私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

オオシマザクラ Cerasus speciosa :お気に入りの桜

2023-04-06 09:38:45 | 植物
2023年4月6日(木)

オオシマザクラ Cerasus speciosa かな?

20230328 花径35mmほど

白い大きな花弁と緑のがく・若葉が晴天によく映える。
日本には10数種の野生のサクラ属があるとされる中の1つ。
山歩きならヤマザクラが、花見ならオオシマザクラが、サクラの中では私のお気に入り。


このオオシマザクラ、日本固有種だそうだし、香りも強い。
古くから桜餅を包む塩漬けの葉はコイツの葉、だからモチザクラなどという通称もある。
丈夫でよく成長するから薪にも利用され、タキギザクラとも呼ばれる。
もちろん、花に昆虫もくる。
そして、品種でも交雑種でもないから「果実・種子」もよくでき、鳥や小さな哺乳類の役にも立っている。

至れり尽くせりだと思うんだよね。

ま、日本国中サクラは植林されていて、その大半が
ソメイヨシノ 

20230325

江戸時代末期につくられたオオシマザクラとエドヒガンの交雑種だ。


ソメイヨシノは交雑によってつくられた改良種だから両親の良いとこどり。
だから、コイツはコイツで美しくて丈夫でいいと思う。
思うけど、「お花見」=「桜」=「ソメイヨシノ」みたいな感覚は、多様性を奪っていく気がするんだよなあ。
葉にも花にも香りはほぼないから、桜餅にもできなかったり
交雑種だから実もろくにできず、やってくる鳥たちも偏っていったり
クローンで増やし続けている弊害も生まれてたりもする。

日本のサクラは品種も含めれば何百種もあって・・・
たとえば、この小さめの濃い桃色のサクラ、素人の私には何という名なのかわからない。


オオシマザクラを片方の親とする交雑種も数え切らず
まとめて「サトザクラ」という通称で呼んでいたりするらしい。

そして、地元に30本近く植えられたオオシマザクラ並木があるのはうれしい。

私が最初に載せたオオシマザクラも合っているかどうかはわからないけど
桜ひとつとってもいろんな種類が自生している日本の多様美が私は好きだ。

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コメント
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