私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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クヌギシギゾウムシかな?:口吻のるつぼたち①

2021-08-18 17:39:14 | オトシブミ・チョッキリ・ゾウムシの仲間
2021年8月18日(水)

コナラクヌギシギゾウムシのメスかな? 10mmほど

20210816

雨上がりの間に久しぶりに昼間の近所散歩。
幸いなことに、今回私の地域では降水量も比較的に少なく
たまたまなのだが、我が家近辺は国交省の『ハザードマップ』から一切はずれてるから。

ま、外出自粛は順守しつつ、人に会うこともない散歩。
釣りもガサも私の場合ほぼ不要不急の遊び、すっかり手を引いて、もう1年半続けてる散歩。

今回の山道散歩は、コナラ・クヌギ・カシの若いドングリの観察をサブテーマに・・・
「会いたいゾウムシがひょっとしたらおるかもしれん!」
なんとなくそう感じたのだ。

もう帰ろうかと踵を返す最後のコナラアラカシの枝に・・・
「お、お、おった~!」


驚いたのなんの・・・幼い頃から図鑑でしか見たことのないシギゾウムシの仲間やんっ!
一度でいいからコイツを見てみたかったんじゃあ~!
まさか近くの裏山におったとは・・・

念のためポケットに突っ込んでた『生ごみ用水切りネット』を下に広げといて、震える手でパチリ!

ポトン!
あっさりと身投げして、うまいことネットに落ちたっ!
なので、自然下での画像は1枚きり。

ネットにシギゾウムシとコナラアラカシの枝を入れ、帰り道はルンルン!

さっそく大きさを測る。


幸いなことにゾウムシやハムシの仲間は、身投げもするし疑死(死んだふり)もする。
つつくとしばらく動かない。

長い口吻を省いて、ちょうど10mmほどの大きさだ。

さて、次は『ヤラセ撮影』をしておかないと・・・
持ち帰った小さな命、できるだけキレイに撮っておかないと礼に反するもん!

まず、フラッシュたいて・・・


あかんっ! 動きまくりよる。


興奮(口吻)のるつぼと化して
玄関に座りこみ、1人わ~わ~やってたら、隣の家の子が不思議なもん見るみたいに顔を出して引っ込んだ。
そうだよね、夏休みなんだよなあ。
雨と感染急拡大でどっこも行けずにつらかろなあ・・・
いかんいかん、静かに静かに・・・!
ええ年こいたおじさんが「ちっちゃな虫ではしゃいどる」なんてなこと、時間をかけんと説明できんもん!

はしゃぐのとフラッシュたくのをやめて・・・100枚以上撮った。


ゾウムシという名は「吻が長い」から。
シギゾウムシという名は「特に長くて鳥のシギ類のくちばしに似てる」から。

似てるといえば似てるのかなあ・・・

長い口吻の途中に触角があるのは、ずっと疑問だった。
「産卵のために実に穴をあけるんに邪魔じゃないかなあ?」と・・・

この謎が実際に眼にしてみると見事に解決したんじゃわ~!


触角から顔までの吻に溝があるじゃんっ!


たぶん、ここに収納するんやわ。
だから「触角が直角に曲がっちょる」んやわ、なるほどなあ~!

と、撮影も終わり、もとのコナラアラカシに戻して・・・
たった30分ほどの迷惑かけない散歩で、もう2日間も楽しめてるんだからねえ。

後は、コナラシギゾウムシなのかクヌギシギゾウムシなのかがはっきり分かればいいんだけどなあ~
この1匹だけだったからなあ。

ま、周りにクヌギも多い中、コナラに似たアラカシの若実にいたからね、一応「コナラシギゾウムシ」ということに・・・
したんだけどね、上翅後方に帯模様がはっきり見えるので「クヌギシギゾウムシ」っぽいのかなあ?
しかも、口吻が長いのでメスなのかなあ?

ややこしいとこにおってからに、も~!