私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

イダテンギンポ:二度釣りでぃ!の巻  釣査88種目

2017-06-11 21:40:23 | 周縁魚
2017年6月10日(土) その①

イダテンギンポのメスである。


抱卵中の腹ははちきれんばかりだ。

同じくオスである。


婚姻色が出るのか否かは知らないがヒレが大きく発達している。

何度も手にしてると分かるようになってきた。
つまり、私も相棒もたくさんたくさん釣れたのである。

通院が予定より早く終わり、一目散でイシガレイをねらって干潟の突堤へ・・・・・・

あかん・・・・・・満潮やないか。
潮も確かめんと飛び出してしもうた。

しかたがないので、潮が引くまで初ポイントのなんちゃらマリーナでひまつぶし。


この石段に腰かけ、飯を食いつつ、のんびり竿を出す。
カキ殻もついてないきれいな岩はだなのだ。
潮が高いときに浸かってる程度で、魚がすんでるワケがない。

「父さん、アタリがしょっちゅうあるよお!」
そんなワケがない。
また岩と岩とのすき間にハリをひっかけたんだろうね。

「父さん、釣れたあーッ!」
なんじゃとお!
私の完璧な理論をいつもいつもコナゴナにくずしおってからに!

「イダテンギンポじゃないかあ!」 というテンマツなのである。


「えっ? カキ殻の中にすんでんじゃないの?」と言いたくなるくらい
よくよく見るとたくさん岩の上をチョロチョロお散歩しとるのであった。

上から見るとまるでドジョウだ。


何がおかしいのかしらんが笑っておられる。カワイイ。


初めて釣った魚でもあるし、手のひらにのせてじっくり拝ませてもらうことにする。


「痛ってえ!」
私の親指にかみついてきたのである。
少々手荒に振り回したりもしたが、全然はなそうとせんわ。


血もにじんできたぞ。

ま、たかがしれとる。
私も、我が子も、若い頃にはこうして世間にはむかってきたものだ。

ともあれ、イソゴカイで釣り、私の親指でもう一度釣ったのである。
見事な二度釣りなのだ。

口の中をのぞいてみることにする。


前歯は上下ともに小さく並んどるけど、下の八重歯が大きくてするどいねえ。
おっ! 上の八重歯も小さいけど、するどいぞ。
アゴが板バネのようにカッコンカッコン動くんだなあ。
このしくみで強くかみつけるってワケね。

おもしろいなあ!

ま、♬ あなたがかんだ親指が痛い ♫ なんてほどには痛くない。


ちょうど血液検査の採血注射くらいのもんだ。


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