、テレビ東京の各局で放送された(全エピソードが放送されたわけではない)。
『トワイライト・ゾーン』(1959~64年 アメリカ CBSテレビ 各話30~60分5シーズン全156話 モノクロ)
・「♪ちゃらりら ちゃらりら……」のオープニング曲がとにかくインパクト絶大な、世界的知名度を誇る TVドラマシリーズ。
・アメリカで制作された1話完結形式の空想ドラマシリーズで、第4シーズンのみ1時間番組、それ以外のシーズンは30分番組。
・原題は『 THE TWILIGHT ZONE』だが、日本では『未知の世界』『ミステリー・ゾーン』『ミステリー』というタイトルでも放送されていた(日本テレビと TBS)。
・脚本家のロッド=サーリング(34~39歳)が製作と多くのエピソードの脚本をつとめ、全話でストーリーテラーも兼任した。
・エピソードの脚本はサーリングのほか、幽霊屋敷ものホラー映画の金字塔『ヘルハウス』(1973年)の原作と脚本でも有名な SFホラー作家のリチャード=マシスン(1926年~)も多くを手がけている。
・物語はエピソードによっては特殊造形の怪物も登場する SFよりの作風が多かったが、全体的に心理的な恐怖をあおる大人向けのスリラー演出を重視していた。
・たとえばマシスン脚本の『2万フィートの戦慄』なんかは、いくら特殊効果が古くさくても怖いものは怖いの!! まさに古典。
・シーズンによってエピソードの内容時間が30~60分に変化していた。
・1975年にサーリングは死去したが(享年50歳)、その後1983年6月にはスティーヴン=スピルバーグ(36歳)、ジョー=ダンテ(36歳)といった当時若手の人気映画監督4名が各話の監督をつとめた劇場版『トワイライト・ゾーン 超次元の体験』(4本オムニバス101分)が公開された。もちのろんで先述の『2万フィートの戦慄』もリメイクされている(担当監督はジョージ=ミラー)。
・劇場版のストーリーテラー(ナレーションのみ)は、『ロッキー』シリーズでおなじみの名優バージェス=メレディス(74歳)。
・1985~89年に第1リメイクシリーズ(各話30~45分1~3本オムニバス、3シーズン全65話 CBSテレビ カラー)、2002~03年に第2リメイクシリーズ(各話30分2本オムニバス、1シーズン全43話 放送はアメリカ UPNテレビ カラー)が制作されている。
・第2リメイクシリーズのストーリーテラーはハリウッドスターのフォレスト=ウィテカー(41歳)。
『世にも不思議な物語』(1959~61年 アメリカ ABCテレビ 各話30分3シーズン全97話 モノクロ)
・アメリカで制作された1話完結形式の空想ドラマシリーズ。
・原題は『 ONE STEP BEYOND(一歩先の世界)』で、自身も TV演出家だった俳優のジョン=ニューランド(1917~2000年)がストーリーテラーをつとめる。
・「本当に起こった不思議な出来事をドラマ化する」というふれこみで心霊現象や超常現象を多く扱っていた、『奇跡体験!アンビリバボー』の元祖のような番組。
・1978年には同じくジョン=ニューランドがストーリーテラーをつとめた続編 TVシリーズ『新・世にも不思議な物語』(全25話・カラー)が制作された(原題は『 THE NEXT STEP BEYOND』)。
『アウター・リミッツ』(1963~65年 アメリカ ABCテレビ 各話60分全49話 モノクロ)
・アメリカで制作された1話完結形式の SFドラマシリーズ。
・ヒッチコックの『サイコ』の脚本家としても有名なジョセフ=ステファノが製作・脚本をつとめる。
・毎回必ず特殊造形の宇宙人や怪物が登場する内容だが、作品自体は大人向けな作風。
・ストーリーテラーはいないが、番組冒頭の「これはあなたの TVの故障ではありません……」というナレーションが有名。
・原題は『 THE OUTER LIMITS』だが、日本では『ウルトラゾーン』というタイトルで放送されていた。
・『X-ファイル』と同じ20世紀フォックステレビで、1995~2002年にリメイクシリーズ『新・アウター・リミッツ』(各話45分7シーズン全152話)が制作されている。
『世にも怪奇な物語』(1968年5月公開 フランス・イタリア合作 122分 カラー)
・ロジェ=ヴァディム(『血と薔薇』)、ルイ=マル(『死刑台のエレベーター』)、フェデリコ=フェリーニ(『道』)がそれぞれ監督をつとめた超豪華ホラーオムニバス映画。
・内容は3話すべてがアメリカの大作家エドガー=アラン=ポオ(1809~49年)の短編幻想小説を映像化したものであり、ヴァディム監督の第1話『黒馬の哭く館』(主演・ジェーン=フォンダ)は『メッツェンガーシュタイン』(1832年)、マル監督の第2話『影を殺した男』(主演・アラン=ドロン)は『ウィリアム・ウィルソン』(1839年)、第3話『悪魔の首飾り』(主演・テレンス=スタンプ)は『悪魔に首を賭けるな』(1841年)を原作としている。
・第3話のみ、作品の舞台が「近未来」にアレンジされており、作中に登場する「少女」の描写法が非常にステキ。
・この映画が1990年代初頭に NHKで放送されたとき、そうだい少年はてっきり『世にも奇妙な物語』が放送されるものと思い込んでビデオを予約録画してしまい、あとで異様に古く耽美的な内容を観てひっくりかえった。
『四次元への招待』(1969~73年 アメリカ NBCテレビ 各話30~60分3シーズン全98話 モノクロ)
・アメリカで制作された1話完結形式の 空想オムニバスドラマシリーズ。
・第1~2シーズンの放送時間は60分だったが、第3シーズンの放送時間は30分になっている。
・放送1回ぶんの収録エピソード数は「1~4話」と不定だった。
・『トワイライト・ゾーン』のロッド=サーリング(44~48歳)が製作・脚本・ストーリーテラーをつとめている。
・原題は『 NIGHT GALLERY』。
・1969年11月に放送されたパイロット版は3作オムニバス(98分)で、第2話はスティーヴン=スピルバーグ(22歳の演出デビュー作!)が演出をつとめジョーン=クロフォード(64歳)が主演だった。
『スリラー劇場』(1973年 イギリス ITCテレビ 各話60分全43話)
・イギリスで制作された1話完結形式のホラードラマシリーズ。
・原題は『 THE THRILLER』で、ストーリーテラーは特にいなかったらしい。
『悪魔の手ざわり』(1973~74年 オーストラリア・ナインネットワークテレビ 各話30分全26話)
・オーストラリアで制作された1話完結形式のホラードラマシリーズ。
・心理的な恐怖の描写を重視したスリラーサスペンスが多かった。
・アメリカで制作されたため、オーストラリアよりもアメリカで活動する俳優が多く出演していた。
・原題は『 THE EVIL TOUCH』で、ストーリーテラーはイギリス人のハリウッド俳優アンソニー=クエイル(60歳)。
・日本では1982年以降、日本テレビの深夜帯でたびたび放送されていたらしい。
『オーソン・ウェルズ劇場』(1973~74年 アメリカ CBSテレビ 各話30分全29話)
・イギリスで制作されアメリカで放送された1話完結形式のホラーミステリードラマシリーズ。
・コナン=ドイル、オー・ヘンリ、モーパッサンといった古典から現代ミステリーまで、有名なホラー or ミステリー小説の短編をドラマ化したシリーズ。
・原題は『 ORSON WELLES GREAT MYSTERIES』で、ストーリーテラーは20世紀を代表する天才映像作家オーソン=ウェルズ(58歳)。
・日本では1977年1~6月にテレビ朝日の夜22時30分~23時枠で26話ぶんが放送され、日本版のスポンサーは当時ウェルズを CMに起用していたニッカウヰスキーだった。
『クリープショー』(1982年12月公開 アメリカ 120分)
・監督ジョージ=アンドリュー=ロメロ、脚本スティーヴン=キング、特殊効果トム=サヴィーニというものすごいホラーオムニバス映画。
・原題は『 CREEPSHOW(ゾクッとするショー)』。
・1949~54年にアメリカで大流行した、EC コミック社を代表とする安価なホラーコミック雑誌の作品世界の復権を目指すというコンセプト。
・ストーリーテラーはいないが、少年(演じるのはスティーヴン=キングの実の息子)が読んでいるホラーコミック雑誌の掲載作品5作が映像化されていくという形式。
・エド=ハリスやレスリー=ニールセンが各話に出演しているほか、第2話ではスティーヴン=キング本人が主演をつとめている。
・1987年の『クリープショー2』(3作オムニバス)にロメロ・キング・サヴィーニの3名は参加しているが、2006年の『クリープショー3』(5作オムニバス)には誰も参加していない。
『世にも不思議なアメージング・ストーリー』(1985~87年 アメリカ NBCテレビ 各話30分2シーズン全45話)
・アメリカで制作された1話完結形式の空想ドラマシリーズ。
・製作総指揮スティーヴン=スピルバーグ(38~40歳)、テーマ作曲ジョン=ウィリアムズで、スピルバーグ自身も一部エピソードの演出や原案をつとめた。
・原題は『 AMAZING STORIES』で、スピルバーグが少年時代に愛読したという世界初の SF小説専門雑誌『アメイジング・ストーリーズ』(1926~2005年刊行)の世界をイメージしているため、ホラーよりも SF要素のほうが強い。
・マーティン=スコッセッシやロバート=ゼメキスといった大物映画監督陣も演出に参加し、ケヴィン=コスナーやハーヴェイ=カイテルといったハリウッドスターたちも多く出演している(クリント=イーストウッドやダニー=デヴィートが演出を担当するエピソードもあった)。
・アメリカの有名な SFホラー作家のリチャード=マシスンが原作や脚本で参加しているエピソードも3作ある。
・第2シーズン第16話の『いじわる家族といたずらドッグ』は唯一のアニメ作品だったが、『ザ・シンプソンズ』のブラッド=バード(29歳)が演出・脚本をつとめ、ティム=バートン(28歳)がキャラクターデザインを担当した異色のブラックコメディだった(このエピソードのみ劇場公開され、のち1992年にスピンオフした TVシリーズが制作されている)。
・日本のみで、傑作3本をまとめた劇場版が公開されている(スピルバーグ演出エピソードももちろんあり)。
『ハリウッド・ナイトメア』(1989~96年 アメリカ HBOテレビ 各話30分7シーズン全93話、劇場版3作)
・アメリカで制作された1話完結形式のホラードラマシリーズ。
・原題は『 TALES FROM THE CRYPT(地下室の物語)』で、謎の館の地下蔵にいるミイラのような怪人「クリプトキーパー」がストーリーテラーとなっている。
・日本語版の番組タイトルが『ハリウッド・ナイトメア』の他に『ルシファー』『フィアーナイト』『ハリウッド・アドベンチャー』など統一されていない。
・1982年に公開されたホラーオムニバス映画『クリープショー』が範とした1949~54年に連載された ECコミック社のホラーコミック雑誌『 TALES FROM THE CRYPT』の掲載作品を原作としている。
・ウォルター=ヒル、ロバート=ゼメキスらが製作総指揮と数話のエピソード監督をつとめ、ブラッド=ピットやユアン=マクレガーといった錚々たるハリウッドスター陣が出演している(アーノルド=シュワルツェネッガーやトム=ハンクスが監督を担当したエピソードもある)。
・7シーズンの TVシリーズの他に、映画化された『デーモン・ナイト』(1995年)、『ボーデロ・オブ・ブラッド』(1996年)、『デス・ヴィレッジ』(2001年)の3作がある。
・テーマ曲の作曲はおなじみダニー=エルフマン。
『マスターズ・オブ・ホラー』(2005~07年 アメリカ・ショウタイムテレビ 各話60分2シーズン26話)
・アメリカで制作された1話完結形式のホラードラマシリーズ。
・トビー=フーパー、ダリオ=アルジェント、ジョン=カーペンターら世界的なホラー映画界の名匠が各話の監督をつとめるシリーズ。
・日本からは第1シーズンで三池崇史(最終第13話『インプリント ぼっけぇ、きょうてぇ』)、第2シーズンで鶴田法男(最終第13話『ドリーム・クルーズ』)が参加し、どちらも日本で TV放送時よりも内容を拡大したヴァージョンが劇場公開されている。
・三池監督の『インプリント』は岩井志麻子の短編小説『ぼっけぇ、きょうてぇ』、鶴田監督の『ドリーム・クルーズ』は鈴木光司の短編小説『夢の島クルーズ』が原作となっている。
・『インプリント』は残虐シーンのためにアメリカ本国では放送されず、日本では R-18指定として独立して劇場公開された。
《まとめてみた!! 世界のミステリー・ホラー系オムニバス or 1話完結形式ドラマシリーズの歴史年表》
1950年代
TV 『ヒッチコック劇場』(1955~65年 アメリカ CBSテレビ 各話30~60分10シーズン全361話 モノクロ)
・1955~62年は『 ALFRED HITCHCOCK PRESENTS(ヒッチコック劇場)』(30分番組7シーズン全268話)、1962~65年は『 THE ALFRED HITCHCOCK HOUR(ヒッチコック・サスペンス)』(1時間番組3シーズン全93話)
TV 『世にも不思議な物語』(1959~61年 アメリカ ABCテレビ 各話30分3シーズン全97話 モノクロ)
・原題は『 ONE STEP BEYOND(一歩先の世界)』で、「本当に起こった不思議な出来事をドラマ化する」というふれこみで心霊現象や超常現象を多く扱っていた、『奇跡体験!アンビリバボー』の元祖のような番組。
TV 『トワイライト・ゾーン』(1959~64年 アメリカ CBSテレビ 各話30~60分5シーズン全156話 モノクロ)
・原題は『 THE TWILIGHT ZONE』だが、日本では『未知の世界』『ミステリー・ゾーン』『ミステリー』というタイトルでも放送されていた(第4シーズンのみ1時間番組、それ以外のシーズンは30分番組)。
1960年代
TV 『アウター・リミッツ』(1963~65年 アメリカ ABCテレビ 各話60分全49話 モノクロ)
・原題は『 THE OUTER LIMITS』だが、日本では『ウルトラゾーン』というタイトルで放送されていた。
TV 『ウルトラQ』(1966年1~7月放送 TBS 各話30分全28話 モノクロ)
・TBS の毎週日曜日19時00~30分枠で放送された1話完結形式の空想特撮ドラマシリーズ。
・言わずと知れた日本特撮界の老舗・円谷プロの第1回制作シリーズで、次作『ウルトラマン』以降現在まで連綿と続く「ウルトラシリーズ」の第1作で、シリーズ監修は円谷英二(65歳)。
映画『世にも怪奇な物語』(1968年5月公開 フランス・イタリア合作 3本オムニバス122分 カラー)
・監督はロジェ=ヴァディム(40歳)、ルイ=マル(35歳)、フェデリコ=フェリーニ(48歳)。
TV 『四次元への招待』(1969~73年 アメリカ NBCテレビ 各話30~60分3シーズン全98話 モノクロ)
・原題は『 NIGHT GALLERY』で、第1~2シーズンの放送時間は60分だったが、第3シーズンの放送時間は30分になっている。
1970年代
TV 『恐怖劇場アンバランス』(1973年1~4月放送 フジテレビ 各話60分全13話 カラー)
・フジテレビの毎週月曜日深夜23時15~24時10分枠で放送された1話完結形式のホラー or ミステリードラマシリーズ。
・シリーズは当時、日本特撮界のエースこと円谷プロが『怪奇大作戦』(1968年9月~69年3月放送)に続く「大人向け空想ドラマ」として1969年7月~70年3月に制作していたものだったのだが、「ホラー描写が過激すぎてスポンサーが及び腰になる」という事態のために約3年間お蔵入りになっていた。
TV 『悪魔の手ざわり』(1973~74年 オーストラリア・ナインネットワークテレビ 各話30分全26話 カラー)
・原題は『 THE EVIL TOUCH』で、アメリカで制作されたためオーストラリアよりもアメリカで活動する俳優が多く出演していた。
TV 『オーソン・ウェルズ劇場』(1973~74年 アメリカ CBSテレビ 各話30分全29話)
・原題は『 ORSON WELLES GREAT MYSTERIES』で、ストーリーテラーは20世紀を代表する天才映像作家オーソン=ウェルズ(58歳)。
TV 『スリラー劇場』(1973年 イギリス ITCテレビ 各話60分全43話)
・原題は『 THE THRILLER』。
TV リメイクシリーズ『新・世にも不思議な物語』(1978年 アメリカ ABCテレビ 各話30分1シーズン全25話)
・前シリーズと同じくジョン=ニューランドがストーリーテラーをつとめた続編 TVシリーズ(原題は『 THE NEXT STEP BEYOND』)。
1980年代
映画『クリープショー』(1982年12月公開 アメリカ 5本オムニバス120分)
・原題は『 CREEPSHOW(ゾクッとするショー)』で、監督ジョージ=アンドリュー=ロメロ(42歳)、脚本スティーヴン=キング(35歳)、特殊効果トム=サヴィーニ(36歳)。
映画『トワイライト・ゾーン 超次元の体験』(1983年6月公開 4本オムニバス101分)
・監督はスティーヴン=スピルバーグ(36歳)、ジョー=ダンテ(36歳)、ジョージ=ミラー(38歳)、ジョン=ランディス(32歳)。
TV 『世にも不思議なアメージング・ストーリー』(1985~87年 アメリカ NBCテレビ 各話30分2シーズン全45話)
・原題は『 AMAZING STORIES』で、原案、製作総指揮、一部エピソードの演出をスティーヴン=スピルバーグ(38~40歳)がつとめた。
TV リメイクシリーズ『新・ヒッチコック劇場』(1985~89年 アメリカ NBCテレビ 各話30分4シーズン全80話)
TV リメイクシリーズ『トワイライト・ゾーン(第1リメイク)』(1985~89年 アメリカ CBSテレビ 各話30~45分3シーズン全65話)
TV 『ハリウッド・ナイトメア』(1989~96年 アメリカ HBOテレビ 各話30分7シーズン全93話、劇場版3作)
・原題は『 TALES FROM THE CRYPT(地下室の物語)』だが、日本語版の番組タイトルが『ハリウッド・ナイトメア』の他に『ルシファー』『フィアーナイト』『ハリウッド・アドベンチャー』などと統一されていない。
・ TVシリーズの他に、映画化された『デーモン・ナイト』(1995年)、『ボーデロ・オブ・ブラッド』(1996年)、『デス・ヴィレッジ』(2001年)の3作がある。
TV 『奇妙な出来事』(1989年10月~90年3月放送 フジテレビ 各話30分全20回)
・フジテレビの毎週月曜日深夜25時10~40分枠で放送された1話完結形式の空想ドラマシリーズで、1990年4月からレギュラー放送されることとなった『世にも奇妙な物語』の原型にあたる番組。
1990年代
TV 『世にも奇妙な物語』(1990年4月~ フジテレビ 3シーズン+スペシャルドラマシリーズ 各話15~30分全483話)
・1990年4月から放送が開始されている空想オムニバスドラマシリーズで、1990~92年に3シーズン連続ドラマ化された後は、毎年の春と秋にスペシャルドラマ枠で恒例に放送される人気長寿シリーズになっている。
映画『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』(1990年4月公開 監督・実相寺昭雄、脚本・佐々木守 106分)
・1966年に放送されたTV シリーズ『ウルトラQ』の初映画化作品だが、内容はキャラクター名を借りただけで、前作や他の「ウルトラシリーズ」との直接のつながりはない(ただし、 TVシリーズの一ノ谷博士の写真だけはサービス出演する)。
・内容はオムニバス形式ではなく、1本の長編作品。
マンガ『アウターゾーン』(1991年4~6月、12月~1994年4月連載 作・光原伸 全116話)
・天下のマンガ雑誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2期3年間にわたり連載された1話完結形式の空想SF ホラーマンガ(コミックス全15巻、コミック文庫版全10巻)。
・季刊ホラーマンガ雑誌『コミック特盛』(ホーム社)の2011年秋号(10月)から、約20年ぶりの新連載にして正式続編の『アウターゾーン リビジテッド』が開始されている(現在、コミックスは第1巻)。
オリジナルビデオ『ほんとにあった怖い話』(1991年7月~92年7月 各巻50~60分全3巻)
・ジャパンホームビデオから販売されたオムニバス形式のオリジナルビデオシリーズで、のちに1999年から現在までフジテレビで放送されることとなった人気シリーズ『ほんとにあった怖い話』の原型にあたる。
・全話の監督は鶴田法男(30~31歳)で、脚本は小中千昭(30~31歳)。
TV 『本当にあった怖い話』(1992年4~9月 テレビ朝日 各話30分全38話)
・テレビ朝日の毎週月曜日20~21時枠で放送された毎回2本立てオムニバス形式のホラードラマシリーズ。
・フジテレビの『世にも奇妙な物語』やオリジナルビデオ『ほんとにあった怖い話』シリーズの大ヒットを受けて制作されたシリーズだったが、それらや朝日ソノラマのホラーマンガ雑誌『ほんとにあった怖い話』とは直接の関連はない。
TV 『if もしも』(1993年4~9月放送 フジテレビ 各話60分全18回)
・1992年9月まで同局の同放送枠でレギュラー放送されていた『世にも奇妙な物語』の派生番組で、物語の途中で必ず主人公が「運命の分岐点」に遭遇し、選択されたハッピーエンドのパターンとバッドエンドのパターンとの2つが放送されるという特殊なドラマ内容。
TV 『学校の怪談』(1994年1~3月放送 関西テレビ 各話30分全11話、のちに2001年までスペシャルドラマ化)
・関西テレビ(フジテレビ系列)の毎週金曜日19時00~30分枠で放送された1話完結形式のホラードラマシリーズ。
・1994年にレギュラー放送された後は、1996~2001年に毎年1作ずつのペースでオムニバス形式のスペシャルドラマが制作された。
・黒沢清、清水崇、中田秀夫、鶴田法男、高橋洋といった日本ホラー映画界の立役者のほか、矢口史靖、片岡Kといった多彩な顔ぶれが制作に参加している。
TV リメイクシリーズ『新・アウター・リミッツ』(1995~2002年 アメリカ 20世紀フォックステレビ 各話45分7シーズン全152話)
TV 『いとしの未来ちゃん』(1997年4~6月放送 テレビ朝日 各話30分全11回、最終2話は前後編形式)
・テレビ朝日の毎週土曜日深夜23時28~58分枠で放送された1話完結形式の近未来空想ドラマシリーズ。
・全話の脚本と演出を TV演出家の片岡Kが務めており、近未来考証は小説家の渡辺浩弐が担当している。
TV 『幻想ミッドナイト』(1997年10~12月放送 テレビ朝日 各話30分全11回、最終回のみ60分スペシャル)
・テレビ朝日の毎週土曜日深夜24時40分~25時10分枠で放送された1話完結形式の空想ドラマシリーズ。
・全話にわたり筒井康隆、宮部みゆき、綾辻行人、京極夏彦ら人気作家の小説を原作としている。
TV 『怖い日曜日』(1999年7月~2000年11月放送 日本テレビ)
・日本テレビの毎週日曜日昼11時40分~12時枠で放送された実話投稿形式のホラーオムニバスドラマシリーズ。
・1999年いっぱいは10月から『怖い日曜日 新章』にタイトルを改めて放送が継続され、20001~6月の中断をはさんで7~11月は『怖い日曜日2000 』として放送された。
・番組制作時点では原作の実録怪談集『新耳袋』はまだ完結していなかったが、毎回5~10分のホラードラマが2~4作収録されている内容で、『新耳袋』のエピソードが全115話ぶん映像化された。
TV 『ほんとにあった怖い話』(1999年8月~ フジテレビ)
・1999~2003年にスペシャルドラマとして放送され、2004~05年に2シーズン連続ドラマ化された後は、毎年の夏にスペシャルドラマ枠で恒例に放送される人気シリーズになっている。
・オムニバス形式で放送されるエピソードはおもに各話5~30分の内容になっており、最新作の『夏の特別編2012』(8月放送)までに全159話のエピソードが制作されている。
2000年代
映画『世にも奇妙な物語 映画の特別編』(2000年11月公開 4本オムニバス120分)
・監督は落合正幸(42歳)、鈴木雅之(42歳)、星護(42歳)、小椋久雄(46歳)といった TVシリーズのベテラン陣で、タモリのストーリーテラー部分のドラマ脚本は三谷幸喜(39歳)が担当した。
TV リメイクシリーズ『トワイライト・ゾーン(第2リメイク)』(2002~03年 アメリカ UPNテレビ 各話30分1シーズン全43話)
TV 『怪談新耳袋』(2003年2月~ BS-TBS 9シーズン全111話)
・BS-TBS で2003年2月から不定期に放送されているホラーオムニバスドラマシリーズ。
・TV 放映版は毎シーズン1~3回で集中的に放送されており(最新第9シーズンは2010年5月放送)、劇場版は5作公開されている(2004年8月~2012年8月)。
・演出に清水崇、鶴田法男、雨宮慶太といった有名映画監督が参加しているほか、脚本家の高橋洋が演出を担当しているエピソードもある。
TV 『ウルトラQ倶楽部』(2003年10月~04年3月放送 TBSラジオ 各話20分全25話)
・TBS ラジオの毎週日曜日19時30分~20時に放送されていた30分番組で、前半は『ウルトラQ』(1966年)の直接の続編となる空想ラジオドラマ、後半は出演者や製作スタッフによるトークという構成になっていた。
・前作『ウルトラQ』に引き続き、およそ40年ぶりに万城目淳・戸川一平・江戸川由里子の3名がオリジナルキャストで出演していた。
オリジナルDVD 『ほんとうにあった怖い話』(2004年3月~ ブロードウェイ)
・オリジナルDVD の他に劇場版が3作制作されている(2004年3月公開の『ほんとうにあった怖い話 怨霊』、2010年10月公開の『ほんとうにあった怖い話 3D』、2012年10月公開の『ほんとうにあった怖い話 プレミアム』)。
TV 『ウルトラQ ダークファンタジー』(2004年4~9月放送 テレビ東京 各話30分全26話)
・テレビ東京で毎週火曜日深夜25時00~30分に放送された1話完結形式の空想特撮ドラマシリーズ。
・『ウルトラQ』(1966年)のタイトルを冠した2作目の TVシリーズとなるが、前作との直接の関係は説明されておらず、『ウルトラマン』以降の「ウルトラシリーズ」とも関連がない。
・映画監督の金子修介のほか、ホラー映画方面からは小中千昭、高橋洋、鶴田法男が制作に参加している。
TV 『マスターズ・オブ・ホラー』(2005~07年 アメリカ・ショウタイムテレビ 各話60分2シーズン26話)
・トビー=フーパー(62歳)、ダリオ=アルジェント(65歳)、ジョン=カーペンター(57歳)ら世界的なホラー映画界の名匠が各話の監督をつとめるシリーズで、日本からは第1シーズンで三池崇史(45歳)、第2シーズンで鶴田法男(45歳)が参加し、どちらも日本で TV放送時よりも内容を拡大したヴァージョンが劇場公開されている。
TV 『トリハダ 夜ふかしのあなたにゾクッとする話を』(2007年3月~12年9月 フジテレビ)
・6作の TVドラマ(2007~09年)と1作の劇場版(2012年9月公開)が制作されており、すべての演出・監督を TV演出家の三木康一郎がつとめている。
・同じ三木康一郎の演出で制作された日常ホラーオムニバスドラマとして、『カクセイ 恐怖に目覚める6つのストーリー』(2011年3月放送 主演・橋本愛)、『ドクロゲキ』シリーズ(2012年1~6月放送)、『ホラーアクシデンタル』(2013年2~3月放送 主演・三浦由衣)がある。エピソードの方向性は『トリハダ』シリーズとほぼいっしょ。
2010年代
『ネオ・ウルトラQ』(2013年1~3月放送 WOWWOW 各話30分全12話)
・WOWWOW で毎週土曜日21時00~30分に放送された1話完結形式の空想特撮ドラマシリーズ。
・『ウルトラQ』(1966年)のタイトルを冠した3作目の TVシリーズとなるが、前2作との関係は説明されておらず、『ウルトラマン』以降の「ウルトラシリーズ」とも関連がない。
……毎回毎回、長くってほんとに申し訳ないです、ハイ。
そんじゃまた、な~んもか~んもひっくるめての雑感は、まったじっかい~っと。
もう、残りも一気にドカ~ンといっちゃいましょうか!! ちゃっちゃとちゃっちゃと GO☆
《あんまり観たことはないけど……海外のホラー系オムニバス or 1話完結形式ドラマシリーズあれこれ》
『ヒッチコック劇場』(1955~65年 アメリカ CBSテレビ・NBCテレビ 各話30~60分10シーズン全361話 モノクロ)
・アメリカで制作された1話完結形式のミステリードラマシリーズ。
・言わずと知れた「スリラー映画の神様」アルフレッド=ヒッチコック(1899~1980年)がストーリーテラーと一部エピソードの演出をつとめた。
・シリーズは1955~62年に『 ALFRED HITCHCOCK PRESENTS(ヒッチコック劇場)』というタイトルの30分番組で放送され(7シーズン全268話)、1962~65年は1時間枠の『 THE ALFRED HITCHCOCK HOUR(ヒッチコック・サスペンス)』(3シーズン全93話)に拡大された。
・レイ=ブラッドベリやロバート=ブロックといった有名な作家の小説も数多く映像化された。
・有名なテーマ曲はフランスのクラシック作曲家シャルル=グノー(1818~93年)の『マリオネットの葬送行進曲』(1872年)。
・ヒッチコック没後の1985~89年にリメイクシリーズ『新・ヒッチコック劇場』が制作され(各話30分4シーズン全80話)、ヒッチコックの出演部分は旧シリーズの映像をカラー処理して再利用された。
・シリーズは日本でも、シーズンごとに日本テレビ、フジテレビ、TBS 、テレビ東京の各局で放送された(全エピソードが放送されたわけではない)。
『トワイライト・ゾーン』(1959~64年 アメリカ CBSテレビ 各話30~60分5シーズン全156話 モノクロ)
・「♪ちゃらりら ちゃらりら……」のオープニング曲がとにかくインパクト絶大な、世界的知名度を誇る TVドラマシリーズ。
・アメリカで制作された1話完結形式の空想ドラマシリーズで、第4シーズンのみ1時間番組、それ以外のシーズンは30分番組。
・原題は『 THE TWILIGHT ZONE』だが、日本では『未知の世界』『ミステリー・ゾーン』『ミステリー』というタイトルでも放送されていた(日本テレビと TBS)。
・脚本家のロッド=サーリング(34~39歳)が製作と多くのエピソードの脚本をつとめ、全話でストーリーテラーも兼任した。
・エピソードの脚本はサーリングのほか、幽霊屋敷ものホラー映画の金字塔『ヘルハウス』(1973年)の原作と脚本でも有名な SFホラー作家のリチャード=マシスン(1926年~)も多くを手がけている。
・物語はエピソードによっては特殊造形の怪物も登場する SFよりの作風が多かったが、全体的に心理的な恐怖をあおる大人向けのスリラー演出を重視していた。
・たとえばマシスン脚本の『2万フィートの戦慄』なんかは、いくら特殊効果が古くさくても怖いものは怖いの!! まさに古典。
・シーズンによってエピソードの内容時間が30~60分に変化していた。
・1975年にサーリングは死去したが(享年50歳)、その後1983年6月にはスティーヴン=スピルバーグ(36歳)、ジョー=ダンテ(36歳)といった当時若手の人気映画監督4名が各話の監督をつとめた劇場版『トワイライト・ゾーン 超次元の体験』(4本オムニバス101分)が公開された。もちのろんで先述の『2万フィートの戦慄』もリメイクされている(担当監督はジョージ=ミラー)。
・劇場版のストーリーテラー(ナレーションのみ)は、『ロッキー』シリーズでおなじみの名優バージェス=メレディス(74歳)。
・1985~89年に第1リメイクシリーズ(各話30~45分1~3本オムニバス、3シーズン全65話 CBSテレビ カラー)、2002~03年に第2リメイクシリーズ(各話30分2本オムニバス、1シーズン全43話 放送はアメリカ UPNテレビ カラー)が制作されている。
・第2リメイクシリーズのストーリーテラーはハリウッドスターのフォレスト=ウィテカー(41歳)。
『世にも不思議な物語』(1959~61年 アメリカ ABCテレビ 各話30分3シーズン全97話 モノクロ)
・アメリカで制作された1話完結形式の空想ドラマシリーズ。
・原題は『 ONE STEP BEYOND(一歩先の世界)』で、自身も TV演出家だった俳優のジョン=ニューランド(1917~2000年)がストーリーテラーをつとめる。
・「本当に起こった不思議な出来事をドラマ化する」というふれこみで心霊現象や超常現象を多く扱っていた、『奇跡体験!アンビリバボー』の元祖のような番組。
・1978年には同じくジョン=ニューランドがストーリーテラーをつとめた続編 TVシリーズ『新・世にも不思議な物語』(全25話・カラー)が制作された(原題は『 THE NEXT STEP BEYOND』)。
『アウター・リミッツ』(1963~65年 アメリカ ABCテレビ 各話60分全49話 モノクロ)
・アメリカで制作された1話完結形式の SFドラマシリーズ。
・ヒッチコックの『サイコ』の脚本家としても有名なジョセフ=ステファノが製作・脚本をつとめる。
・毎回必ず特殊造形の宇宙人や怪物が登場する内容だが、作品自体は大人向けな作風。
・ストーリーテラーはいないが、番組冒頭の「これはあなたの TVの故障ではありません……」というナレーションが有名。
・原題は『 THE OUTER LIMITS』だが、日本では『ウルトラゾーン』というタイトルで放送されていた。
・『X-ファイル』と同じ20世紀フォックステレビで、1995~2002年にリメイクシリーズ『新・アウター・リミッツ』(各話45分7シーズン全152話)が制作されている。
『世にも怪奇な物語』(1968年5月公開 フランス・イタリア合作 122分 カラー)
・ロジェ=ヴァディム(『血と薔薇』)、ルイ=マル(『死刑台のエレベーター』)、フェデリコ=フェリーニ(『道』)がそれぞれ監督をつとめた超豪華ホラーオムニバス映画。
・内容は3話すべてがアメリカの大作家エドガー=アラン=ポオ(1809~49年)の短編幻想小説を映像化したものであり、ヴァディム監督の第1話『黒馬の哭く館』(主演・ジェーン=フォンダ)は『メッツェンガーシュタイン』(1832年)、マル監督の第2話『影を殺した男』(主演・アラン=ドロン)は『ウィリアム・ウィルソン』(1839年)、第3話『悪魔の首飾り』(主演・テレンス=スタンプ)は『悪魔に首を賭けるな』(1841年)を原作としている。
・第3話のみ、作品の舞台が「近未来」にアレンジされており、作中に登場する「少女」の描写法が非常にステキ。
・この映画が1990年代初頭に NHKで放送されたとき、そうだい少年はてっきり『世にも奇妙な物語』が放送されるものと思い込んでビデオを予約録画してしまい、あとで異様に古く耽美的な内容を観てひっくりかえった。
『四次元への招待』(1969~73年 アメリカ NBCテレビ 各話30~60分3シーズン全98話 モノクロ)
・アメリカで制作された1話完結形式の 空想オムニバスドラマシリーズ。
・第1~2シーズンの放送時間は60分だったが、第3シーズンの放送時間は30分になっている。
・放送1回ぶんの収録エピソード数は「1~4話」と不定だった。
・『トワイライト・ゾーン』のロッド=サーリング(44~48歳)が製作・脚本・ストーリーテラーをつとめている。
・原題は『 NIGHT GALLERY』。
・1969年11月に放送されたパイロット版は3作オムニバス(98分)で、第2話はスティーヴン=スピルバーグ(22歳の演出デビュー作!)が演出をつとめジョーン=クロフォード(64歳)が主演だった。
『スリラー劇場』(1973年 イギリス ITCテレビ 各話60分全43話)
・イギリスで制作された1話完結形式のホラードラマシリーズ。
・原題は『 THE THRILLER』で、ストーリーテラーは特にいなかったらしい。
『悪魔の手ざわり』(1973~74年 オーストラリア・ナインネットワークテレビ 各話30分全26話)
・オーストラリアで制作された1話完結形式のホラードラマシリーズ。
・心理的な恐怖の描写を重視したスリラーサスペンスが多かった。
・アメリカで制作されたため、オーストラリアよりもアメリカで活動する俳優が多く出演していた。
・原題は『 THE EVIL TOUCH』で、ストーリーテラーはイギリス人のハリウッド俳優アンソニー=クエイル(60歳)。
・日本では1982年以降、日本テレビの深夜帯でたびたび放送されていたらしい。
『オーソン・ウェルズ劇場』(1973~74年 アメリカ CBSテレビ 各話30分全29話)
・イギリスで制作されアメリカで放送された1話完結形式のホラーミステリードラマシリーズ。
・コナン=ドイル、オー・ヘンリ、モーパッサンといった古典から現代ミステリーまで、有名なホラー or ミステリー小説の短編をドラマ化したシリーズ。
・原題は『 ORSON WELLES GREAT MYSTERIES』で、ストーリーテラーは20世紀を代表する天才映像作家オーソン=ウェルズ(58歳)。
・日本では1977年1~6月にテレビ朝日の夜22時30分~23時枠で26話ぶんが放送され、日本版のスポンサーは当時ウェルズを CMに起用していたニッカウヰスキーだった。
『クリープショー』(1982年12月公開 アメリカ 120分)
・監督ジョージ=アンドリュー=ロメロ、脚本スティーヴン=キング、特殊効果トム=サヴィーニというものすごいホラーオムニバス映画。
・原題は『 CREEPSHOW(ゾクッとするショー)』。
・1949~54年にアメリカで大流行した、EC コミック社を代表とする安価なホラーコミック雑誌の作品世界の復権を目指すというコンセプト。
・ストーリーテラーはいないが、少年(演じるのはスティーヴン=キングの実の息子)が読んでいるホラーコミック雑誌の掲載作品5作が映像化されていくという形式。
・エド=ハリスやレスリー=ニールセンが各話に出演しているほか、第2話ではスティーヴン=キング本人が主演をつとめている。
・1987年の『クリープショー2』(3作オムニバス)にロメロ・キング・サヴィーニの3名は参加しているが、2006年の『クリープショー3』(5作オムニバス)には誰も参加していない。
『世にも不思議なアメージング・ストーリー』(1985~87年 アメリカ NBCテレビ 各話30分2シーズン全45話)
・アメリカで制作された1話完結形式の空想ドラマシリーズ。
・製作総指揮スティーヴン=スピルバーグ(38~40歳)、テーマ作曲ジョン=ウィリアムズで、スピルバーグ自身も一部エピソードの演出や原案をつとめた。
・原題は『 AMAZING STORIES』で、スピルバーグが少年時代に愛読したという世界初の SF小説専門雑誌『アメイジング・ストーリーズ』(1926~2005年刊行)の世界をイメージしているため、ホラーよりも SF要素のほうが強い。
・マーティン=スコッセッシやロバート=ゼメキスといった大物映画監督陣も演出に参加し、ケヴィン=コスナーやハーヴェイ=カイテルといったハリウッドスターたちも多く出演している(クリント=イーストウッドやダニー=デヴィートが演出を担当するエピソードもあった)。
・アメリカの有名な SFホラー作家のリチャード=マシスンが原作や脚本で参加しているエピソードも3作ある。
・第2シーズン第16話の『いじわる家族といたずらドッグ』は唯一のアニメ作品だったが、『ザ・シンプソンズ』のブラッド=バード(29歳)が演出・脚本をつとめ、ティム=バートン(28歳)がキャラクターデザインを担当した異色のブラックコメディだった(このエピソードのみ劇場公開され、のち1992年にスピンオフした TVシリーズが制作されている)。
・日本のみで、傑作3本をまとめた劇場版が公開されている(スピルバーグ演出エピソードももちろんあり)。
『ハリウッド・ナイトメア』(1989~96年 アメリカ HBOテレビ 各話30分7シーズン全93話、劇場版3作)
・アメリカで制作された1話完結形式のホラードラマシリーズ。
・原題は『 TALES FROM THE CRYPT(地下室の物語)』で、謎の館の地下蔵にいるミイラのような怪人「クリプトキーパー」がストーリーテラーとなっている。
・日本語版の番組タイトルが『ハリウッド・ナイトメア』の他に『ルシファー』『フィアーナイト』『ハリウッド・アドベンチャー』など統一されていない。
・1982年に公開されたホラーオムニバス映画『クリープショー』が範とした1949~54年に連載された ECコミック社のホラーコミック雑誌『 TALES FROM THE CRYPT』の掲載作品を原作としている。
・ウォルター=ヒル、ロバート=ゼメキスらが製作総指揮と数話のエピソード監督をつとめ、ブラッド=ピットやユアン=マクレガーといった錚々たるハリウッドスター陣が出演している(アーノルド=シュワルツェネッガーやトム=ハンクスが監督を担当したエピソードもある)。
・7シーズンの TVシリーズの他に、映画化された『デーモン・ナイト』(1995年)、『ボーデロ・オブ・ブラッド』(1996年)、『デス・ヴィレッジ』(2001年)の3作がある。
・テーマ曲の作曲はおなじみダニー=エルフマン。
『マスターズ・オブ・ホラー』(2005~07年 アメリカ・ショウタイムテレビ 各話60分2シーズン26話)
・アメリカで制作された1話完結形式のホラードラマシリーズ。
・トビー=フーパー、ダリオ=アルジェント、ジョン=カーペンターら世界的なホラー映画界の名匠が各話の監督をつとめるシリーズ。
・日本からは第1シーズンで三池崇史(最終第13話『インプリント ぼっけぇ、きょうてぇ』)、第2シーズンで鶴田法男(最終第13話『ドリーム・クルーズ』)が参加し、どちらも日本で TV放送時よりも内容を拡大したヴァージョンが劇場公開されている。
・三池監督の『インプリント』は岩井志麻子の短編小説『ぼっけぇ、きょうてぇ』、鶴田監督の『ドリーム・クルーズ』は鈴木光司の短編小説『夢の島クルーズ』が原作となっている。
・『インプリント』は残虐シーンのためにアメリカ本国では放送されず、日本では R-18指定として独立して劇場公開された。
《まとめてみた!! 世界のミステリー・ホラー系オムニバス or 1話完結形式ドラマシリーズの歴史年表》
1950年代
TV 『ヒッチコック劇場』(1955~65年 アメリカ CBSテレビ 各話30~60分10シーズン全361話 モノクロ)
・1955~62年は『 ALFRED HITCHCOCK PRESENTS(ヒッチコック劇場)』(30分番組7シーズン全268話)、1962~65年は『 THE ALFRED HITCHCOCK HOUR(ヒッチコック・サスペンス)』(1時間番組3シーズン全93話)
TV 『世にも不思議な物語』(1959~61年 アメリカ ABCテレビ 各話30分3シーズン全97話 モノクロ)
・原題は『 ONE STEP BEYOND(一歩先の世界)』で、「本当に起こった不思議な出来事をドラマ化する」というふれこみで心霊現象や超常現象を多く扱っていた、『奇跡体験!アンビリバボー』の元祖のような番組。
TV 『トワイライト・ゾーン』(1959~64年 アメリカ CBSテレビ 各話30~60分5シーズン全156話 モノクロ)
・原題は『 THE TWILIGHT ZONE』だが、日本では『未知の世界』『ミステリー・ゾーン』『ミステリー』というタイトルでも放送されていた(第4シーズンのみ1時間番組、それ以外のシーズンは30分番組)。
1960年代
TV 『アウター・リミッツ』(1963~65年 アメリカ ABCテレビ 各話60分全49話 モノクロ)
・原題は『 THE OUTER LIMITS』だが、日本では『ウルトラゾーン』というタイトルで放送されていた。
TV 『ウルトラQ』(1966年1~7月放送 TBS 各話30分全28話 モノクロ)
・TBS の毎週日曜日19時00~30分枠で放送された1話完結形式の空想特撮ドラマシリーズ。
・言わずと知れた日本特撮界の老舗・円谷プロの第1回制作シリーズで、次作『ウルトラマン』以降現在まで連綿と続く「ウルトラシリーズ」の第1作で、シリーズ監修は円谷英二(65歳)。
映画『世にも怪奇な物語』(1968年5月公開 フランス・イタリア合作 3本オムニバス122分 カラー)
・監督はロジェ=ヴァディム(40歳)、ルイ=マル(35歳)、フェデリコ=フェリーニ(48歳)。
TV 『四次元への招待』(1969~73年 アメリカ NBCテレビ 各話30~60分3シーズン全98話 モノクロ)
・原題は『 NIGHT GALLERY』で、第1~2シーズンの放送時間は60分だったが、第3シーズンの放送時間は30分になっている。
1970年代
TV 『恐怖劇場アンバランス』(1973年1~4月放送 フジテレビ 各話60分全13話 カラー)
・フジテレビの毎週月曜日深夜23時15~24時10分枠で放送された1話完結形式のホラー or ミステリードラマシリーズ。
・シリーズは当時、日本特撮界のエースこと円谷プロが『怪奇大作戦』(1968年9月~69年3月放送)に続く「大人向け空想ドラマ」として1969年7月~70年3月に制作していたものだったのだが、「ホラー描写が過激すぎてスポンサーが及び腰になる」という事態のために約3年間お蔵入りになっていた。
TV 『悪魔の手ざわり』(1973~74年 オーストラリア・ナインネットワークテレビ 各話30分全26話 カラー)
・原題は『 THE EVIL TOUCH』で、アメリカで制作されたためオーストラリアよりもアメリカで活動する俳優が多く出演していた。
TV 『オーソン・ウェルズ劇場』(1973~74年 アメリカ CBSテレビ 各話30分全29話)
・原題は『 ORSON WELLES GREAT MYSTERIES』で、ストーリーテラーは20世紀を代表する天才映像作家オーソン=ウェルズ(58歳)。
TV 『スリラー劇場』(1973年 イギリス ITCテレビ 各話60分全43話)
・原題は『 THE THRILLER』。
TV リメイクシリーズ『新・世にも不思議な物語』(1978年 アメリカ ABCテレビ 各話30分1シーズン全25話)
・前シリーズと同じくジョン=ニューランドがストーリーテラーをつとめた続編 TVシリーズ(原題は『 THE NEXT STEP BEYOND』)。
1980年代
映画『クリープショー』(1982年12月公開 アメリカ 5本オムニバス120分)
・原題は『 CREEPSHOW(ゾクッとするショー)』で、監督ジョージ=アンドリュー=ロメロ(42歳)、脚本スティーヴン=キング(35歳)、特殊効果トム=サヴィーニ(36歳)。
映画『トワイライト・ゾーン 超次元の体験』(1983年6月公開 4本オムニバス101分)
・監督はスティーヴン=スピルバーグ(36歳)、ジョー=ダンテ(36歳)、ジョージ=ミラー(38歳)、ジョン=ランディス(32歳)。
TV 『世にも不思議なアメージング・ストーリー』(1985~87年 アメリカ NBCテレビ 各話30分2シーズン全45話)
・原題は『 AMAZING STORIES』で、原案、製作総指揮、一部エピソードの演出をスティーヴン=スピルバーグ(38~40歳)がつとめた。
TV リメイクシリーズ『新・ヒッチコック劇場』(1985~89年 アメリカ NBCテレビ 各話30分4シーズン全80話)
TV リメイクシリーズ『トワイライト・ゾーン(第1リメイク)』(1985~89年 アメリカ CBSテレビ 各話30~45分3シーズン全65話)
TV 『ハリウッド・ナイトメア』(1989~96年 アメリカ HBOテレビ 各話30分7シーズン全93話、劇場版3作)
・原題は『 TALES FROM THE CRYPT(地下室の物語)』だが、日本語版の番組タイトルが『ハリウッド・ナイトメア』の他に『ルシファー』『フィアーナイト』『ハリウッド・アドベンチャー』などと統一されていない。
・ TVシリーズの他に、映画化された『デーモン・ナイト』(1995年)、『ボーデロ・オブ・ブラッド』(1996年)、『デス・ヴィレッジ』(2001年)の3作がある。
TV 『奇妙な出来事』(1989年10月~90年3月放送 フジテレビ 各話30分全20回)
・フジテレビの毎週月曜日深夜25時10~40分枠で放送された1話完結形式の空想ドラマシリーズで、1990年4月からレギュラー放送されることとなった『世にも奇妙な物語』の原型にあたる番組。
1990年代
TV 『世にも奇妙な物語』(1990年4月~ フジテレビ 3シーズン+スペシャルドラマシリーズ 各話15~30分全483話)
・1990年4月から放送が開始されている空想オムニバスドラマシリーズで、1990~92年に3シーズン連続ドラマ化された後は、毎年の春と秋にスペシャルドラマ枠で恒例に放送される人気長寿シリーズになっている。
映画『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』(1990年4月公開 監督・実相寺昭雄、脚本・佐々木守 106分)
・1966年に放送されたTV シリーズ『ウルトラQ』の初映画化作品だが、内容はキャラクター名を借りただけで、前作や他の「ウルトラシリーズ」との直接のつながりはない(ただし、 TVシリーズの一ノ谷博士の写真だけはサービス出演する)。
・内容はオムニバス形式ではなく、1本の長編作品。
マンガ『アウターゾーン』(1991年4~6月、12月~1994年4月連載 作・光原伸 全116話)
・天下のマンガ雑誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2期3年間にわたり連載された1話完結形式の空想SF ホラーマンガ(コミックス全15巻、コミック文庫版全10巻)。
・季刊ホラーマンガ雑誌『コミック特盛』(ホーム社)の2011年秋号(10月)から、約20年ぶりの新連載にして正式続編の『アウターゾーン リビジテッド』が開始されている(現在、コミックスは第1巻)。
オリジナルビデオ『ほんとにあった怖い話』(1991年7月~92年7月 各巻50~60分全3巻)
・ジャパンホームビデオから販売されたオムニバス形式のオリジナルビデオシリーズで、のちに1999年から現在までフジテレビで放送されることとなった人気シリーズ『ほんとにあった怖い話』の原型にあたる。
・全話の監督は鶴田法男(30~31歳)で、脚本は小中千昭(30~31歳)。
TV 『本当にあった怖い話』(1992年4~9月 テレビ朝日 各話30分全38話)
・テレビ朝日の毎週月曜日20~21時枠で放送された毎回2本立てオムニバス形式のホラードラマシリーズ。
・フジテレビの『世にも奇妙な物語』やオリジナルビデオ『ほんとにあった怖い話』シリーズの大ヒットを受けて制作されたシリーズだったが、それらや朝日ソノラマのホラーマンガ雑誌『ほんとにあった怖い話』とは直接の関連はない。
TV 『if もしも』(1993年4~9月放送 フジテレビ 各話60分全18回)
・1992年9月まで同局の同放送枠でレギュラー放送されていた『世にも奇妙な物語』の派生番組で、物語の途中で必ず主人公が「運命の分岐点」に遭遇し、選択されたハッピーエンドのパターンとバッドエンドのパターンとの2つが放送されるという特殊なドラマ内容。
TV 『学校の怪談』(1994年1~3月放送 関西テレビ 各話30分全11話、のちに2001年までスペシャルドラマ化)
・関西テレビ(フジテレビ系列)の毎週金曜日19時00~30分枠で放送された1話完結形式のホラードラマシリーズ。
・1994年にレギュラー放送された後は、1996~2001年に毎年1作ずつのペースでオムニバス形式のスペシャルドラマが制作された。
・黒沢清、清水崇、中田秀夫、鶴田法男、高橋洋といった日本ホラー映画界の立役者のほか、矢口史靖、片岡Kといった多彩な顔ぶれが制作に参加している。
TV リメイクシリーズ『新・アウター・リミッツ』(1995~2002年 アメリカ 20世紀フォックステレビ 各話45分7シーズン全152話)
TV 『いとしの未来ちゃん』(1997年4~6月放送 テレビ朝日 各話30分全11回、最終2話は前後編形式)
・テレビ朝日の毎週土曜日深夜23時28~58分枠で放送された1話完結形式の近未来空想ドラマシリーズ。
・全話の脚本と演出を TV演出家の片岡Kが務めており、近未来考証は小説家の渡辺浩弐が担当している。
TV 『幻想ミッドナイト』(1997年10~12月放送 テレビ朝日 各話30分全11回、最終回のみ60分スペシャル)
・テレビ朝日の毎週土曜日深夜24時40分~25時10分枠で放送された1話完結形式の空想ドラマシリーズ。
・全話にわたり筒井康隆、宮部みゆき、綾辻行人、京極夏彦ら人気作家の小説を原作としている。
TV 『怖い日曜日』(1999年7月~2000年11月放送 日本テレビ)
・日本テレビの毎週日曜日昼11時40分~12時枠で放送された実話投稿形式のホラーオムニバスドラマシリーズ。
・1999年いっぱいは10月から『怖い日曜日 新章』にタイトルを改めて放送が継続され、20001~6月の中断をはさんで7~11月は『怖い日曜日2000 』として放送された。
・番組制作時点では原作の実録怪談集『新耳袋』はまだ完結していなかったが、毎回5~10分のホラードラマが2~4作収録されている内容で、『新耳袋』のエピソードが全115話ぶん映像化された。
TV 『ほんとにあった怖い話』(1999年8月~ フジテレビ)
・1999~2003年にスペシャルドラマとして放送され、2004~05年に2シーズン連続ドラマ化された後は、毎年の夏にスペシャルドラマ枠で恒例に放送される人気シリーズになっている。
・オムニバス形式で放送されるエピソードはおもに各話5~30分の内容になっており、最新作の『夏の特別編2012』(8月放送)までに全159話のエピソードが制作されている。
2000年代
映画『世にも奇妙な物語 映画の特別編』(2000年11月公開 4本オムニバス120分)
・監督は落合正幸(42歳)、鈴木雅之(42歳)、星護(42歳)、小椋久雄(46歳)といった TVシリーズのベテラン陣で、タモリのストーリーテラー部分のドラマ脚本は三谷幸喜(39歳)が担当した。
TV リメイクシリーズ『トワイライト・ゾーン(第2リメイク)』(2002~03年 アメリカ UPNテレビ 各話30分1シーズン全43話)
TV 『怪談新耳袋』(2003年2月~ BS-TBS 9シーズン全111話)
・BS-TBS で2003年2月から不定期に放送されているホラーオムニバスドラマシリーズ。
・TV 放映版は毎シーズン1~3回で集中的に放送されており(最新第9シーズンは2010年5月放送)、劇場版は5作公開されている(2004年8月~2012年8月)。
・演出に清水崇、鶴田法男、雨宮慶太といった有名映画監督が参加しているほか、脚本家の高橋洋が演出を担当しているエピソードもある。
TV 『ウルトラQ倶楽部』(2003年10月~04年3月放送 TBSラジオ 各話20分全25話)
・TBS ラジオの毎週日曜日19時30分~20時に放送されていた30分番組で、前半は『ウルトラQ』(1966年)の直接の続編となる空想ラジオドラマ、後半は出演者や製作スタッフによるトークという構成になっていた。
・前作『ウルトラQ』に引き続き、およそ40年ぶりに万城目淳・戸川一平・江戸川由里子の3名がオリジナルキャストで出演していた。
オリジナルDVD 『ほんとうにあった怖い話』(2004年3月~ ブロードウェイ)
・オリジナルDVD の他に劇場版が3作制作されている(2004年3月公開の『ほんとうにあった怖い話 怨霊』、2010年10月公開の『ほんとうにあった怖い話 3D』、2012年10月公開の『ほんとうにあった怖い話 プレミアム』)。
TV 『ウルトラQ ダークファンタジー』(2004年4~9月放送 テレビ東京 各話30分全26話)
・テレビ東京で毎週火曜日深夜25時00~30分に放送された1話完結形式の空想特撮ドラマシリーズ。
・『ウルトラQ』(1966年)のタイトルを冠した2作目の TVシリーズとなるが、前作との直接の関係は説明されておらず、『ウルトラマン』以降の「ウルトラシリーズ」とも関連がない。
・映画監督の金子修介のほか、ホラー映画方面からは小中千昭、高橋洋、鶴田法男が制作に参加している。
TV 『マスターズ・オブ・ホラー』(2005~07年 アメリカ・ショウタイムテレビ 各話60分2シーズン26話)
・トビー=フーパー(62歳)、ダリオ=アルジェント(65歳)、ジョン=カーペンター(57歳)ら世界的なホラー映画界の名匠が各話の監督をつとめるシリーズで、日本からは第1シーズンで三池崇史(45歳)、第2シーズンで鶴田法男(45歳)が参加し、どちらも日本で TV放送時よりも内容を拡大したヴァージョンが劇場公開されている。
TV 『トリハダ 夜ふかしのあなたにゾクッとする話を』(2007年3月~12年9月 フジテレビ)
・6作の TVドラマ(2007~09年)と1作の劇場版(2012年9月公開)が制作されており、すべての演出・監督を TV演出家の三木康一郎がつとめている。
・同じ三木康一郎の演出で制作された日常ホラーオムニバスドラマとして、『カクセイ 恐怖に目覚める6つのストーリー』(2011年3月放送 主演・橋本愛)、『ドクロゲキ』シリーズ(2012年1~6月放送)、『ホラーアクシデンタル』(2013年2~3月放送 主演・三浦由衣)がある。エピソードの方向性は『トリハダ』シリーズとほぼいっしょ。
2010年代
『ネオ・ウルトラQ』(2013年1~3月放送 WOWWOW 各話30分全12話)
・WOWWOW で毎週土曜日21時00~30分に放送された1話完結形式の空想特撮ドラマシリーズ。
・『ウルトラQ』(1966年)のタイトルを冠した3作目の TVシリーズとなるが、前2作との関係は説明されておらず、『ウルトラマン』以降の「ウルトラシリーズ」とも関連がない。
……毎回毎回、長くってほんとに申し訳ないです、ハイ。
そんじゃまた、な~んもか~んもひっくるめての雑感は、まったじっかい~っと。