2020年5月14日(木)
外出自粛中の散策で出会った生き物たちの話はまだまだ書ける。
今日は、本来地中にこもっていないといけない生き物たち。
まず、瀕死のシーボルトミミズ、体長30cmは優に越えてたな。
最初、ヘビや!思うて近づいたもんな。
アスファルトの上で、もうひからび始めてた。
あれほど『外出してはいかん』と言っとっただろ?
陽気につられ、ニュルニュル出てくるからだよ。
もうどうにもならんわな。
濃い紺色をした日本最大のミミズで、西日本の山林でよく見かけるのだが・・・
恥ずかしながら、私はずっと「ヤマミミズ」と呼んでいた。
散策帰りには、もうすっかり・・・
今回調べ直して、まさか「シーボルトミミズ」が正式名だとは・・・
シーボルトは、ご存知の通り日本の近代博物学の土台をつくりあげたお方。
鳴滝塾などと弟子たちの育成もしてくれたお方。
そんなお方の名前をミミズにつけるとは・・・
もちろん、シーボルトがこのミミズの最初の記録を残してるし
それにちなみ、学名も Pheretima sieboldi と、ちゃんとシーボルトの栄誉をたたえてるのだが。
シーボルトは、日本で実に多くの動植物を記録しているからなあ。
だが、探してみても『シーボルト○○○』みたいな名をもつ生き物が他には出てこないのよね。
不思議。知らんかったし、謎のまんま。
続いて、ケラ
これまた、アスファルトへ出てるのをかみさんが見つけた。
出会ったのは10数年ぶりかもしれない。
コオロギに近い仲間で、夜中に「ジージー」と鳴く正体はコイツ。
昔の人は、「ミミズが鳴いてる」と思ってたらしいから
シーボルトミミズなんかは大きな声で鳴いてたことになるな。
コイツ、まだ元気だったから、撮影しながら
土の方へと追いやって
巣ごもりするように指導しておいた。
幼い頃、コイツとよく遊んだことを思い出す。
で、ふと疑問が湧く。
生息分布はどうなのだ?
あの背中の羽の様子じゃ、移動もろくすっぽできんハズ・・・
ところがである。
日本全国にいる、と書いてあるのである。
そして、な、な、なんと『飛ぶ』と書いてるではないか!
短い上翅の下に折りたたんだ下翅をもっていて、広げて飛ぶと書いてるではないか!
幼い頃、さんざん遊んだのに、知らんかったわあ。
放り投げたりしても飛ばんかったと思うんだけどなあ。
夜行性だから夜しか飛ばないのかなあ。
手に入れた大概の昆虫は一度は放り投げてるハズ・・・
知らんかったし、今度会ったときに、この謎を解いてみようかな?
外出自粛中の散策で出会った生き物たちの話はまだまだ書ける。
今日は、本来地中にこもっていないといけない生き物たち。
まず、瀕死のシーボルトミミズ、体長30cmは優に越えてたな。
最初、ヘビや!思うて近づいたもんな。
アスファルトの上で、もうひからび始めてた。
あれほど『外出してはいかん』と言っとっただろ?
陽気につられ、ニュルニュル出てくるからだよ。
もうどうにもならんわな。
濃い紺色をした日本最大のミミズで、西日本の山林でよく見かけるのだが・・・
恥ずかしながら、私はずっと「ヤマミミズ」と呼んでいた。
散策帰りには、もうすっかり・・・
今回調べ直して、まさか「シーボルトミミズ」が正式名だとは・・・
シーボルトは、ご存知の通り日本の近代博物学の土台をつくりあげたお方。
鳴滝塾などと弟子たちの育成もしてくれたお方。
そんなお方の名前をミミズにつけるとは・・・
もちろん、シーボルトがこのミミズの最初の記録を残してるし
それにちなみ、学名も Pheretima sieboldi と、ちゃんとシーボルトの栄誉をたたえてるのだが。
シーボルトは、日本で実に多くの動植物を記録しているからなあ。
だが、探してみても『シーボルト○○○』みたいな名をもつ生き物が他には出てこないのよね。
不思議。知らんかったし、謎のまんま。
続いて、ケラ
これまた、アスファルトへ出てるのをかみさんが見つけた。
出会ったのは10数年ぶりかもしれない。
コオロギに近い仲間で、夜中に「ジージー」と鳴く正体はコイツ。
昔の人は、「ミミズが鳴いてる」と思ってたらしいから
シーボルトミミズなんかは大きな声で鳴いてたことになるな。
コイツ、まだ元気だったから、撮影しながら
土の方へと追いやって
巣ごもりするように指導しておいた。
幼い頃、コイツとよく遊んだことを思い出す。
で、ふと疑問が湧く。
生息分布はどうなのだ?
あの背中の羽の様子じゃ、移動もろくすっぽできんハズ・・・
ところがである。
日本全国にいる、と書いてあるのである。
そして、な、な、なんと『飛ぶ』と書いてるではないか!
短い上翅の下に折りたたんだ下翅をもっていて、広げて飛ぶと書いてるではないか!
幼い頃、さんざん遊んだのに、知らんかったわあ。
放り投げたりしても飛ばんかったと思うんだけどなあ。
夜行性だから夜しか飛ばないのかなあ。
手に入れた大概の昆虫は一度は放り投げてるハズ・・・
知らんかったし、今度会ったときに、この謎を解いてみようかな?
2年前の6月にポピー畑で出会ったきりです。
教えを守り干からびないように
気をつけてくれるといいですね(^o^)
ケラは関東でも見たことありますね。ちょっとメカニックな感じでカッコいいです。
会うと、一気に幼い頃手の中に閉じ込めて遊んでいたことを思い出します。
カワイイし、とても飛べそうにもないずんぐりむっくりですよね。
本当に飛ぶのかなあ?
何でうちの家の灯りに飛んでこないんだろう?
裏山への山道ですから、田舎の立派な里山です。
ミミズを馬鹿にしてるつもりはないのですが
シーボルトの名を冠するには力不足な気がします。
クロダハゼなんかも、なんとなく命名としては微妙です。
ただ、大人になったら見る機会が無く、最後に見たのがいつだったのかも思い出せません。
家庭菜園の真似事を始めたので、近々、感動の再会があるかもです。
本当、一気に子どもの頃の感覚がよみがえってきます。
菜園、楽しみですね。
期待しています。
ま、整合性がとれていないと、少し不満があるかな?
ヨシノボリ種群の中のトウヨシノボリたちの整理がないままのクロダハゼの位置づけは少々良いとこ取り的な感じがすることと、なぜヨシノボリ種群の中で「クロダヨシノボリ」としないのか?とひっかかってるだけです。
先取権があるからなのでしょうが、当時論文を発表された黒田先生も、現状を知っておられれば「クロダハゼ」とはしていなかった気がするんです。
標準和名は、ある程度自由な裁量もあるはずですし、学名に名前は入っている訳ですから。
長くなりました。
申し訳ありません。